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名古屋シルバーバーチ読書会

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このコーナーでは、「シルバーバーチの霊訓」やスピリチュアリズムに関わるさまざまな内容を取り上げます。

2015.3.15

3月の学習内容―「死後の世界」の存在がもたらすもの

〈宗教者の苦悩〉

以前テレビで臨床宗教師の若いお坊さんの話を見ました。臨床宗教師というのは、宗教や宗派の違いを超え、被災地や医療現場などで人々の悲しみに寄り添う宗教者ことです。教会以外で活動する欧米の“チャプレン*1”のような存在です。2012年に臨床宗教師の養成講座が初めて創設されたばかりで、その歴史は浅く、まだ多くの試行錯誤を繰り返しています。テレビで見たお坊さんも臨床宗教師として活動を始めたばかりで、末期がんの人のやり場のない恐怖や怒り、長年の闘病生活を続ける人の苦しさやつらさ――こうした現状を目の当たりにしながら寄り添い、自問自答を繰り返していました。死を迎える人の不安・恐怖をどう理解し、どう和らげていくか――苦悩する宗教者を見て、「霊界の事実を知ってほしい」と痛切に思いました。「死は怖くない」「死後の世界がある」「死後の世界はこんなにいいところ」こうしたことを知り、確信を持っていれば、それを生き生きと語ってあげられるのではないでしょうか。終末期を迎える人々と接する者こそ、死後の世界の事実を真っ先に学んでほしいと思います。宗教者は、その使命として「死後の世界があること」を語っていかなければならないのではないでしょうか。

チャプレン*1……教会・寺院に属さずに施設や組織で働く聖職者(牧師、神父、司祭、僧侶など)。

*関西シルバーバーチ読書会では、「死後の世界」の存在がもたらすもの〈脳死判定〉〈葬式〉 ↗を掲載しています。そちらもぜひお読みください。


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