学習のポイント

名古屋シルバーバーチ読書会

学習のポイント

「シルバーバーチの霊訓」は、これまで地上に伝えられた霊界通信の中で、最も優れたものです。「シルバーバーチの霊訓」によってもたらされた霊的真理は、質・量ともに他の霊界通信を圧倒しています。私たちの読書会では、「シルバーバーチの霊訓」をただ読むだけでなく、ポイントを絞ってシルバーバーチの示してくれた霊的真理の理解を深めていきたいと思っています。私たちが日常生活の中で、特に意識し努力しなければならないことを中心に、大霊や高級霊の重い、スピリチュアリズムの大原則 などを、毎回何ヶ所か取り上げています。ここではその内容を簡単に紹介します。

2013.4.21

2章悟りは苦しみの中から生まれるのです〈3〉

●真の宗教とは
(P60-1行目~後ろから7行目)
  • 宗教とは
    人のために自分を役立てること(サービス・奉仕)
  • 神学・教義・儀式・祭礼・教典・祭壇・建物・法衣何の意味もない
  • 思いやり・やさしさ・同情心(利他愛)
  • 邪悪なものに対しては敢然と闘う
●霊的視野による判断
(P62-3行目~P64-2行目)
  • 霊界人は地上的観点で判断しない(感情・近視眼的無分別など)
  • 判断基準は「動機」
  • 人間の誰もが持っている善悪の判断装置良心・道義心
  • 自分の思考と行動を監視する絶対誤ることのない装置
  • 真の自我は良心の声がわかっている

*地上で生活している私たちは、住む国によってあるいは地域によって、会社や学校などの集団によって様々なルールがあります。全体としてうまく運んでいくために、個々の勝手な行動が規制されているわけです。そうしたルールが守られれば、その集団は安定します。ところがそのルールを守らず身勝手な事をするものが現れると、全体の調和が乱れ、皆が不快な思いをすることになります。神の摂理はそれ以上に大きく広い世界を支配しているルールです。国も民族も宗教も関係ない普遍的なルールです。そして人間はその摂理に合わせれば霊的成長する道へ、摂理に背けば霊的成長を阻害する道へと進むことになります。その時に働くのがこの善悪の判断モニター(良心・道義心)です。

私たち人間には、必ずこの善悪の判断モニターが備わっています。神の分霊として生まれてきた私たち人間は、神の望まれる霊的成長の方向、つまり善の方向を志向するようにできています。それに背こうとすると嫌な感じがしたり躊躇したり、疑念が湧いてきたりしてきます。ところが肉体を持っているがゆえの本能的な思い、利己的な思いがあるためにその良心が知らせてくれる信号を素直に受けとめず、何とか理屈をつけて自分の都合のいいように解釈してしまうのです。ここでも地上ならではの様々な葛藤があるわけです。とはいえ、間違った選択をすれば間違った選択に対する答えが出るのが摂理です。要は「カルマ」をつくるということです。そして私たちは否応なくカルマを清算する方向へ歩み出さなくてはならなくなるのです。本当に神の造られた摂理はすごいですね。

●無用な議論と霊的真理の実用志向
(P64-3行目~P65-8行目)
  • 地上に必要なのは難解な哲学的思考ではなく、基本的な霊的知識
  • 地上の悲劇の原因(スラム・不平等・不正)を一掃することが必要
  • 人間の霊性を踏みにじっている敵(間違った宗教・霊的無知・利己主義)と戦う
  • 関心を向けるべき基本的な目的とは
    地上生活において霊的教訓を学べるような環境にすること
  • 霊的知識も持たず、何の準備もないまま霊界へ行くような事態を改めること
●霊的無知からの解放
(P65後ろから6行目~P67後ろから1行目)
  • 地上世界は、これまで"教条主義"によって呪われ続けてきた(間違った宗教)
  • 霊的無知がすべての悲劇の原因
  • 霊的知識を手にした者が地上を改革していく

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