学習のポイントと感想

名古屋シルバーバーチ読書会

学習のポイントと感想

今月は『シルバーバーチの教え』のまえがきと序文を読みました。これまで読んだことがなかったという人や、さらっとしか読んだことがないという人もいました。おそらく世の中の多くの人も同じような状態だと思います。短いまえがきや序文の中に、シルバーバーチの交霊会の背景やシルバーバーチの霊訓が他の霊界通信とは全く違うということを確認しました。編集者のA・Wオースチンのまえがきやハンネン・スワッファーの序文をじっくり読むことで、シルバーバーチの霊訓を手にできたことの幸運を改めて確認できました。

●『シルバーバーチの教え』(上)まえがき、序文

『シルバーバーチの教え』(原題“Teachings of Silver Birch”)は、A・Wオースチンが編集したシルバーバーチの霊訓としては初期の出版物です。(1938年)オースチンは、とても知的で頭の切れるジャーナリストです。オースチンの優れた編集能力と真理に対する深い理解のおかげで、『シルバーバーチの教え』は、スピリチュアリズム・シルバーバーチの「入門書・概論」と呼べる内容になっています。オースチンが挙げたテーマは、「シルバーバーチについて」「スピリチュアリズム運動について」「神について」「宗教について」「人生について」「死について」――こうした重要な内容が前から順に並べられています。(『シルバーバーチの教え』の目次を参照)オースチンの編集した霊訓のおかげで、シルバーバーチが何を伝えようとしたのかを体系的に理解することが可能となりました。

「序文」を書いたハンネン・スワッファーは、“ハンネン・スワッファー・ホームサークル”の主宰者です。シルバーバーチの交霊会の前半期の中心的人物です。“フリート街の法王”という異名を持つ有名なジャーナリストです。スワッファーは、シルバーバーチの交霊会のうわさを聞き、1930年頃、はじめてシルバーバーチの交霊会に出席することになりました。そしてシルバーバーチの語る内容のあまりのすばらしさに、これは何としても世の多くの人に知らせなければと、使命感をもって普及に携わりました。“ハンネン・スワッファー・ホームサークル”には、当時の有名人が次々とゲストとして参加しました。スワッファーほどの人物が絶賛するシルバーバーチという霊の交霊会に、ぜひとも参加してみたいと多くの人が思ったのです。その背後に霊界の導きがあったということは言うまでもありません。

●『シルバーバーチの霊訓』は、シルバーバーチという一人の霊からの通信ではない ↗

●シルバーバーチの霊界通信は奇跡的な霊界通信

霊界通信というと、「霊界の霊が送ってくる通信」で、どれもみな同じだと思っている人が多いかもしれません。霊界通信のほとんどは、“幽界”にいる霊から送られてきたものです。死後まだあまり時間が経っていない霊からのものが90%以上、99%といっていいかもしれません。幽界での霊的純化が終わって本格的な霊界へ赴いた霊からの通信はあまりありませんが、まれに霊界でも比較的低い界層からの通信はある程度です。(『500に及ぶあの世からの現地報告』のローズの場合など)こうした実態を踏まえてみると、シルバーバーチの霊界通信は、“奇跡”といってもいいようなまれな霊界通信です。
シルバーバーチ霊自身は、再生不要の高級霊界にいる霊です。直接地上とコンタクトをとることはできない世界にいる高級霊です。そのため、幽界に霊界サイドの霊媒を置いて、地上の霊媒に通信を送るという特殊な形をとることになりました。霊界サイドの霊媒がシルバーバーチの肖像画として描かれている“レッドインディアン”です。そして地上の霊媒がモーリス・バーバネルということになります。一般的な霊界通信ではありえない、高級霊からの通信だからこその奇跡的な霊界通信なのです。

参加者の感想

本日はシルバーバーチ交霊会の背景、シルバーバーチ霊について、及びハンネン・スワッファー・ホームサークルまでの流れを教えていただきましたが、こうした地上に現象として現れる以前に霊界において立てられていたであろう計画を想像すると、霊界側の本気度が伝わってきました。霊界通信の中でも「何としてもこの度は地上に真理を根付かせたい」というような内容を伝えていたところがありますが、今回こそは真理を地上に確実にもたらし、地上人類を救いの道へと歩ませようとする霊界側の愛をとても感じました。そして本当の愛、利他愛とは、私たちがパッと思い浮かべるような愛ではなく、もっともっと深いものなのだなということが感じられました。そうした深い愛に少しでも恩返しをできる生き方をしていきたいと思いました。(40代女性)

イエスの高級霊団より出発した、この霊界からの大計画が通信霊シルバーバーチを通して、60年の年月をかけて届けられた内容の目的、すべてがきめ細かく準備された人物を通して、後世に広められるようにされていることを、改めて学びました。編集者のA・Wオースチンやハンネン・スワッファー、その他の方々の精誠なくしては、今現在我々がこの世界最大の霊的真理を手にすることができなかったと思うし、感謝以外の何ものでもありません。体系化された教えを通して救われ、人生の成長に役立てられるように、実践を重ねてまいりたいと思います。また、霊界側からの計算された配慮に感謝いたします。(50代女性)

本を読む前に、まえがきとかはサラ―と流すだけで本題の方に入っていました。今日改めて2ページの読み解きをしましたが、ほんの数十行に思いがつまっていてビックリです。これからは、前書き、序文、あとがきも読み解けたらと思いました。霊的時期の来た人は、守護霊が導いてくれるお聞きし、私たちが本を探して普及会を知ったのも導きがあったのだと感謝です。2月11日に実母が亡くなりました。この教えを知っていたので、悲しみも少なくてすみました。母に語りかける言葉は、必要な内容を伝えられたのではと思っています。(50代女性)

今日は『シルバーバーチの教え』の編集者のA・Wオースティンの編集者のまえがきのところから、シルバーバーチの教えはイエスを中心に高級霊団からシルバーバーチをマウスピースとして伝えられた霊界通信であり、現在の地上世界に示された最高の霊的啓示であることを教えていただきました。それを受け入れるかどうかは地上の人間の能力にかかっていて、様々な辛い体験を通してそれを受け入れる準備ができ、守護霊や霊界の導きによりその教えを手にすることができるというとても素晴らしい神の配慮があることがわかりました。シルバーバーチの霊訓が書籍として手にして学ぶことができる、また読書会でわかりやすく教えていただくことができ、少しずつ深い意味を理解する方向へ導かれていることがとてもうれしいと思いました。ありがとうございました。しっかり内容を理解することで他の人へ伝えることができるように勉強していきたいと思います。(50代女性)

今回はシルバーバーチの霊訓がどのような経路で私たちのもとに届けられたのか……を、A・Wオースティン編『シルバーバーチ教え』(上)のまえがきと序文をもとに講義して頂きました。今までシルバーバーチについても何となく漠然としたイメージしか持っていなかったのですが、交霊会やそこに関わった人々の様子を知るのと並行して、シルバーバーチの実在、また人物像がリアルに感じられるようになりました。高級霊団の存在については、まだ漠然とした感覚ですが、これから少しずつ学んでいくことによって、より実感を持った存在として感じられるのではないかと思います。スピリチュアリズムが抽象的な思想でなく現実の事象であることを感じられることは、心に力が湧き、嬉しく感じました。(60代女性)

本日は『シルバーバーチの教え』(上)A・Wオースティンのまえがき、ハンネン・スワッファーの序文を丁寧に読み、シルバーバーチの霊界通信の背景を初めて認識して、その素晴らしさに改めて心が躍動しています。イエスを中心とする高級霊の大霊団からの霊的真理の総意の一部を、幽界におけるレッドインディアンの霊媒を通して地上人に伝えられた霊界通信として、私たちが学べることは、本当に奇跡的な事であり、なんてありがたいことなのかとつくづく感じています。今一度、『シルバーバーチの教え』をじっくりと心を込めて読んでいきたいと思いました。(50代男性)

「編集者まえがき」「序文」の学びを通して、シルバーバーチの霊訓がどのようにして編集されたのか、その詳細を確認でき、たいへん嬉しく思いました。(真理の学びも勿論ですが、この経路を知ることも重要なことだと思います。)私がシルバーバーチの霊訓を学ぼうとしたのは、このまえがきの言葉の一つ一つに心打たれたからでした。霊的真理に対する姿勢の素晴らしさに打たれたからです。(そして、学ぶ根底には、いつもこの言葉が響いています。)本日もありがとうございました。(60代女性)

文章や言葉の背後には、いろいろな人なりの思いや感情があるものですね。シルバーバーチの言葉も、言葉としては理解していても、その背後にある深い意味までも理解することは、なかなか難しいです。5年前では理解できなかった内容の言葉が、今は理解できる(と思う)ことが分かったりして、大変喜んでいます。(60代男性)

最初、私はシルバーバーチという一人の霊からの通信だと思っていました。しかし、霊訓等をじっくり読むと、何億の高級霊を代表して語っている、それもイエスを中心として霊界の審議会で用意されたものを、シルバーバーチを通して届けられているという事実を知った時、それに自分が出会えたことに衝撃的で素晴らしいことだと思いました。(50代女性)

今日は『シルバーバーチの教え』(上)から、A・Wオースティンのまえがきから、この霊界の裏にある構成、地上人から霊媒を通してイエスを中心とする大高級霊団(シルバーバーチを含む)に通じていること、スワッファーの交霊会からスピリチュアリズムの真実性について歴史を踏まえて学びました。次回から『教え』は違う読み方ができると思います。あと、私はまだまだハイレベルなスピリチュアリストとは程遠い感覚ですが、いつかはハイレベルなスピリチュアリストになれるよう努力していこうと思います。(50代女性)

3か月ぶりの読書会で、新しい方も入って来られて、新鮮な感じがありました。最初に「神の摂理」の復習が少しあり、それからA・Wオースティンやハンネン・スワッファーなどのシルバーバーチ交霊会の初期の関係者の説明や、シルバーバーチの交霊会の始まりの頃のお話など、断片的には本で読んではおりましたが、体系的に説明されたのでよく理解できたと思います。読書会に参加して約半年になりますが、この頃何か物事に動じないというか、細かな心配事にあまりこだわらなくなったような気がします。まだまだ十分ではなく、取り越し苦労や不安感、心配性なども出てきますが、以前よりはとらわれることはなくなったかなと思います。(60代男性)

今日初めて参加させていただきました。『シルバーバーチの教え』の最初のまえがきのところを掘り下げて、とても詳しく教えていただきました。わずかな量のまえがきでも、このように深い意味がつまっていることを知り、驚きます。今日学んだ内容を踏まえて、再霊的真理再度を読むと、また違った発見や感動があるのではと思いました。(また、目次の内容にも意味があることもです。)一人で霊的真理を読んでいるのでは得られない学びや感動があることを強く感じました。ありがとうございます。これからもよろしくお願いします。(50代女性)


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