学習のポイントと感想

名古屋シルバーバーチ読書会

学習のポイントと感想

「シルバーバーチの霊訓」は、これまで地上に伝えられた霊界通信の中で、最も優れたものです。「シルバーバーチの霊訓」によってもたらされた霊的真理は、質・量ともに他の霊界通信を圧倒しています。私たちの読書会では、「シルバーバーチの霊訓」をただ読むだけでなく、ポイントを絞ってシルバーバーチの示してくれた霊的真理の理解を深めていきたいと思っています。私たちが日常生活の中で、特に意識し努力しなければならないことを中心に、大霊や高級霊の思い、スピリチュアリズムの大原則などを、毎回何ヶ所か取り上げています。ここではその内容を簡単に紹介します。

2016.3.20

宗教の観点からみたスピリチュアリズムの全体像

先月は、霊界人の視点から見た時、現在の地上の宗教はすべて間違っていること、そしてその宗教をなくして置き換えていく霊界の宗教とはどんなものかということを見てきました。今月は、先回の復習と、「正しい祈りとは」「神の啓示とインスピレーションについて」という内容を見てきました。

●宗教の始まりは「神の啓示」「インスピレーション」から

地上の宗教の多くが、教祖や創始者というある種の霊感のある人が神から啓示やインスピレーションを受けるところからスタートしています。しかし実際には地上の人間が神から直接啓示やインスピレーションを受けるということはありません。霊的なことが分からない地上人は、神と自分たち人間は直接的な関係であると思ってきました。ですから霊的なメッセージやインスピレーションを受けると、それは「神が自分に特別に与えてくれたものだ」と思ったのです。そこから地上の宗教はすでに間違っていました。宗教のスタート時点から間違いだったということです。

実は、さまざまな宗教の教祖が受けたという神の啓示やインスピレーションは、実は霊界の霊から送られてきたものだったのです。霊的事実について無知な地上人は、神と直接的な関係が持てると思い込んでいました。霊的な能力を持った人間が目に見えない世界からメッセージを受け取ると、それは神がその人物に特別に与えた使命である、その人物こそが神の使いであり、神の代理者であると考えるようになりました。そうしてただの人間が神の代理者として祭り上げられ、やがては神のように扱われることになるのです。そこから地上の宗教は大きく間違っていったのです。

●『シルバーバーチの霊訓』は最高の神の啓示

霊界からの神の啓示(実際には霊からの啓示)やインスピレーションは、時代とともに変わっていきます。物質至上主義に覆われた地上に生きる地上人といえども、時代とともに少しずつ進化しています。霊界から降ろされる啓示もその時代の地上人に見合ったものになります。つまり、昔の啓示より今の啓示の方が次元が高くなっているということです。過去に起こされてきた宗教における神の啓示より現在の宗教の啓示の方が高いということになります。現在最も次元の高い神の啓示は、スピリチュアリズムの霊界通信によってもたらされた「霊的真理」です。中でも『シルバーバーチの霊訓』はその最高峰といえます。それは、『シルバーバーチの霊訓』の霊訓が、シルバーバーチという一人の霊が語ったものではなく、イエスをはじめとする高級霊界の多くの霊の総意としてもたらされたものだからです。スピリチュアリズム運動を推進する中心的な存在のイエスや多くの高級霊が審議し、決定した内容をシルバーバーチがマウスピースとして語ったもの、それが『シルバーバーチの霊訓』なのです。

参加者の感想

シルバーバーチの霊訓に導かれて霊的真理を学ぶようになり、その感謝がこれまでの私の祈りとなっていました。これからは、人の幸せを願い、摂理に少しでも一致しようとする祈りとしていきたいです。(50代男性)

今日は正しい祈りについて学ばせていただきました。今、母が亡くなった時を振り返って、死に直面できず、それまで神は何でも願いを聞いてくれると思っていたのに、それが裏切られたと感じたことを思い出しました。それは大きな間違いであり、恥ずかしい行為であったと反省しなおしました。それでも、こんな私でも守護霊の導きにより、シルバーバーチの霊訓に出会わせていただきました。そのことに感謝するとともに、他の人に正しく伝えていけるように自己努力して、皆が霊的宝を受け取れるような地上にしていきたいです。(30代女性)

正しい祈りの大前提をいつも意識して人類のため、他者のために祈っていきたいと思いました。なかなか苦しみの甘受ができず、受け入れがたい日常体験をしている場合は、自分の霊的成長を願い、祈ることでなんとかカルマを乗り越えていきたいと思います。今日の読書会を通して、宗教、祈りについて自分の中で整理ができました。すっきりといいイメージが湧いてきて、とてもありがたく思っています。(50代男性)

本日の宗教の観点からお話を伺いましたが、これまであまり深く考えることのない内容で、大変勉強になりました。今後自分が目指すべき道を模索中ですが、シルバーバーチの教えを指針としていけたらと思いました。(50代女性)

地上の宗教と霊界の宗教の違いがよく分かりました。地上の宗教は教祖が神自身からではなく霊界の霊から受け取ったもので、不完全な理解に基づいています。シルバーバーチの教えでは、「摂理」が大事な要素です。日々の生活が摂理に則っているか、しっかり意識して見直してみたいと思います。(50代女性)

私は今まで「宗教」というものにほとんどかかわったことがありません。ですが、常識、世間の目、伝統、習慣……多くの見えないものに縛られています。そして、そこから外れることの恐れ、多数派でないことの恐れを抱いています。でもその恐れは実際には実体のないもの、存在しないものなんだと少しずつ気づくことができるようになってきました。少しずつ超えていくことができればいいなと思っています。(40代女性)

幼子のように純粋な心を持っていると、悪いものでもよいものでも受け入れてしまいます。それが悪いものを受け入れて信じてしまいます。私は霊からの教えのスピリチュアリズムに出会えてよかったです。(50代男性)

地球上のすべての宗教を霊界の宗教に置き換えられたらどんなにいいでしょうか。でも心の中でそれは無理と思う自分もあります。その理想に向かっていくとしても、どれだけの時間がかかるか気が遠くなってきます。9割の人類が信仰を持っているということは、人々が神を求めている、その心を思うと無理ではないのかもしれません。今、創価学会とか天理教とかをすごく熱心にやっている方が身近にいて、とても良いことを言っていて話が合いそうなのですが、奉仕団体の中に入ってきて布教の機会を狙っているようで、活発な活動をされているようです。また間違った道に入る人が増えるかと思ったりしている自分が歯がゆいです。(50代女性)

天に向けて神と守護霊への導きを求める態度と、地上の同胞への真理普及の努力を心がけたいと思います。(60代女性)

正しい祈りをすることがいかに難しいかよく分かりました。自分のための祈りをしてきていたからです。スピリチュアリズム運動は最大の宗教革命ということで、キリスト教、イスラム教を相手に戦っていくためには、千年以上の悲劇・不幸・苦しみが続くことになり、気の遠くなるような時間がかかると思いますが、永遠の霊界からみれば、それほど長く感じなくなると思います。(60代男性)


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