学習のポイントと感想

名古屋シルバーバーチ読書会

学習のポイントと感想

今年最後の読書会は、参加者の皆さんの体験談など、5分間スピーチをしていただきました。ふだん聞いたことのない話を聞いて、みなお互いに大きな刺激になったようです。
最後は、1年間のしめくくりとして、スピリチュアリストの心を鼓舞してくれるシルバーバーチの言葉を確認しておわりました。
3名の方の発表内容をご紹介します。

2017.12.17

参加者の5分間スピーチ

◆Hさんの体験談

宗教の教義は魂を拘束します。私は学生時代に宗教に出会い、神の存在を知りました。これこそ人間として生きる道だと思い、家族も説得して応援までしてもらうようになりました。しかし、時を重ねるにつれて葛藤することが多くなっていきました。シルバーバーチのいうように魂が牢獄に縛られ、閉じ込められていたのだと思います。
こうしたとても苦しい生活を20年以上も過ごしてきた中で、主人が「こんな本もあるよ」とシルバーバーチを見つけてきてくれました。本屋でシルバーバーチの本を買って読み、普及会を知り、スピリチュアリズムを知り、読書会を知ることになりました。こうした経緯の中、絶対的忠誠を誓うのは神の摂理だけであると確信しました。魂の進化のために地上に生まれてきた、自分自身の行為の責任は全て自分にあるということなど、シルバーバーチの言葉は迷う私の心にしみ込んでいきました。私は本当に救われました。
2か月ほど前に、以前関わっていた宗教の関係者から電話がありました。その宗教から離れている人間をもう一度振り向かせようとしているようでした。私は丁重に断りました。自分でいうのもなんですが、シルバーバーチを通して得た確信をもとに毅然とした態度で応対できたと思います。それでも受話器を置いた後、心臓がバクバクしてしばらく止まりませんでした。20年以上も関わってきたものの影響というものは、よくも悪くも簡単には消えない、でもこれは自分にとっては必要な歩みだったのだと思っています。こうした歩みは宗教に関わった者としてたどらなければならない道なのだと思います。シルバーバーチの言葉に「教義に縛られている方が気楽だと考える人もいます。「自由」とは、自由であることのありがたさ知った人のためのものです。ここに集っている皆さんは、教義の牢獄から脱したことを喜んでください。そして喜ぶだけでなく、今なお隷属状態にある人々を解放してあげるために努力してください」というものがありますが、まさにこの言葉は、今の私にピッタリです。

◆Aさんの体験談

私は、Kさんと一緒に子どもたちに真理を伝えていくための紙芝居「幸福の王子」を作りました。私は絵を描かせてもらったのですが、その中で本当に神を感じることができました。初めは、こんなもの自分にはとても描けないと思ったのですが、自分が描くのではなく自分を通して神が描くのだと思うと、不思議なくらい手が動くのです。霊たちが見たらどんな風に見えるのだろう、自分の目ではない視点からとらえようと思いました。そうして何とか描き上げていきました。決めていた締め切りが近づくにつれて必死になっていると、子どもたちが手伝ってくれました。そうしてようやく完成させることができました。
スピリチュアリズムを学んで神の愛を伝えていく、ツバメが王子の金箔をはがして貧しい人たちに配る、自分はそれをどうやって伝えていけるのか。世の多くの人はモノを求めています。しかし、それは本物ではない。神の愛、生きる目的、喜び、心の慰め、そうしたものを伝えたい、苦しんでいる人の手助けをしたいと思います。そんな思いで描いている時に、「こうして描いて、得られるものがあるんですよ」という声が聞こえてきました。描いているなかで、世の中の苦しんいる子供たち、食べられない子供たち、そんな子供たちのためにも何か届けられるようにしていきたいと思いました。子供たちに役立つものを霊界の導きの中で耳を傾けながら探していきたいと思います。

◆Sさんの体験談

これは今年ではなく、昨年の話です。昨年は、読書会こそ一度も休まず参加してきましたが、実は本を読んだり真理に触れたりはしても、奉仕をしたり利他愛の実践をすることに嫌気がさしていました。自分の体調がすぐれず、それでも相手のために一生懸命やっている、でもそれが相手のためになっているかどうかもわからない、その上相手からは理不尽な扱いをされる――こうして自分の心を殺して相手に尽くすということにうんざりしていたのです。自分の心をなくして生きていって喜びなんてあるのか?こんなスピリチュアリズム人生なんて意味があるのか?読書会もやめてしまおうかと、悶々と考えて過ごしていました。
そんなある日、テレビのドラマを見ていて、大きなことに気づきました。「そうじゃない、心をなくすんじゃない、甘えをなくすことなんだ!」自分を振り返ってみると、分かってもらいたい、何かしてもらいたい、優しくしてほしい、ねぎらってほしい、ダメ出しをしないでほしい――こうした甘えばかりがあったのです。心をなくすことはない、自分のこの甘えをなくせばいいんだ、と気づきました。すると心が楽になり、やる気が湧いてきました。自分の人生は自分のためだけのものだと思うことが自分を弱くしていたのです。自分の人生はスピリチュアリズムの奉仕をするための人生だと思えばよかったのです。自分の人生なのにと思うから何事もやりきれなかったのです。これからは、スピリチュアリズムの奉仕する人生を意識しながら、自分の感情はわきに置いて歩んでいきたいと思っています。

参加者の感想

皆様の体験を聞きながら、霊的真理を手引きとし、実生活が魂を育ててくれるものだと改めて思いました。純粋な魂の発露を見極めながら、それを守り、生活の中心となるように克服と実りをもたらす努力をしていきたいと思います。今年1年間の貴重な学びをありがとうございました(50代男性)

今年1年、私は霊的真理を一人でも渡せたのだろうかと自分に問いかけ、自分はまだまだだなと思いました。知れば知るほど、霊的真理を人に伝えることの難しさを実感しています。どうして難しくなっていくのだろう、伝えることの責任が感じられるようになってきたのだと思います。(50代男性)

今年最後の締めくくりとして参加させていただきました。皆様の体験談はとても参考になりました。霊的真理と出会い、それを生活指針として毎日生きることの素晴らしさ、地上生活での様々な困難は、自分の魂の成長のためであるという確信、このような真のみ言葉に出会えるとは予想もしなかった今までの歩みでしたが、ここに至るまで、どれほど守護霊が案じ、導いてこられたかを思うと、感謝と喜びでいっぱいになります。今はまだ、霊訓を学び、自分自身の霊的新生の真最中ですが、よき道具となれるよう実践を進んでしてゆけるよう努力したい気持ちです。本日は本当にありがとうございました。(50代女性)

今年一年、本当にお世話になりました。今日は皆さんからシルバーバーチの霊訓を学んで日々感じておられることや、実践されていることなどを聞かせていただきました。皆さん、自分で考え、理解し、努力されている様子がすごく伝わってきました。私も利他愛の実践を自分なりにどうすればできるのか、悩みながらも少しずつ努力していきたいと思います。今はまだまだですが、これからも学びを深めていきたいです。(50代女性)

1年の締めくくりの場に参加させていただきましたことを感謝いたします。お一人お一人のお話しを聞きながら、確かなる霊界の導きの中で、頑張っていらっしゃるのだなあと感心しましたし、愛しく思われてなりませんでした。生活の中での歩み(教えの実践)は、さまざまに課題はありますが、その中で結実されていくことをしっかり認識し、大切に思いながら過ごしていきたいと思います。1年間本当にありがとうございました。(60代女性)

一年間ありがとうございました。スピリチュアリズムを通して、全ての問題が解決されてゆくのを実感いたします。しかし、その霊的真理を受け取る人間の自由意志によって、簡単にはいきません。が、常に霊界からの援助があり、神の摂理に合った道のりを歩ませていただいていることに感謝しております。大霊の分霊として再生の道を選択して、やっと出会えたこの霊的真理を、これからも広めていけるよう、大霊の道具となれるよう努力してまいりたいと思います。本当にお世話になりました。来年もよろしくお願いいたします。(50代女性)


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