学習のポイントと感想

名古屋シルバーバーチ読書会


学習のポイントと感想

 霊的真理の効果的学習法

名古屋シルバーバーチ読書会では、学習の始めに毎回一人講義発表をしています。今日は救済の観点から見た全体像の、霊的真理が降ろされるまでのプロセスについての講義でした。自分でパネルを作り、しっかりと色分けしてポイントを外さないようにした原稿を用意して臨んでくれました。まだ原稿を見ながらですが、単に原稿を読むだけではなく、ここでは何を伝えるかということはしっかりと頭に入っているようでした。ビデオの内容に忠実に、聞きやすい講義で、練習の成果が出ていたと思います。語り手のやる気が皆に伝わる明るく元気な講義でした。

●学習内容:霊的真理の効果的学習法

今回、霊的真理の効果的な学習法を学習できたことは、ベストのタイミングだったと思います。学習の始めが「キリスト教の救いとスピリチュアリズムの救いの違い」についてと「スピリチュアリストの使命」についてだったことで、学習の仕方という面だけでなく、スピリチュアリズムの救いでなければ意味がないこと、キリスト教では人類は救われない、どんな宗教でも救われないということが明確になりました。そして、スピリチュアリストとしての使命を確認することで、皆気持ちが引き締まりました。自分たちが学ぶというだけの視点ではなく、これから伝道していくということを前提に、学習方法、学習教材について真剣に学ぶことができました。      

●キリスト教の救いとスピリチュアリズムの救いの違い

地球上で最大の宗教と言えば「キリスト教」です。キリスト教の信者数は23億8千万人と言われ、世界人口の30%を超えています。そのキリスト教の信者のほとんどが、「贖罪説」を信じています。キリスト教の贖罪説を簡単に示すと次のようになります。

サタンの誘惑
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アダムとイブの堕落
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原 罪
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イエス(救世主)による贖罪
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救 い

キリスト教では、人類の始祖アダムとイブが、サタンに誘惑され、神の掟(おきて)に背いて堕落したことで原罪が発生したとしています。その原罪子孫に遺伝して、人類全体に及んだため、人間は生まれながらにして罪人であるというのです。そして、神の一人子であるイエスが全人類の罪を背負い十字架にかかって死んだことで贖罪がなされ、救いの道が開かれることになった、というのです。このイエスを、キリスト(救世主)として信じることで、原罪が許され救われることになる、これが「贖罪説」です。

しかし、霊界の事実に照らしてみたとき、贖罪説はあきらかに間違いです。霊界にいる霊たちで、サタンがいるという霊は一人もいません。長い間、地縛状態で苦しみ続けてきた、かつての聖職者の霊たちは、口々に「サタンはいない、原罪もない、贖罪は間違いだ」と言っています。キリスト教が説いている贖罪による救いは、間違っているのです。

では、スピリチュアリズムが説く「救い」とはどのようなものでしょうか。これは「救済の観点から見たスピリチュアリズムの全体像」で詳しく示されています。

霊的無知
 ↓
霊的真理
 ↓
霊的知 → 実践 → 霊的成長 → 救い
(真理の理解)

スピリチュアリズムの説く救いとは、「霊的真理による救い」です。霊的無知の状態にある地上人類に、霊界から霊的真理が伝えられます。その霊的真理を受け入れた人類一人一人が、真理を理解実践をかさねることで霊的成長をする。霊的成長して初めて救われるのです。

スピリチュアリストは、スピリチュアリズムの救いが霊的真理による救いであることを時期の来た人たちにしっかりと伝えていかなくてはなりません。そしてキリスト教の教義の間違い、贖罪説では救われないということをしっかりと示していくことできなければならないのです。

※スピリチュアリズム・インフォメーションNo.39 ↗



●霊的真理の効果的学習法

スピリチュアリズムの救いを説いていくには、まず私たち自身が霊的真理を正しく理解していなければなりません。そうは言っても、20冊以上もあるシルバーバーチの霊訓や他の霊界通信などすべてを読んで理解するというのは大変なことです。そこで、重要度の高いものから読み進めていくということが必要になります。

霊的真理を正しく理解していくためには、何よりも「シルバーバーチの霊訓」を教科書として学ぶことが必要です。「シルバーバーチの霊訓」なくしては、真理を正しく、深く学ぶことはできません。では、シルバーバーチの伝えようとしたことを包括的に、重要なポイントを外さずに読み進めるには、どの本から読んでいけばいいのでしょうか。

まず、最初に読むべきシルバーバーチの霊訓は『シルバーバーチの教え』(上・下)です。この本は、スピリチュアリズム全般にわたってまとめていて、スピリチュアリズムの霊的背景思想を、トータル的に理解できるようになっています。スピリチュアリズムの集大成ともいえるシルバーバーチの霊訓の代表作です。読書会でもテキストとして使っています。

そして、参考書として必ず読んでいただきたい本が「スピリチュアリズム入門」「続・スピリチュアリズム入門」です。この2冊は、スピリチュアリズムの霊的真理を理解するための入門書です。スピリチュアリズムの全体像や枠組み、スピリチュアリズムの歴史、スピリチュアリズム思想の重要ポイント基本的な霊的真理を、正しく、バランスよく把握することができるようになっています。これからスピリチュアリズムを学ぼうという人に、最初に読んでほしい本です。また、この2冊は、入門書であるだけでなく、スピリチュアリズムの参考書・概論書にもなっていますから、読書会に参加されている方でも

そのほかの本については、スピリチュアリズム普及会の以下のリンクを参考にしてください。どのような順番で読んでいいのかということも明確にしています。

※スピリチュアリズム・ライブラリー>霊的真理をより効果的に学んでいただくために ↗




参加者の感想

今日は霊的真理の効果的学習法について学びました。改めてシルバーバーチが地上へおろしてくれた数々の霊訓、霊的真理が人類にとっていかに重要なものかを再確認することができました。人生には多くの苦しみや困難があります。かつての私がそうだったように、今、苦しみの最中にある人たちは、何とかして苦しみから逃れたい、苦しみが取り除かれてほしいと願っています。そしてそれが「救い」であると思っています。そこに宗教組織が入り込んできます。初めから信者を獲得するために近づいてくる人もいるかもしれませんが、自分が信じる宗教を最高と思い、苦しんでいる相手を本当に思って、「イエスを信じれば救われる」「念仏を唱えれば救われる」と近づいてくる人たちもいると思います。霊的真理が地上に広まっていないこれまでの時代は、本当の利他、の思いが無駄になり、それどころか死後に苦しむことになる…それはとても悲しいことです。霊的真理こそが本当の幸せと救いをもたらすことができる。私自身もスピリチュアリズムに出会って、苦しみがなくなりさえすれば良いと思っていたのが、少しずつ霊的成長が本当の救いだと思えるようになってきました。対処療法的な救いではなく、霊界に行った時しみじみと「救われてよかった…」と思ってもらえるような救いをお伝えできるよう頑張っていこうと思いました。(40代女性)

今日の講義の初めにありました、「キリスト教の贖罪説の間違いとスピリチュアリズムの救いとは」の説明については、頭に叩き込みます。図の説明により、よく理解できました。私たちは、人にすぐ説明できるよう理解していなければなりません。「シルバーバーチの霊訓」こそ真のバイブルであるとイエスがおっしゃっていますので、ここまで何とか正しい道を歩んでこられたことに感謝します。もっと体系的理解ができるよう努力します。本日も貴重なお話をありがとうございました。(50代男性)

今日はスピリチュアリストとしての使命や霊的真理の理解のための学習法について学びました。イエスの再臨によってスピリチュアリズムの動きが加速度的に進み、おいていかれないよう気を引き締めていかないとダメだと感じました。今、家でホームページの印刷物を読んでいて、本を読めていなかったのですが、今日の話を聞いてのんびりしていられないと思いました。インプット、アウトプットのバランスも大事なのだと気づかせてもらいました。今回もこの読書会に導かれたことへの感謝の思いと、イエス再臨の時期にこの場に居合わせた奇跡に感謝の思いです。スピリチュアリストとしての足場を固める大切な時期です。「努力あるのみ」と強く思いました。(50代女性)

スピリチュアリズムの学習の、正しい理解と部分的理解と点の理解について見ていきました。優れた学習書にはそれぞれの優れた意味があり、私たちの学習の参考になる書籍を紹介していただきました。たくさんあって大変ですが、読みながら、また暗記をしながら、少しずつでも進めていこうと思いました。(50代女性)

今回は、霊的真理の効果的学習法を学ばせていただきました。地上人生を意味のあるものとするためには、霊的真理は必要不可欠な知識であるということを知っている人は、ごくわずかだと思います。自分の人生を振り返ってみると、もっと霊的真理の重要性に気づき、実践していくことの重要性に早く気づくことができたらと後悔することもあります。ですが、たとえどんなに遅くともそれに気づき、摂理に沿った生活を行っていくことで、霊的成長の道を再び歩むことができることも知りました。自分のようにならないように、時期のきた人たちに出会わせていただいたときには、今日学んだことをしっかりと伝えていきたいと思います。そのためにも、霊界のよき道具となれるように真理の理解を深め、実践していきたいと思います。(40代男性)

今日の話を聞いて、スピリチュアリストは正しく真理を理解して、イエスの兵士として地球人類救済のために戦っていかなければならない、それが使命であることを改めて突きつけられた思いです。中途半端な理解ではいけない、そのために体系的包括的に効率よく学んでいかなければならない。魂に喝を入れてもらった気持ちです。それだけの勉強をしないと、人が苦しんでいても助けてあげることができない。だからまず人を納得させられるだけの深い霊的真理の知識を自分のものにしたい。すっと自分の口から必要な真理が取り出せるようにしっかり自主的に学びたいと改めて強く思いました。2021年にイエスが地上再臨を果たし、地上に働きかけ、私たちを力づけてくださることにしっかり応えていきたい、イエスの兵士の1人としてしっかり役に立っていきたいとの思いを強くしました。今日のように具体的に学習法を教えていただいたことで、迷うことなく前に向かって進んで行けそうです。ありがとうございました。(50代女性)

スピリチュアリストとしての3つの使命をはっきりと示していただき、まず真理の学習と生活の中で一瞬一瞬実践を意識していくことを、自分の中で常に心がけていきたいと思いました。そして、伝道していくためには、自分自身が真理を正しく理解していなければならないと改めて思い、真理の学習を繰り返し努力していこうと思います。キリスト教の贖罪による救いの間違いと、スピリチュアリズムによる霊的真理による救いの講義を聞き、どうしてこうなったのかと改めて思うと同時に、やはりすべては人類の霊的無知から始まったことなんだと思いました。そして真理を理解することの上に実践を積み重ねなければ霊的成長できないことを改めて心に刻みました。霊界の人々はどんなにか地上人に真理を知ってほしいと思っているかと感じ、自分自身が日々努力して霊界の人々の、イエスの道具となれるようにしたいと思いました。(50代女性)

一月間が空いての参加でしたが、読書会に参加することで原点に立ち返り、霊的エネルギーを与えられ、気持ちを奮い立たせていただけるのだと、改めて感じることができました。今回は霊的真理の効果的学習法について学びました。これまで何年も学んできましたが、本当に正しい学びをしてきたのか、学びと実践において欠けていたもの足りない点などを考えさせられました。今回教えていただいた教材の数々を繰り返し学ぶだけでも膨大な地上の時間が必要です。地上人生で与えられた時間は限られています。そうした条件の中で学ばないといけないのだと、更に実践を通して自身の魂の血肉としなければならないのです。そこにも膨大な霊的エネルギーが必要です。そうしてやっと霊的真理の普及という働きを通して人々の救済のために働くことが出来るのです。与えられた残りの人生を大切に生きなければと思わされました。同時に、どこまでいっても人類は不完全な存在ですが、だからこそそうした霊的挑戦の価値があるのだと思います。あれこれ考えこまずに、与えて頂いた教材を教えていただいた手順で学び、学びと実践、普及へと歩んでいきたいと思いを新たにしました。(40代男性)

今日は発表(講義形式)の後スピリチュアリズムの実践のための重要なポイントを学習しました。スピリチュアリズムの体系の枠組みを理解するとともに、それを構成する霊的真理の正しい理解が実践の基盤になること、またそのための学習法(インプットとアウトプット)を学びました。日々様々なことで知らず知らずのうちに時間を過ごしてしまうこともありますが、必要な学習、実践の場として改めて意識したいと思いました。(70代女性)

本日は「霊的真理の効果的学習法」という、つい忘れがちな基本的学習法を講義され、改めてビデオによる学習をやってみようと思いました。書籍については、効率的な学習法として読むべき本を順番に列挙されなるほどと思いました。むやみに何でも読めば良いというわけではないということです。ありがとうございました。(70代男性)

今月は、「霊的真理の効果的な学習方法」について学びました。自分のふだんの霊的真理の学習ぶりを念頭に置いて聴いていくと、どう違うのか、何が足りないのかが炙り出され、そしてこれからどうやっていったらいいのかについても考えさせてもらいました。近い将来、時期の来た人へ霊的真理を手渡す際に、ともに学習を深めていくための方法についてもセットにして伝えることができるようになるものと思います。(60代男性)


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