ピックアップ
このコーナーでは、「シルバーバーチの霊訓」やスピリチュアリズムに関わるさまざまな内容を取り上げます。
2013.6.16
6月のピックアップ――「通信霊」シルバーバーチについて〈2〉
〈2〉―高級霊界での“大審議会”に参加が許されている高級指導霊
〈3〉―すでに「再生」が不要となっている“超高級霊”
今月は、「シルバーバーチの霊訓」という霊界通信を送ってきた主人公シルバーバーチとは何者なのかということを、「高級霊界での“大審議会”に参加が許されている高級指導霊である」「すでに「再生」が不要となっている“超高級霊”」という2点から見ていくことにします。
高級霊界での“大審議会”に参加が許されている高級指導霊
私たちが学んでいるこの『シルバーバーチの霊訓』は、スピリチュアリズムの地球人類救済計画のもとで、地上へ降ろされた霊界通信でした。物質主義と利己主義におおわれてしまったこの地上世界を救おうと、霊界から救いの手が差し伸べられた、それがスピリチュアリズムということでした。そしてこのスピリチュアリズム運動とは、シルバーバーチをはじめとする何十億、何百億という高級霊が一丸となって進めている大プロジェクトです。その中心的立場にあるのが、あの“イエス”でした。
地上でのスピリチュアリズムの進展の様子は、年2回クリスマスとイースターに高級霊がイエスのもとに集って、報告されます。それがイエス主宰の“大審議会”です。シルバーバーチはその大審議会に参加が許され、イエスから直接言葉をかけられるという立場にありました。そしてイエスを教祖としながら、イエスの願いを何一つとして生かすことのないクリスチャンの行ないに涙を流しているイエスの姿を見ていると言っています。それほどシルバーバーチはイエスと近い距離の存在であるということです。
さて、これに関連したところをスピリチュアリズム普及会のサイトで見てみましょう。
(*この箇所の引用・掲載については、スピリチュアリズム普及会の許可を得ています。)
シルバーバーチは、地球圏霊界の最高指導霊であるイエスと直接話ができるほどの立場にあります。『霊訓』の通信霊“インペレーター”も、その大集会(大審議会)に参加している高級指導霊の一人ですが、シルバーバーチのように大審議会やイエスの様子について詳しくは述べていません。イエスが主宰する大審議会の詳細を述べることは、インペレーター霊には許されていなかったのです。
大審議会への参加が許され、イエスから直々に言葉を賜るといったことから明らかなように、シルバーバーチはイエスときわめて身近な関係にあります。そうしたシルバーバーチであればこそ、これまで地上人には奥義として秘密にされてきたイエスの実像について語ることができたのです。
「私はあなたが想像なさる以上にイエスと親密な関係にあります。私は主イエスの目に涙を見たことがあります。クリスチャンをもって任ずる者、聖職にある者の多くが、その教会の陰で進行している恥ずべき事態に目をつむっているのをご覧になるからです。」
シルバーバーチの霊訓によって、私たちは、はじめてこれまで秘密とされてきた霊界での大審議会の様子やその主宰者であるイエスの実像を知ることができるようになりました。それまでの霊界通信では、こうした内容はいっさい語られていません。インペレーターですら大審議会の詳細を述べることは許されていませんでした。
高級霊界での“大審議会”に参加し、イエスと直接言葉を交わすことができる……そしてそれを霊界通信として地上に伝えることが許されている、これはスピリチュアリズムの大計画において、シルバーバーチは指導的な立場にある特別な高級霊であるということです。シルバーバーチとは、スピリチュアリズムにおいて重大な使命を担っている高級指導霊ということです。
すでに「再生」が不要となっている“超高級霊”
シルバーバーチは、すでに地上圏霊界を卒業して、地上に再生する必要のない段階まで至っている“超高級霊”です。天使と同じように物質界での体験を経ることなく霊性進化の道をたどることができる段階に至っているということです。
『シルバーバーチの霊訓』と並んで3大霊訓の一つとされる『霊訓』の通信霊インペレーターは、その通信の中で「今回の使命を終えた暁には、二度と地上に戻ることがない境涯に至ることを許されている」と自ら述べています。これは霊的進化のための地上への再生プロセスを今回の使命をもって終えることになる、ということ、つまり“インペレーター霊”は、地上の霊媒モーゼスに通信を送ってきた時点では、まだ地上圏霊界を抜け出ていないということが分かります。すなわちシルバーバーチは、インペレーターよりはるかに進化をした“超高級霊”ということなのです。
さて、シルバーバーチは物質の影響を受けないレベルにまで進化していたため、地上に向けて霊界通信を送る場合、地上の霊媒に直接通信を送ることができませんでした。そのために通常の霊媒現象のように
通信霊→霊媒→地上人(交霊会の参加者)
というプロセスとは違った方法をとらざるを得ませんでした。具体的には、地上だけでなく霊界サイドにも“霊媒”を置かなければならないということでした。そのためシルバーバーチの霊界通信は、
通信霊→霊界の霊媒→地上の霊媒→地上人(交霊会の参加者)
という他にはないプロセスを通して行われることになりました。この場合の“霊界の霊媒”がレッド・インディアン(心霊画家マルセル・ポンサンが描いたインディアンの肖像はこの霊媒の姿だと思われます)、地上の霊媒がモーリス・バーバネル、地上人(交霊会の参加者)がハンネン・スワッファーはじめハンネン・スワッファーホームサークルのメンバーということになります。
最後にピリチュアリズム普及会のサイトから、シルバーバーチという“超高級霊”が送ってきた霊界通信『シルバーバーチの霊訓』の意義を確認しましょう。
(*この箇所の引用・掲載については、スピリチュアリズム普及会の許可を得ています。)
シルバーバーチは、イエスに謁見して直接言葉を交わし、イエス主宰の大審議会の詳細について語ることが許されているほどの高級霊です。地上圏霊界を卒業した超高級指導霊が「通信霊」としてスピリチュアリズムに参加しているケースは、他にはありません。シルバーバーチは、間違いなく最高レベルの「通信霊」であり、その意味で『シルバーバーチの霊訓』は、きわめて特殊な霊界通信と言えます。『シルバーバーチの霊訓』はまさに、“奇跡”と呼ぶにふさわしい、比類なき霊界通信なのです。