学習のポイントと感想

名古屋シルバーバーチ読書会

学習のポイントと感想

今回は、先回の「救済の観点から見たスピリチュアリズムの全体像」に続いて「宗教の観点から見たスピリチュアリズムの全体像」を学習しました。

2018.5.20

「宗教の観点から見たスピリチュアリズムの全体像」

地上の宗教の目的は、人々の「救い」です。しかし、どのように救われると考えているのでしょうか。「神に救いを願えば、神が奇跡を起こしてくれる」「教祖が特別な力で救ってくれる」このように考えている宗教も少なくありません。また、念仏さえ唱えれば救われる、イエスを信じれば救われるという宗教もあります。果たしてそれで人間は救われるのでしょうか。

地上の宗教のほとんどが、霊界の事実も神の正しい姿も知りません。それどころか自分たち人間が霊的存在であることすら知らないのです。そうした霊的無知な宗教は、自分たちの限られた知識と視野の中で、自分たちの宗教こそ人類を救う存在であると主張します。それぞれの宗教が自らの正統性を主張し、版図を広げようとする中で宗教間の争いが起こります。人類の歴史をひも解いてみれば、宗教の絡んだ紛争・戦争がいかに多くの人々の命や人生・生活を奪ってきたかがよく分かります。「救い」をもたらすどころか、「破壊」と「絶望」をもたらしてきたのです。

こうした間違った地上の宗教を全てなくし、霊的真理の実践が日常生活であり信仰そのものとなっている「霊界の宗教」に置き換えていこうとするのがスピリチュアリズムなのです。

●真の宗教とは(正しい宗教の定義)

① 信仰対象は、大霊である「神」と「神の摂理」

② 摂理に一致した生き方(摂理にそった日常生活での実践

③ 宗教組織や宗教形式(教祖・教義・儀式・布教活動・宗教的施設)は必要ない

④ 自らの努力によって自分自身を救う自力救済的生き方

⑤ 一人一人の霊的成長と、霊的同胞世界の確立を目的とした生き方

   ↓

真の宗教 = 霊界の宗教 = スピリチュアズム

※2016年2月の学習のポイント ↗

参加者の感想

宗教の観点から見たスピリチュアリズムの全体像」を学びました。長いこと、特定の宗教に身(心)を置いてきた者にとって、「霊界の宗教」を知ることは、驚きであるとともになんの抵抗もなく心に染み入ってきます。"自力救済的生き方"は、霊的真理に裏付けされてこそ、より希望に溢れ、力強く、自信あるものとしてとらえることができるものだと思います。『シルバーバーチの霊訓』に導かれたことに感謝しています。(60代女性)

「宗教の観点から見たスピリチュアリズムの全体像」を学習できました。地上の宗教、霊界の摂理・宗教の比較対照の学習など、霊的真理の素晴らしさを実感させていただきました。神の摂理の奥深さを知ることへの楽しみがとても湧いてきました。スピリチュアリズムによる宗教革命の偉大さとともに、個人の霊的成長、霊主肉従の努力がスピリチュアリズムの普及の一助となっていることなどを、『シルバーバーチの教え』の中からピックアップしていただいた言葉も再度読み直して、学習していきたいです。(40代女性)

今回は、「宗教の観点から見たスピリチュアリズムの全体像」について学ばせていただきました。あまりにも壮大な内容に圧倒されそうで、全部は頭の中に納まりきれませんが、人類にとって大変重要なことであり、最初に真理を手にした者にとって、とても重たく、ありがたい内容でもあると思いました。真理を他の人より先に授かった者、つまりスピリチュアリストは、この私たちということになります。その私たちが真理を実践していくことが義務付けられていて、それは自分の成長でもあり、他の人の成長にもつながっています。自分の成長は自分でしかなされないことを考えれば、そういう事実をしっかり受け止めなくてはいけないと思いました。(50代女性)

世界のいろいろな宗教に関しては、知識不足ですが、「宗教の観点から見たスピリチュアリズムの全体像」を勉強して、よく理解することができました。「真の宗教とは」の中で、「自らの努力によって自分自身を救う自力救済的生き方」が、自分の心に一番強く残りました。(50代男性)

真の宗教を理解できました。霊的真理を求めて多くの宗教・儀式を探してきましたが、やっと魂が納得した感じです。しかし、これからが大切です。この知識をどれだけ実践し、成長に結びつけるかが、課題と考えています。また、知れば知った分、スピリチュアリストとして責任が重くなるとも感じています。(50代男性)

スピリチュアリズムによって私にもたらされた「宗教」や「信仰」は、私が今まで思い描いていたものとは全く違っていました。「大霊」と「大霊の摂理」のみに全てを捧げることが宗教であり信仰であるという教え、儀式も権威付けも飾りも、逃げないように縛り付けるものも、大きく見せる必要も何もない、私が生理的に受け付けられないものが何もなくてよかったと思いました。しかし、シルバーバーチによってもたらされた真理は、私が考えていた以上に厳しいものでした。でもその厳しさこそが本物だと感じました。私の一歩は、私だけのものではないので、挫けないよう頑張っていきます。(40代女性)

今日は地上の宗教とスピリチュアリズムについて学びました。真理と摂理を知れば知るほど、自分が以前信仰していた宗教は何だったのか?と思うほどバカらしくなってしまいました。あらためてスピリチュアリズムに出会えたという幸福感でいっぱいになりました。(50代女性)

本当に地上では、たくさんの宗教を作り出して、それぞれの教義が自分たちこそ一番正しく、救われると説いています。そして正しい宗教の信仰対象とは「神と摂理」であることの理屈が分かりました。この地上の宗教を正しい宗教・霊界の宗教に置き換えるには、衝突とか苦難を乗り越えなければならなく、その期間が長くなるか短くなるかは、真理を先に知った人の責任にかかっています。その重さを感じました。(50代女性)

今日は「宗教の観点から見たスピリチュアリズムの全体像」を学びました。地上界の宗教は全て失格ということです。ここへ来る前に知り合った尼僧の方が、シルバーバーチを読んで、仏教の教えについて迷いが出ていると言われたことを思い出しました。スピリチュアリズムを知った以上、私たちがまず、摂理にそった生活ができるよう努力しなければいけないと強く思いました。しかし、日常の生活に戻ると、どうしても自己中心的になってしまい、反省しなければならなくなります。ここ1週間くらい、イライラすることが多く、シルバーバーチの本の中の言葉で落ち着く日々でした。(50代女性)

スピリチュアリズムによる宗教革命について学びました。地球上の全ての宗教を霊界の宗教に置き換えようとする宗教の大変革でありました。地上は間違った宗教教義の中で盲信し、矛盾を感じながらも、抜け出すことに恐怖を感じながら生きているのが現状です。しかし、正しい宗教を知ることができたら、どんなにか素晴らしいことでしょうか。神と神の摂理を受け止めて日常生活の実践で努力し、最善を尽くすことで自力救済的努力をしながら、霊的成長と霊的同胞世界の確立という目的を成し遂げられるように努力してまいります。何千年後の目的達成の礎になれるように頑張ります。(50代女性)

「宗教の観点から見たスピリチュアリズムの全体像」も2回目の学びとなりました。1回目の学びでは、整然とされた知見に驚き、感動したのを覚えていますが、今では、私にできることは何か?という想いの上で具体的な考察が日常の中によぎるようになりました。霊界の宗教が普及されることを願い、常に新たに学びなおし、道具としての道を尽くしていきたいと思います。(50代男性)

今日の講義は「救済」と「宗教」という2つの観点からスピリチュアリズムを考えたものでした。今まで、社会で生起するさまざまな矛盾や悲劇に対し、明確な打開策が分からずにいましたが、「スピリチュアリズムの普及」と個人の霊的知の獲得と日常生活での実践がその扉を開く唯一の道であることを知りました。実際的であり現実的な、とても納得できる道だと感じました。そうした道が少しずつ拡がっていくこと、そこに参加できることは嬉しいことです。学び続けることによって、こうした想いをより本物にしていきたいと感じました。(60代女性)

私も伝道したいと思っているのですが、まだ勉強することがあります。これからもスピリチュアリズムの教えを実践しながら努力しなければと思いました。本当にシルバーバーチは素晴らしいと思います。最初に自分が変わらなくてはいけないですね。(20代女性)

宗教は生きていく指針として信仰しています。間違った教えでも気付かずに正しいと思い込んでしまい、それを気付かせようとするのは並大抵ではありません。それが魂の足かせになってしまっている所以です。私はスピリチュアリズムに出会えて幸いです。ですが、俗世に流されて、なかなか実践ができていません。伝えていくにも、自分が理解してからでないと大変で、責任がかかります。(50代男性)


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