学習のポイントと感想
思想体系[Ⅰ]人間観
今回は、思想体系[Ⅰ]の人間観について学習をしました。人間観の学習ではいろいろな図を使います。その図の1つ1つが「スピリチュアリズム思想の大樹」の枝についている“実”です。霊肉二重構造の図、人間の5つの構成要素の図、2つの心の図、潜在意識と顕在意識の図――それぞれの図が、人間観という1つの小枝についている“実”――重要な霊的真理です。こうした図を覚えることで、人間とはどんな存在かをイメージしやすくなり、人にも説明できるようになります。
イエスがシルバーバーチを通して地上にもたらしてくれた重要な霊的真理は「自分が分かっただけでよし」にしておくわけにはいきません。一人でも多くの霊的同胞に伝えていくことが、先に真理を手にした者としての責務です。「人間とは何か」という最も身近でありながら、実はわかっていない重要な内容を伝えられるように、図を中心に学習を進めました。
●神の分霊という霊的要素
人間は5つの構成要素からできています。
〈霊的要素〉
・霊
・霊の心(霊的意識・魂)
・霊体
〈物質的要素〉
・肉の心(肉体本能)
・肉体
一般の人たちは、人間は目に見える肉体だけの存在だと思っています。しかし、実際には、目に見える物質的要素だけではなく、目に見えない霊的要素も兼ね備えているのです。人間の霊的要素とは「霊・霊の心・霊体」の3つです。こうした霊的要素をもった生命体は人間だけです。犬や猫、サルといった動物には霊的な要素はありません。そしてこの霊的な構成要素の中でも一番重要なのが“霊”です。
私たちが住むこの地球には、170万種ともいわれる生命種が存在しています。名前のついていない未知の生命種も含むと1000万種~1億種が存在すると言われています。それだけ多くの生命種が存在する中で、唯一人間だけが神から“分霊”を与えられた“霊的存在”なのです。人間は、この地球上で極めて特殊な生命体と言えます。
では、なぜ人間だけが神から“分霊”を与えられたのでしょうか。神は人間に自らの分霊を与えることによって、神の持つ属性を発揮し、霊的成長して少しずつ神に近づいていくという宿命を与えました。人間は神に近づけば近づくほど幸福感が増すようにできています。なぜそのように造られたのか……それは、「神のみぞ知る」です。
しかし、神が人間に特別な愛情をもって、永遠に霊的成長するように造られたということだけは確かです。そして、その出発点として、この地上世界、地球を基礎的な霊的成長をする場として与えてくださいました。そして地上世界で生活をするための道具として、人間には「肉体・肉の心」という物質的な構成要素が与えられたのです。
人間だけが神と同じ霊的要素を持っているということには、いったいどんな意味があるのでしょうか。
地上世界に存在する数えきれないほどの生物種や存在物、人間以外のものはすべて摂理にかなった状態で存在しています。その中で人間だけは、自らの意志で自由にさまざまな選択をすることができます。摂理に一致してあらゆる生命体や存在物と調和がとれた時、地上世界は神の願う美しく平和で喜びに満ちた世界が現出します。人間が神の摂理に一致した生き方をすることによって、地上世界全ての調和度が変わってくるのです。
現在、地球上のあちこちで、神の摂理から外れた人間のエゴから発した戦争や奪い合いが起こっています。そのために地上世界のあらゆるものが破壊され、人間だけでなくありとあらゆる生命体が悲惨な状況に立たされています。
神の霊を分け与えられたということは、この地上世界で神の代理者として他の生命体や存在物に対して責任を持たねばならないということです。人間の行動一つで地上世界はどのようにでも変わります。それだけの影響を与えることができるように、神が分霊を与えてくださっているのです。人間が、自然環境や植物、動物に対して、それぞれが本来あるべき状態でいられるように力を尽くしていくことで、この地上世界は神の摂理に一致した方向へと進んでゆき、調和がとれた美しい世界になっていきます。
私たち人間が霊的な存在、霊的要素をもって地上で生活しているということには、重大な意味があるのです。
参加者の感想
本日は、スピリチュアリズムの思想体系[Ⅰ]の人間観を学びました。これはスピリチュアリズムの大樹の大枝から出た一本の小枝に相当する内容ですが、たった一本の小枝に含まれる真理を学んだだけでも、霊的成長がいかに人間にとって重要であるかがわかりました。霊的成長によって、霊体や霊の心の質が良くなり、霊的意識を日常でより多くもてるようになります。生きがいや喜びを得て生きることで、肉体もより良い状態になっていきます。それが巡っていくと、今地上人を苦しめているさまざまな問題が解決していくことがよくわかりました。20代の頃は、人生の目的が分からず苦悩する日々を送っていました。その時にスピリチュアリズムと出会い、時間はかかりましたが、真理を正しく理解することができるようになって、人生が明るく豊かになっていきました。そして私の得た豊かさが周りの人々や存在にも良い影響を与えていることを感じています。人生を豊かに、そして地球を本当に美しい惑星にするためには、霊的真理を知って実践するしかないということを、一人でも多くの人に気づいてもらいたいと思いました。それに気づいた方々に、真理がいかに素晴らしいものなのかを私の体験も踏まえて伝えていきたいと思っています。(40代女性)
今日は、スピリチュアリズムの思想体系[Ⅰ]の人間観をメインに学ばせていただきました。人間観だけでも膨大な量の知識で、現代の人たちが知ったらびっくりしてしまうような画期的な真理ばかりでした。こういった真理が世の中の多くの人たちに伝わればどれだけ幸せな世界になるのだろうと、考えずにはいられません。私は霊的真理に出会えて本当に良かったと思います。真理を知らなければ世の中のほとんどの人たちと同じように、自分の好きなこと、本能の赴くままに生きて人生を無駄にしてしまったと思います。真理のおかげで、地上人生の目的が霊的成長であり、世の中の色々なことを霊的視点という高い視野から眺めることができます。そして霊的成長のために、心が肉の心か霊の心に傾いているのか判断でき、心をコントロールすることが少しずつですができるようになりました。本当に世界中の人に真理を手にしてもらいたい、幸せになってもらいたいです。先に真理を知り、救われた者として、責任を果たせるようにイエス様の道具として人生をかけて働いていきます。多くの人たちに真理をお渡しできるように、霊界の皆様とともに頑張っていきます。(40代男性)
本日はスピリチュアリズム思想体系[Ⅰ]の人間観を学び、その中で人間とは何か、人間はどう生きるべきか、というテーマを深く掘り下げて学ぶことができました。大霊が創造された1000万から1億もの生命体の中で、人間だけが神の分霊を与えられました。人間だけが霊・霊の心・霊体という天使と同じ要素が備わっています。地上に生まれたときに、動物と同じ肉体と肉の心というベースがありながら、肉体という重い鎧をつけながら、その中で霊をどれだけ表現できるようになるかが霊的成長であり、霊的成長こそ人間の真の幸福だということがよくわかり、本当に感動しました。地上に、神が人間の霊的成長に必要なさまざまなベース・要素を準備し、人間を神の子供として創造して下さったことに、本当に感謝の気持ちでいっぱいになりました。神が人間に与えてくださった愛、そして信頼、そして他の動植物などの生命体に対する責任があることもよくわかりました。神が人間を幸せにするために与えてくださったさまざまな要素に感謝しながら霊的成長をし、利他愛の実践に励みたいと思います。(50代女性)
思想体系の中の一番最初のところ、人間観について学びました。悲劇と不幸の中で苦しむ地上人を救うために、イエスが下ろしてくださった霊的真理の一番大もとが人間が霊であるということです。このことをまずしっかりと理解しなければ、死後の世界のことも、霊的成長のことも、神のこともわからないのだと思いながら、講義を聞きました。神は人間を、本来ご自分の分霊としてつくってくださいました。しかし人類はそれが分からなくなり、物質ばかり追い求めてきてしまいました。今地上で生きている人々にこの真実、人間の真実を知って欲しいと心から思いました。(50代女性)
思想体系[Ⅰ]の人間観は、今まで何度も学習しましたが、とても大切なところです。スピリチュアリズムの基本中の基本です。霊(分霊)と霊の心(魂)の違いもはっきりと分かりました。人間観のこの図はとても大切ですから、よく覚えて人に語れるようにします。霊的意識の一部しか自覚できないため、やはり霊的成長して潜在意識の霊的意識をもっと多く意識できるよう努力したいです。顕在意識の中身が、常に霊的意識より肉体本能的意識のほうが大きくては、スピリチュアリストとしては失格ですから。(60代男性)
今日は思想体系[Ⅰ]の人間観について再度学びました。人間は地上界で唯一分霊を与えられ、神にとって人間は特別な存在なのだと、もう一度確認できました。心の認識の割合を、霊の心に比重が置けるように利他的な思いを強く持ち、実践し、日々の生活が霊主肉従の状態を長く保てるよう努力していきたいです。なぜ神が苦労の多い地上に人間を誕生させたのか?どう生きるのが地上人として正しいのか?スピリチュアリズムを学ばなければ知り得なかったことです。霊的成長すること、利他的行為に励むこと、摂理に沿った生き方で幸福になれる。そうした思いを人に伝えられるよう、正しく理解し、正しく実践していけるよう精進していきます。本日も霊界の方々からの導きに深く感謝します。(50代女性)
今日は、人間はどの様な構成でできているのか、その仕組みはどのようになっているのか、心には霊の心と肉の心があることを学ばせていただきました。霊的成長するほどに発する言葉が変化することが、また新しい発見でした。霊的真理のさらなる理解に努めようと思いました。(50代女性)
本日は思想体系[Ⅰ]の人間観を学びました。今までは、自分の知識を広めることが主であったが、人に伝えることも考慮したいと思いました。そのためには、図をメインにして説明すると理解度を高めることができると再認識しました。また、理解不足の面も見えてきたので、思想体系のテキストをしっかりと読み、学び直します。(60代男性)
今日は思想体系[Ⅰ]の人間観について教えていただきました。地上に生きる人間にとって、人間観はとても重要であり、基本的なものであると痛感します。霊的視点からの正しい人間観は、人間にどれだけの希望を与えてくれ、価値ある人生へと導いてくれるものかと感じています。「地上人に知ってほしい」イエスの願い、思い(愛)が思想の一つ一つに感じられるにつけ、一人でも多くの人に手渡していきたいと思いました。(60代女性)
本日の学習はスピリチュアリズムの思想体系[Ⅰ]時間軸の中から、人間観を学びました。幾度となく講義を受けてきた分野ですが、改めて思想体系[Ⅰ]の位置付けの観点から眺めると、今後の講義が非常に楽しみなものとなります。奥深い世界で、一生かけても到底できるものではありませんが、こういう奥深い世界の学習の機会を得ることができることは、何事にも勝る宝であり幸せなことと思います。(70代男性)
今日の講義では、思想体系[Ⅰ]人間観について学びました。現代の社会では、科学的進歩により、人間についてさまざまなことが解明されてきました。しかし、人間の実像、人間の本質については不十分、無知の状態にあったことを改めて感じました。そして人間は、神の創造という大きな調和の中で存在していることを同時に感じました。人間としての本来のあり方を、少しでも実現していくことができるよう、これからも霊的知識の学びを続けていきたいと思います。(70代女性)
本日は、スピリチュアリズムの人間観について、改めて深く認識することができました。神は地上に170万種以上の生命を創造され、その中で唯一人間に霊を与えた、その意味について深く考えていく必要があると思います。動物や植物にはなく、私たち人間に神が与えたもの、与えられた者としての責任、それについて深く考える必要がある。そしてスピリチュアリストとして、そのことに気づけたのなら、実践する、行動する責任がある、具体的に言えば、「良心」スピリチュアリストとして心の中に「良心」を意識しているのならば、良心に従った実践行動をしないのなら、ひどい後悔することになるだろうと思います。(50代男性)
今回は、思想体系[Ⅰ]の人間観について学びました。霊的真理を学ぶにあたり、正しく学び正しく実践することが重要ですが、そのためにも大枠を正しくつかむことが必須だと改めて感じました。イエスがぜひとも地球の人間にして欲しいとの思いから、2000年以上の歳月をかけて、捧げて降ろされた霊的真理です。その中で重要な位置を占めるが思想体系[Ⅰ]です。人生の意義・目的を知るためにも、周りの方にぜひともお伝えしたいと思いました。人間の肉体は死後に火葬され墓場に納骨されても、人間の本質である霊は死にません。それどころか肉体という霊の牢獄と物質世界という限界だらけの世界から解放され、霊の心を存分に表現でき、自由で物的制約・限界をはるかに超越した、霊的世界、故郷に帰ることができることへの理解が深まりました。イエスが主導する霊的真理の普及=全地球人類の救済という悲願を達成するため、与えられた役割を果たすべく霊的成長と奉仕への実践努力、挑戦を重ねなければならないのだという思いと決意を新たにできました。(40代男性)