学習のポイントと感想

名古屋シルバーバーチ読書会

学習のポイントと感想

2021年、新たな年が始まりました

昨年は、新型コロナウィルスの猛威に、世界中が騒然となりました。その状態は今もなお続いています。日本の各地で感染者が続出し、緊急事態宣言が出される状態になっています。本来なら、“わるさ”をすることなく、人類と共存できるはずのウィルスが牙をむいてきたということは、人類の側に大きな原因があるということです。突き詰めていけば、人類の「霊的無知」です。

これからもしばらくは、新型コロナウィルスの影響から逃れられないことと思います。しかし、霊的真理を知り、霊界の事実までも分かっているスピリチュアリストは、それだけで右往左往していてはいけません。現状の中で、自分たちにできることを精いっぱい行なっていきましょう。霊的真理を知ることで、この難局をチャンスに変えられる人も出てくるはずですから。

12月には、参加者の皆さんに5分間スピーチをおこなってもらいました。皆さんの成長ぶりがうかがえる話に、お互いによい刺激をもらったものと思います。その中から4名の方の話を要約して紹介します。

自分には一つの課題があります。それは「嫌いな人を愛する努力をする」ということです。しかし、嫌いな人を愛するというのはとても難しくて、うまくいきません。どうしても愛することができなくて苦しい時に、母に相談しました。すると母は「何度でも挑戦しなさい」と言ってくれました。そのおかげで、そうか、又頑張ればいいんだと勇気をもらいました。これからも霊性を高める努力を続けていきたいと思います。

今年の「宗教の観点から見た全体像」の学習は大変感動しました。霊的真理の核心だと思いました。今、世の中では、コロナだけでなく様々な事件が起こり、ニュースで報道されています。世界中に熱心なクリスチャンや仏教徒は数多くいますが、その土台が間違っているので皆不安なんだと思います。熱心にやっているけれども、不安でたまらない。そんな中でパワハラやいじめが起きてくる、どうしたらいいのか結局分からないのです。
自分の職場では一時、自殺者やパワハラの問題が相次ぎました。ストレスチェックなどをして対策するのですが、どれもこれも的外れで問題解決にはなりません。パワハラもいじめもなくなりません。霊的真理を知らないからです。あの世があることすら知らない人、死んだら終わりと思っている人に解決できるわけがありません。
死後の世界がある」というような初歩的な霊的知識だけでも伝えたいと思っています。しかし、なかなか受け入れてくれる人がいない、でも伝えたい、こうしたジレンマを抱えています。世の中に対して自分に何ができるのか、と焦る気持ちはありますが、そのためにも今は自分をもっと磨く必要があると思いました。

私たち夫婦は伝道についてよく語り合います。夫婦で長い間共通の宗教に入っていました。まだ学生の頃伝道され、すぐにその宗教に入信しました。宗教というよりも人間として生きる道を見つけたと思ったのです。しかし、時が経つと共に、悩み、苦しみ、葛藤の日が続き前へ進んでいくことができなくなってしまいました。
そんな時、主人が「シルバーバーチの霊訓」を見つけてきてくれたのです。そして読書会を探してすぐに2人で参加するようになりました。読書会に参加して8年になりますが、ここで学ぶ一つ一つのことが本当に新鮮で、これこそ真実だと思います。摂理としての神、神の本当の姿、神と摂理だけを信仰対象とする宗教……学ぶ中で、これまでの不安や恐れが全て吹っ飛んでしまいました。自分はこれまでの宗教による洗脳、宗教の霊的牢獄から抜け出すことができたのです。そして本を読んでいただけでは到底学び得なかったであろうスピリチュアリズムの救済計画を知り、その中で自分たちがどうしていけばいいのかということも知ることができました。神、イエスをはじめとする高級霊たち、普及会の皆様に感謝しています。

自分が初めて霊的なことで疑問を持ったのは幼稚園の頃でした。祖母が亡くなった時、「人間は何で死ななくてはならないんだろう」と疑問に思い、親に尋ねました。自分の家族は皆、ある仏教系の宗教に入っていましたので「お迎えが来てくれて、あの世へ行ったらご先祖様と一緒になって、私たちのことをまもってくれるんだよ」と答えてくれました。
しかし、成長するにつれてだんだん家族の言動に疑問を持ち始めました。悪いことが起こると「成仏していないご先祖様がいるんじゃないか」と言い、良いことが起こると「ご先祖様が助けてくれた」と言う。なんだかうちの家族はずいぶんご先祖様を都合よく使ってるんじゃないか、と思うようになりました。そして高校1年生の時、父が心臓発作で亡くなりました。その時「どうして自分は助けられなかったのか、なんで家族のために必死に働いてくれた父が死ななきゃならないんだ、神も仏もないんじゃないか」と自暴自棄になり、正直に生きるのがバカみたいじゃないかとふてくされたまま大学生、社会人となっていきました。そして26歳の時、ハート出版の『シルバーバーチのスピリチュアル・メッセージ』に出会いました。そこには自分がずっと知りたかったことが全部書いてありました。そこからシルバーバーチを読み、普及会のホームページを読むようになりました。知識は増えましたが、実践となると、自分に都合の良いところだけを取り出していて、人に「シルバーバーチの本、いいよ」と言って渡すだけでした。
こうして何度もシルバーバーチや普及会のホームページを読んでいたのですが、正しい知識として自分は理解しているのか、伝道するにはどうしていったらいいのかは分かりませんでした。そう考えているときに読書会があることを知りました。初めはこんな自分が参加していいものなのかと思いましたが、皆さんがそれぞれに悩み苦しみ努力していることを知り、自分も頑張ろうと思いました。こんな自分がなぜこんな素晴らしい知識を手にしたんだろうと思うことはありますが、自分のこれまでの人生の道のりを考えると、「自分の人生はスピリチュアリズムのために働くためにあるんだ」と思うようになりました。足りないところはたくさんありますが精いっぱい霊界に使ってもらえるように頑張ります。



参加者の感想

私の進んでいく道に生えているイバラは全て刈り取ってもらえるものだという間違った思い込みをしていました。私に経済的な状況の変化があり、スムーズに進めなくなったことに、苛立ちと落胆の思いを抱えていました。神を信じるということは、よいことばかりが起こるということを信じるのではなく、私にとって都合の悪いことが起こったとしても、それも私にとっては良いことなのだと信じることなのだと分かりました。「何度だって挑戦しなさい」きっと私の守護霊も私にそう語りかけてくれているはずです。その言葉にどれだけ深い愛が込められているか、今日感じることができました。守護霊はどこまでも私たちの霊的成長を願っているんですね。この先の状況がどうなるかはわかりませんが、くさらずに頑張っていきます。(40代女性)

皆さんの話から、普段の生活の煩わしいことや悩みごとにとても真摯に向き合われていて、霊的に成長していると見えました。私も聞いていて、とても刺激を受け、もっと真理を深く理解して実践できるようになり、霊界の道具として働けるようになれたらと思います。(50代男性)

皆さんの発表により、どのようにして皆さんが読書会まで導かれたのか分かったため、参考になりました。自分一人でシルバーバーチを読んでいても、多分ここまで続かなかったです。読書会のおかげでここまでやってこられたことに感謝しています。成長に終わりはないので、これからも一歩一歩努力していきます。(50代男性)

皆さんの想いを聞くことができてよかったと思います。皆さんがこの読書会に参加することになった理由はまちまちですが、霊界の導きがあったことは同じで、ここで学んだことはいつの日か誰かに必ず伝えられると信じて生活していきたいです。ですが、伝えるのにも自分がまず人に話せるだけの力量がないとできないので、この先も本を読み、読書会に参加し、DVDで復習し、霊的成長していかなくては……と思います。この頃は辛いことがあると、「霊的成長、霊的成長」と気持ちを切り替えることが少しずつできるようになりました。ですが、すぐ現実に戻ってしまいます。DVDは目と耳で感じられるのでいいですね。日々のイライラした時の薬になりそうです。読書会は霊的な実感をでき、心の洗濯、そして成長の日と思い、楽しみにしています。(50代女性)

皆さん、霊的成長のため、悩み、努力されていることを改めて知り、自分も頑張らねばと思いました。悩み・障害は、霊的成長のためのプレゼントだと思い、感謝し、改善していきたいと思います。(50代男性)

今回の皆さんのスピーチを聞かせていただき、皆さん、伝道の難しさ、実践の難しさなど、霊的成長のために悩み、苦労されているんだなと思うと、自分も頑張らないといけないと改めて思いました。皆さんそれぞれ歩んできた道も考えも違う中、孤独に感じることもあると思います。しかし、こうして皆さん悩み苦しみながらも前に進んでいるということが分かり、勇気をもらいました。そして私たちの背後には目に見えなくても大勢の霊団の人たちが、何十、何百、何億人といるんだと思うと、止まることができないな、頑張るしかないなと強く思いました。(40代男性)

一年の終わりに、一人一人のたどった道を聞くことができました。霊的真理に出会った人たちが、日々の生活の中で確実に作り変え変えられていく(霊的成長していく)様子を見るにつけ、霊的真理の持つ力そして愛の偉大さを感じます。普及会の方々が私たちに見せてくださっている「霊界の良き道具」として働く、その姿勢に学びつつ、習っていきたいと思っています。(60代女性)

参加された先輩方のスピーチを聞かせていただき、霊的刺激になりました。困難を持ちながらそれと闘い、そしてスピリチュアリストとして霊主肉従を保ちながら霊的成長をしていきたいと思います。今年7月から読書会に参加させていただき、スピリチュアリストの先輩方と出会え、リアルにシルバーバーチの霊訓を学ぶことができてとても勉強になります。来年も霊的成長を少しずつでもしていき、伝道をしていきたいと思います。(40代男性)


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