学習のポイントと感想

名古屋シルバーバーチ読書会


学習のポイントと感想 

思想体系Ⅰ死生観・人生観


今月は、先月に続き思想体系Ⅰを学習しました。前回学習した「人間観」の復習をして、その後に「死生観」「人生観」を学習しました。「人生観」では、地縛状態から解放されたクリスチャンの霊の証言とバーノン・ムーアの通信を読み、どのような地上人生を送るべきなのかを確認しました。改めて読むバーノン・ムーアの言葉は、参加者の心によく響いたようでした。

●臨死体験によって大きく変化する「死生観」

大半の地上人は、死後の世界の存在を信じていません。地上人生がすべてだと思っています。アメリカの脳科学者エベン・アレグサンダーもそうした人間の一人でした。彼は自分が細菌性髄膜炎にかかり、7日間の昏睡状態に陥りました。そしてその間、彼自身は、これまで決して信じることがなかった「臨死体験」をしたのです。
(著名な脳神経外科医が語った自らの「臨死体験」 ↗

これまで目に見える世界がすべて、地上人生が終わればそれでおしまいと考えていた人でも、自分自身が「臨死体験」をすることで、その考えは一気に変わります。エベン・アレグサンダーの例は、まさにその典型です。しかし、こうした特殊な状況で臨死体験をしなくても、『シルバーバーチの霊訓』によって示された霊的真理によって、死後の世界の実在、人間は死んでもその先に人生があるということを知ることができます。

地上人生がすべてだと思い、地上でいい思いをすることだけを考えて生きていくことがどれほど虚しい結果に終わるのか、死後大きな後悔をすることになるのか――霊的真理を知った私たちにはそれが分かります。

自らが臨死体験をしていなくても、こうした他の人間の臨死体験を知って、「ひょっとして、死後の世界があるのかな」と思う人が、これから増えてくるはずです。今、霊界はイエスの指揮のもと、総動員体制で地上世界に働きかけています。霊的世界に目を向け、人間の本当の生き方を知りたいと思う人が、必ず増えてきます。私たちスピリチュアリストは、そうした人たちに正しい霊的知識を手渡し、神の望む人間としての本当の人生を歩んでいけるよう働きかけていきたいと思います。

参考:
インフォメーションNo.40
「イエスの幽界降臨」と、クリスチャンの地縛霊の救済 ↗


インフォメーションNo.48
スピリチュアリズムの進化の3段階 ↗



参加者の感想

本日は死生観と人生観について学びました。私はもの心ついた頃から「死後の世界はある。その世界の方が地上より素晴らしい」と漠然と思っていました。そのため死の恐怖におびえることはありませんでしたが、代わりに、生きることへの執着が希薄でした。生を軽んじていたところありました。しかし、『シルバーバーチの霊訓』に出会ったことで、地上人生の意味がわかり、生きることに対してもっと能動的に関わっていこうと思えるようになりました。スピリチュアリズムの死生観と人生観を学ぶたびに、生にも死にも、また死後の生活にも、神の愛が溢れんばかりに込められていることを感じます。私たちはいついかなる時も、神の懐にしっかりと抱かれているのだと、感動と感謝の想いが湧き上がってきます。霊的真理を手にした時、地上人生の苦しいことも小さなこととして受け入れ、他者の幸せを優先して生きることができるようになりました。さらにイエスの部下として人類の真の幸福のために働くことができるという、地上人としてこの上ない人生も与えていただきました。地上でも救われ、霊界でも救いを得られる私は、最も幸せな人間です。どんなにひねくれていても、何度横道にそれても、真理にしがみついて諦めなければ必ず救いは得られるということを、力強く伝えて、一人でも多くの方が光を見出せるように、実践を重ねて、よりよいイエスの道具となってまいります。(40代女性)

本日は、死生観や人生観を学ばせていただきました。多くの地上人だけでなく自分の身近な人たちも、死を恐れ死んだ人を嘆き悲しんでいます。霊的真理を知っている、知らないでは、大きな差が出ます。私たちスピリチュアリストは、死の意味、死後の世界・地上人生の意味を知っているため、死を恐れるどころか楽しみにさえしています。たくさんの人たちがお金儲けや好きなものを買ったり食べ物に夢中になっている中で、私たちは霊的成長を目指すことができています。それは我々スピリチュアリストにとって、大きな大きな宝物であり、死後も価値あるものです。真理と出会えたことに、本当に喜びと幸せを感じています。それもすべて神と霊界の人たちのおかげです。感謝の思いでいっぱいです。そしてなぜ霊界の人々が真理を地上にもたらしたかという理由も知っています。それは人類を幸せにするためです。それを知り救われた人間として、ただ幸せをかみしめているだけではいられません。シルバーバーチが何度も言っているように、真理を知った者としての責任があります。狭い愛に止まらず、神や高級霊と同じように広い愛と高い霊的視点を持って、利他愛の実践と真理の伝道に頑張っていきたいです。(40代男性)

本日は、人間の歩みを時間軸に沿ってまとめた「思想大系Ⅰ」の(人間観)死生観、人生観について学びました。この思想大系の大樹は、2000年前にイエスが地上人に何としても伝えたかったものです。当時の人間の多くが理解できなかったのですが、もしこれを受け入れていたなら、人間の生き方は大きく変わっていただろうと考えると、本当に残念でなりません。人間とは何か、人間の本質は霊、神の分霊を与えられた神性を持つ存在、死後も永遠に霊界で生き続ける、と知っていたなら、人間の生き方は大きく変わっていたことでしょう。地上は死後の生活に向けての準備をする場所、重くつらい肉体を抱えて、肉体本能に翻弄されながらもそれに打ち勝って、霊主肉従、利他愛で調和的な生き方をし、信仰実践に努めるということで、本当に幸せに生きることができるという本当に大切なことを教えていただきました。多くの人は、霊的真理を知らないので、死ねばすべて終わりと考え、死を恐怖に感じていますが、本当に残念なことです。死は喜び、希望、祝福すべきもので、この地上で真理を正しく理解し、正しく実践していくことで、死後本当に幸せになれる。この真理をしっかり伝えていけるよう頑張りたいと思いました。全ての人が幸福に生きられるよう願って、自分自身がしっかりと信仰実践を努めたいと改めて思わせていただきました。(50代女性)

死生観と人生観について教えていただきました。死は悲しむべきものではなく、重い肉体を脱ぎ、苦労の多い地上人生を卒業して、新しい世界へと旅立つ喜びの時でした。(かつては私自身もこの真理に出会う前にはそうでしたが)死ぬことに対して不安や恐怖を持ち、また大切な人や身近な人の死を受け入れられなかったり、いつまでも悲しんでいる人たちに、この真理を知らせたいと本当に思いました。また宗教の間違った教義によって死んだ後もその教えを信じ、地縛霊になっている話をお聞きし、地上にいる間にその間違いに気づいてほしい、霊界に行く前に知って欲しいと願わずにはいられません。真理を知った者として、それを伝えていくことができればと心から思いました。そのためには導いてくださる霊界の方々の道具となれるよう、日々の生活の努力、信仰実践、何よりも霊主肉従を心がけていくこと、利他愛の実践を自分の心にまた言い聞かせました。(50代女性)

多くの人にとって死は最大の恐怖です。たとえ熱心な宗教家であっても、死後の世界をはっきりと知らないため、死は最大の恐怖と思われます。死生観で死は喜び、祝福すべき時と学んだ読書会のメンバーは、楽観的に生きられる宝を得たことになります。人生観で地上人生は準備の場所と学びましたが、霊界から見ると非常に短い期間ですから、常に真理に沿った生き方を今まで以上に行っていきます。基本的なことですが、時間を無駄に使わず神の摂理をいつも心掛けていきます。霊界へ行ったとき、バーノン・ムーアのように、私も後悔したくありません。本日もありがとうございました。(60代男性)

今日は思想大系Ⅰの死生観・人生観の復習でした。私たちはこの読書会で学ぶことにより、一般の人たちとは大きく違う思いをたくさん持っています。死者への想いもその一つで、私も実父が亡くなった時には、そのことを強く実感しました。あと何時間か先には自分の手術が始まります。そんな中にあっても、心を乱すことなく過ごせ、父に「良かったね、もう苦しくないね」と語ることができました。この一つの出来事であっても、死後の世界の真実を知っているか知らないかで大きく変わります。そして今を生きるこの地上生活においても霊的真理知っているか知らないかまた受け入れることができるかできないかで大きく差が出てきてしまいます。時期が来ているか?ということもありますが、私たちはスピリチュアリストとして真理の伝道という最大の利他愛の実践のできる立場に居るということを、自覚していかなければいけないと思います。バーノン・ムーアの言葉を私の今の生活を律する耳の痛いところです。しかし、バーノン・ムーアと同じく今地上でこの教えに導かれたことに神に感謝します。(50代女性)

スピリチュアルの思想体系Ⅰの人間観・死生観・人生観を学びました。バーノン・ムーアの霊界通信を通して、地上人生の重要さを認識させていただきました。地上人生は基本的な霊的成長する期間として、神が与えてくださった期間であること、神の摂理に一致した真理を正しく理解し、正しく実践することの重要さをしっかりと心に刻み、信仰生活を送っていきたいと思いました。本日もありがとうございました。(60代女性)

今回の学習は、前回の人間観の復習と死生観・人生観を学びました。人間観では、人体の構成、人体の仕組みを学び、この点をよく理解する事で、死生観・人生観も理解できることを感じました。また人生観では、霊界人生がメインであり、地上人生は基本的な霊的成長をなす準備の場所であることを理解しました。あとどれほどの地上人生が残されているかわかりませんが、知的に理解するだけでなく、一つ一つの内容の奥にある神とイエスの愛を感じて、学び実践して行きたいと決意しました。(70代男性)

今日の講義は、人間観の一部復習と、人間にとって最も大きな出来事である「死」を通して人間の人生とは何か…という私たちの生存に最も重要な「人生観」の学習でした。講義の中で、大切な発見がありました「地上人生は準備の期間であり、死後の霊界での人生こそメインである」ということ。です。今まで地上人生、霊界での人生を等しい比重で考えていた私には、新たなそして大きな発見でした。そのように考える(霊的人生がメイン)ことによってシルバーバーチを通して伝えられた言葉の意味が実感を伴って理解できたように思います。しかし、講義の最後に若山さんが話されたように、単に知ることのみでなく、本当の信仰実践が問われます。心が引き締まります。(70代女性)

本日もありがとうございました。本日はスピリチュアリズムの思想体系Ⅰの人間観・人生観・死生観について整理し、学ばせていただきました。「霊、霊の心、霊体」と「肉体、肉の心」について、改めて認識できました。死後の世界へ入る準備として、この地上生活においてやるべきことがあり、そのために知識としてスピリチュアリズムを学べたことに感謝しています。ただその道は楽なものではないですね。時には醜く格好悪い姿を晒しながらも、『シルバーバーチの霊訓』に従って、信じて前に進みたいと思います。(50代男性)

今回は、人間観、人生観、死生観について学びを深めました。地上の人間も霊界の人間も神との関係は、摂理を通した間接的な交わりですが、地上の人間は知的理解・知的実感が主で、その実感はとても小さく、霊界の人間はリアルで壮大な霊的実感なのだと思いました。神の素晴らしさ、偉大さを実感できる霊界は本当に素晴らしい世界なのだと思います。そうした霊界では全ての人間が、共通の神を信仰し、神へと近づく道をまっしぐらに駆けているのだと思いました。心から羨ましく思います。願わくば今すぐ神の愛を全身で受けとめ、その愛に浸りたいと願っていますが、霊界でそうあれるように今を頑張ろうと思います。霊界で真の幸福を手にするには、霊的真理を正しく理解し、それぞれにおいて弛まない霊的成長の努力を重ねなければなりません。霊的知識には自動的に責任が伴いますが、霊的幸福・幸せの人生とは、物的世界という初めから限界だらけの地上世界で霊的成長を目指し、神へ近づくための苦難・困難の人生なのだと改めて思いました。霊的人生を歩みだした私たちスピリチュアリストにとって、真の幸福の人生・霊的人生を歩むには霊的真理(シルバーバーチの霊訓)に従い、信仰実践の道を歩む以外の道はないのだと思います。これからの地上人生でも、ますます続く狭く険しい一本道です。だからこそ、『シルバーバーチの霊訓』によって示された神への信仰と、シルバーバーチの教え・真理の実践が必要なのだと思いました。それこそ、他者の人生を明るくし、輝かせる人生です。霊的無知からおこる人々の悲劇や悲しみ過ちを無くしたり減らしたりできる人生です。私たちにはそれができます。だからこそ、これからも同志の皆様と共に、神とイエス、霊団の皆様の道具として僕として、他者への霊的奉仕、神への信仰と実践の努力を重ねてまいります。(40代男性)


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