学習のポイントと感想

名古屋シルバーバーチ読書会


学習のポイントと感想 

思想体系Ⅰ死後世界観


7月14日以来、2か月半ぶりの読書会でした。今回は思想体系Ⅰの「死後世界観」を学習しました。以前にも学習したことがある内容ですが、イエスの再臨以降に行う死後世界観は、これまでとは違った角度での学びができました。幽界での暗黒スポットの状況が、イエスの幽界への降臨によって一変したことや、イエスの言葉で文鮮明などの宗教指導者の現状を確認できたことなど、より具体的で実感を伴った学びとなりました。

●正しい死後世界観を説いた宗教は一つもない

「人間は死んだらどうなるのだろうか」「死んだらいったいどこへ行くのだろうか」 おそらく大半の人が、一度は考えたことがあるのではないでしょうか。原始時代と言われた大昔から、人間は「」が避けられない運命という事実に直面し、不安と恐れを抱いてきました。そしてその答えを宗教に求めるようになりました。人類の発生と同時に宗教ができたと言われるのは、人間が「」について答えを求めたからです。

「死」について説かない宗教はありません。宗教は「死」についての専門家と言ってもいいでしょう。地上に誕生したいくつもの宗教が、それぞれに死後の世界について説いてきました。

もっとも一般的でよく見られる死後世界観は、「死後、人間は、天国(明るい世界)か地獄(暗い世界)のどちらかに行く」というものです。(*こうした考え方を、“二分的他界観”と言います。)その代表がキリスト教やイスラム教です。日本の民間信仰にもこうした考え方があります。生きている間にいいことをすれば極楽へ行ける。悪いことをすれば地獄に堕ちて、閻魔様に舌を抜かれる――子供の頃にこうしたことを聞かされたという人も多いのではないでしょうか。

それとは別に、古代インド宗教や仏教のように、人間は苦しみのサイクルの中にいて、そこから抜け出して(解脱)、苦しみのない幸福な理想の世界(ニルヴァーナ)へ行くことが救いであると説く宗教もあります。「生と死を繰り返すという苦しみを繰り返す」という考え方を“輪廻的他界観”と言います。

また、最近では、「死後の世界は次元の異なるいくつもの階層でできている」という“多層的他界観”を説く宗教も多くみられます。神智学、人智学、GLAや幸福の科学などの新宗教があります。イギリスの初期のスピリチュアリズムも、神智学の影響を受けて、こうした多層的他界観を信じていた時期がありました。(マイヤースやコナン・ドイルなど)

こうしてみると、いくつもの宗教が、それぞれに違った他界観(死後世界観)を説いてきました。しかし、死後の世界について真実を説いている宗教は、一つもありませんでした。部分的には正しいと言える部分があったとしても、そのほとんどが間違っているということです。

●シルバーバーチによって明らかにされた死後の世界の真実

では、真実の死後の世界とは、どのようなものなのでしょうか?それをシルバーバーチが明らかにしてくれました。

・死後の世界(霊界)は無数の界層からなる1つの世界
・地理的な境界線は存在しない(グラデーション的につながっている)
・人間は死後,最初に入る霊界(幽界)で、地上臭を拭い去る(霊的純化のプロセス)
・霊的成長度に応じた界層(霊的グループ)へ赴く
・幽界の最下層には、地縛霊が集まる暗黒スポットがある

死後の世界である霊界の住人であり、かつて地上人として生活したことのある高級霊シルバーバーチだからこそ明らかにできる死後の世界の真実です。

●幽界下層の暗黒スポット

シルバーバーチが明らかにしてくれた死後の世界の様子の中で、地上世界とも大きく関わっているのが“幽界下層の暗黒スポット”の存在です。これまでの宗教では、悪い行いをした者が行く地獄と呼ばれる世界があると説いてきました。そうした地獄が存在するわけではありませんが、人間自身が自らの内容にふさわしい場所へと赴いた結果が、真っ暗な暗黒スポットと呼ばれる世界となっているという事実があります。そこには地縛霊と呼ばれる霊が集まっています。そして地縛霊は、同じような思いを持つ地上人に働きかけ、悪い影響を与えています。

地縛霊には大きく分けると2種類あります。

① 死を自覚しない霊
② 宗教の教義に縛られ、霊的牢獄から抜け出せない霊

こうした霊たちは、肉体を脱ぎ去って霊的世界にいるにもかかわらず、相変わらず地上と同じことを繰り返していきます。中には、何百年もの間、幽界の下層にとどまり続ける哀れな霊もいます。特に生前、熱心に宗教を信仰してきて、死んだ後もその教義に縛られ、自ら霊的牢獄の中に閉じこもっている哀れな霊も数多くいます。

2021年4月、スピリチュアリズムにおいて、イエスの地上再臨が実現し、その状況が一変しました。イエスが自ら幽界に赴き、幽界で長年苦しんできた多くの霊たちを解放したのです。(*これについては下記のインフォメーションをご覧ください。)
地縛霊の救済は、スピリチュアリズムの使命です ↗
「イエスの幽界降臨」と、クリスチャンの地縛霊の救済 ↗
イエスの地上再臨にともなう、幽界での“大宗教革命” ↗

イエスの再臨によって、これまで幽界で間違った宗教教義に自らを縛り付けていた聖職者たちが、救われることになりました。しかし、自分のエゴから多くの信者をだまし続けてきた宗教の教祖たちは、その罪を償わなければ暗黒の世界から抜け出ることはできません。その様子も今、イエスによって明らかにされています。
霊的観点から見た統一教会の本質と実態ー文鮮明教祖と信者たちの死後の様子 ↗

イエスの大宗教革命が進む中、シルバーバーチの明かしてくれた死後の世界の様子がリアルに伝わってくるようになりました。この時代にスピリチュアリストとして歩むことができる私たちは幸いです。これからも一人でも多くの人に、霊界の事実と、人間としての本当の生き方を伝えていきたいと思います。



参加者の感想

本日は、スピリチュアリズムの死後世界観を学びました。地上に生きている間に正しい他界観を知っておくことの大切さを、改めて痛感致しました。私たちスピリチュアリストは真実を知ったことで、死後スムーズに霊界入りして、霊的成長の道を歩み出すことができるようになります。また、これまで学んできた真実の「人間観」「死生観」「人生観」により、神の願う正しい地上人生を送ることができます。そして何より、イエスの地上再臨の事実を知ることができました。イエスの真の姿・真の願いを理解できたのは、スピリチュアリズムを学んでいたからでした。現在の地球上で最も重要な出来事は、イエスが地上再臨し、あまたの高級霊と共に、地上に大宗教革命を起こそうとしていることです。ここまで導かれた者としては、個人的な霊的成長でよしとしたり、狭い半径に限られた貢献ではなく、地球人類の救済のために貢献できるようになりたいと願いました。人類の救いのための利他愛や苦労や奮闘の中に、積極的に身を置いて、少しでも神やイエスの願いの成就のために役立つ道具となれるよう励んで参ります。(40代女性)

家族が仏教系の宗教組織にいたので、小さい頃は、「良いことをすれば天国に行けるよ。悪いことをすれば地獄に行って閻魔様に舌を抜かれるよ」と教えられてきました。少し大きくなってからは、六道輪廻についても教えてもらいましたが、さっぱりわかりませんでした。今思うと、熱心に勉強しなくて良かったと思います。今もこういった間違った教えが世界中で当然のように説かれています。多くの人は間違った教えを信じ、熱心に信仰すればするほど救われないと知ると心が痛いです。イエス様をはじめとする霊界の人たちは、まずそういった人たちを救いたいと働きかけてくれています。霊界の導きで救われた私は、本当に幸せ者です。今スピリチュアリズムの真理を学び、イエス様たちの思いを知る者として、全身全霊をかけて正しい教えを伝えていく覚悟です。これから始まる大宗教革命によって、スピリチュアリズムの教えを求める者、反発する人も増えてくると思います。その荒波の中でも、我々スピリチュアリストは、真実の神を信仰でき、イエス様を先頭に進むことができます。そのことに心から感謝しています。これからどんな困難があったとしても、神様の愛を忘れず、イエス様を旗印に、普及会の皆様を倣って乗り越えていきます。多くの人たちに正しい真理を、霊界の皆様と一緒にお伝えしていきます!(40代男性)

シルバーバーチが明らかにした、唯一真実の他界観を学ぶことにより、地上に存在する様々な宗教が説く他界観はすべて間違いであることがよくわかりました。間違った宗教を信じて熱心に信仰した人が、悲しいことに幽界の暗黒スポットにとどまり続ける悲劇が起きました。そして、その間違った教えを説いたために、死後摂理によって苦しみに襲われ、罪を償うことになります。正しい他界観を知らないということは、それだけ大きな悲劇につながっていくのだ、人類の幸福に結びつかないということが、本当によくわかりました。シルバーバーチの説く無数の界層から構成される一つの世界は、どんな間違いを犯した人間も苦しみを通して、また再生を繰り返しながら救われる世界です。すべての人間の幸せ、霊的成長を願う神の愛にあふれる世界です。死後霊界に入ると、同じ霊的成長にあった霊的家族とともに共同成長できるなど、どこを見ても神の愛に溢れる素晴らしい世界です。シルバーバーチによって明らかにされた真実の死後世界観を学んだ私たちスピリチュアリストは、摂理の実践とシルバーバーチの教えを正しく伝えていく必要があります。これから真実の他界観を伝えて、地上人類の救いのために働いていこうと決意を新たにしました。(50代女性)

地上の宗教の他界観では、その宗教の信者にならなければ地獄に行くということでした。シルバーバーチが伝えてくださった神の摂理では、救われない人間はひとりもいない、たとえ間違った道に入ってしまっても、どの人間にも償いとやり直しの道が用意されているのです。すべての人間に完全に平等・公平に神が道を用意してくださっているということを考えると、神の深い愛を感じます。シルバーバーチが伝えてくださったこの正しい死後世界観を、今、地上で間違った宗教を信じている人たちに伝えて、死後、後悔しないようになっていただきたいと心から思います。人類はこれまでの長い長い歴史の中で、真実の死後の世界について知ることがありませんでした。しかし、今、シルバーバーチ、イエスによって真実を知ることができました。この真実を知った者の責任として、人々に伝えていかなければと強く思いました。(50代女性)

シルバーバーチの他界観は理論的で、摂理に沿っており正しいということがはっきりと分かります。それと比較すると、キリスト教、イスラム教および仏教の他界観は幼稚であり、いまだにこの間違った他界観を信じている信者が気の毒です。正しい他界観を教えてあげなければなりません。正しい他界観を持てば、人生観もいやおうなしに変わってきます。この死後世界観は、現在暗記のため特訓中ですが、今日改めて詳細な部分を理解できました。(60代男性)

私たちの想像をはるかに超えた、いろいろな他界観が、今現在でも世界各地に広がっています。イスラム教の殉教者、ジハード(聖戦)での死は、若者だけでなく年端もいかない子供たちも犠牲になっています。間違った宗教を信じているというのは、なんとむごい惨たらしいのだろうかと心が痛みます。自爆テロでの殉教で天国へは行けません。死んだ後の後悔はいかほどのことだろうと思います。地上のすべての人たちが、死後の本当の世界を一日も早く知ってほしいと願うばかりです。幽界での暗黒のスポットが一つでも増えないように、私たちが本当の死後の世界の真実を一人でも多くの人に伝えられるようにしていかなければと強く思います。私たちが今できる最大限の努力のために、知識は必要です。間違った宗教についても知っておくことの大切さも実感しました。知らなければ真実は伝えられないということも実感し、知的武装の大切さも実感しました。(50代女性)

今日の他界観では、宗教の角度からシルバーバーチの他界観までを学ばせていただきました。それぞれの宗教の他界観とは違う、スケールの奥深いシルバーバーチの他界観の素晴らしさに圧倒されました。神がどんなに愚かな人でも救う道があるという言葉に感動しました。もう一度真理の学習を進めていこうというふうに、強く決心致しました。(50代女性)

幾度となく学びの時を与えていただく中で、シルバーバーチの他界観がより理解できていくように感じています。一人でも多くの人間が正しい死後世界観を知り、理解し、人生を送って欲しいと願わずにはいられません。死後世界観を通してもしかりですが、全ての摂理には神の愛の摂理であることを知り、深く深く感謝いたします。(60代女性)

キリスト教、仏教をはじめとする宗教…世界の大多数の人々が、無批判に信じているそれらの宗教を、構造的にシルバーバーチの他界観と対比して教えてくださったことによって、その誤りと、その誤りが人間が真実の生を全うする際にいかに大きな足かせになっているかということを認識しました。また二分的他界観、輪廻的他界観が人間の恐怖や苦しみを前提にしていること、それに対しシルバーバーチの他界観は自己と摂理との関係がその本質であることを改めて考え、厳しいけれど愛の宗教だと感じました。(70代女性)

世界人類の人口の圧倒的多数を占める人々が、キリスト教・イスラム教の説く死後世界観を持っているという事実!!まともに考えると本当に恐ろしくなってしまいます。私たち日本人は宗教的背景からすると、スピリチュアリズムの世界観を受け入れやすいとは思います。ただそれにしても、キリスト教、イスラム教だけでなく、宗教というものに深い理解を示していくことが、まずは必要になるのだと思います。この点において、まだまだ学ぶべきお多くのことがあります。(50代男性)

今日の学習で、キリスト教、イスラム教から、新宗教・新々宗教、民間信仰まで含めると、地球上のほとんどすべての人が間違った死後世界観を信じているということがよく分かりました。イエス様が繰り返しおっしゃる大宗教革命、すべての宗教をなくさなければならない理由が、今日の学習の他界観一つからでも、必要・急務であることが分かりました。そんな間違った他界観を信じて、死んだ人たちは霊界の暗黒スポットで同じ考えをもって集まり、なおも地上に働きかけ、同じような狂信者を作り出しているという負の連鎖の原因になっています。なんとしても霊的真理を広め、このような負の連鎖を断ち切らねばならないと強く思いました。そして一人でも多くの人が、神の摂理にそって霊的成長をなして、幽界を素通りして、すんなり霊界に入れるようになってほしいと思いました。(50代男性)

今回は死後世界観についての学びを深めました。何度も学んでいる死後世界観ですが、今回の講義では、私自身も地上人生を終えた後にこの道を歩んでいくという実感を強くすることができました。キリスト教内部での死後世界観の変遷の歩みを伺い、それぞれの宗教の中で、より純粋な宗教を求めて改革をされた方々がおられたのだと感じました。しかし、それでも霊的無知のマイナス面はあまりに大きく、色々な思惑なども入り交じり、地上の宗教は人類に害悪を及ぼす存在に堕ちてしまったのだと再確認することができました。シルバーバーチの霊訓が降ろされ、真実の死後世界を説ける真実の宗教、スピリチュアリズムが現在の地球には根付いています。既存の宗教を信仰し、真の救いを求めて信仰と改革の歩みをされた宗教者の方々、純粋な信仰心から信仰の歩みをされた人々が得られなかった真の宗教、真の救いの道が現在は示されています。しかも、今の時代はイエスが再臨され、イエスを通して神の霊力がこれまでとは比較にならないくらい地上に流入しています。それにより、シルバーバーチの霊訓が加速度的に広まっていくのだと感じています。そうしたなかで、霊的真理普及の受け皿となるためにも、これまで以上に霊的真理の正しい理解と実践に努めます。そして、自身の心、知情意をより霊的真理に沿わせる努力をします。強い意志を手にして、揺るぎない強固な足場となれるように決意と覚悟を固めてまいります。(40代男性)


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