参加者の感想
読書会に参加された方の感想を載せました。その日に学んだ内容についての感想や、日常生活の中で感じたことなどを霊的真理に照らし合わせながら語ってくださった言葉です。真理を学ぶ皆さんの参考にしてください。
2013.7.21
今回は、「神観の変遷」「宗教教育について」という2つのテーマについて学びました。教育については、ご自分のお子さんを育ててきたときのことや今の現状など、真理を知ったことと照らし合わせながら語ってくださいました。単に苦労した失敗したという過去の話で終わるのではなく、今後どうしていったらいいのか、自分たちができることはどういうことかなども考えて話してくださいました。
初めて教育の問題を取り上げましたが、とても奥深く、皆さんにとっても、とても重要な問題であることがよくわかりました。自分の子どものことだけでなく、周りにいる子どもたちすべてのことも考えあわせて、教育という問題はとても重要であり、皆さん真剣に考えている問題なのだということだったのだと思います。
7月の感想――3章知識はすべて、ためになるのです〈3〉
自分が今感じている苦しみは自分自身のために苦しんでいるということがよくわかりました。今この瞬間にも苦しんでいる人たちが大勢いて、そうした人たちのために苦しんでいたわけではありませんでした。そんな自分が恥ずかしく思われました。こうして学んで、自分の未熟さに気づいて少しでも取り除いていければと思いました。
自分の場合はもう子育てをおわってしまったのですが、親から育てられたように自分も子育てをしてきてしまいました。子どもに神様のことを話していかなければならなかったと思うのですが、子どもも受け入れないしうまく話すことができませんでした。しかし、自分がしっかり理解したうえで説明しなければならないので、やはり難しかったのかなと思います。
子どもに手本を示すとき、大人自身がそう思って実行できていない中で押し付けても子どもは見抜いて反発します。だから教える側、手本を示す大人が本当に心の底から純粋になっていかなければと思いました。
子どもも再生人生を選んで人生のアウトラインを描いてこの地上に生まれてきているのだから、そこに多少の失敗があろうがなかろうが、親の勝手や都合で余計なことをするのは大間違いだと思います。私のところに生まれてきたからには、私との関係で体験する必要性があったからだと思うので、余計な手出しをして問題を避けさせてはいけないんだと思います。子育てが終わってからスピリチュアリズムに出会ったわけですが、それでも知ることができてよかったと思います。
スピリチュアリズムを知る前は、普通の人たちと同じように神社に参拝して神様に自分の願いごとをしていました。しかし、スピリチュアリズムを知ってからは、神に向き合うということがわかってきて、これまでの神道や仏事の間違いがわかるようになってきました。
教育に関しては、今はまだ物質主義や資本主義の影響が強いので、子どもたちの間でも競争意識をあおられて自分さえ一番になればいい、人を蹴落としても自分さえよければいいという利己主義的な傾向があるように思います。しかし、やはりスピリチュアリズムの霊的真理を学んで根本を変えていかなくてはならないし、先にスピリチュアリズムを知った自分たちにも責任があると思います。
自分の子どもにこうしたスピリチュアリズムの教育をしてやれなかったことがとても残念です。が、こうした教育が本当に大事だと思うので、成人した子どもと接する中でも、真理を生かしていく実践を重ねていきたいと思います。
自分は小さなころから「人のために自分を役立てなさい」といわれ続けて育てられました。親は霊的真理を知っていたとは思いませんが、本当に正しいことを伝えてくれたんだと思います。しかし、そうしたことを守っていこうとしていくと、子ども同士、学校社会の中でも孤独な状態になることが多かったように思います。そうした中で様々な思いをしてきましたが、スピリチュアリズムに出会うことができたのは、自分にとって一番の救いとなりました。答えは人に求めるのではなく、自分自身の中にあるんだという気がします。真剣に一生懸命に必死になっていると、守護霊や背後の霊なんでしょうか、正しい答えを用意してくださいます。子どもを育てるにあたっても、今日学んだことはもっともほしい答えであったのでとても感謝しています。昔から子どもは親の背中を見て育つといいますが、本当に正しい手本を示していくことが、実践するのは難しいですが、大切だと思いました。
自分には子どもがいませんでしたので、里親となって子どもを育てるという経験をしました。里親になるために制度を学ぶことも必要で、施設の子どもの受け入れに必要な心構えも学びました。その中で印象的だったのが、「社会で子どもを育てる」ということでした。今の時代、家の中だけでなく、外で吸収することも多くあります。子どもは社会の宝だから、自分の子、人の子ということに関係なく社会全体で育てなければならないということが大切なんだと思いました。
人のために役に立つということも、一度聞いただけではすぐに行動できるとは限りません。反復していく必要があると思うし、大人になっても繰り返し反復し自分たちに言い聞かせ実行していく必要があると思いました。
宗教教育を行う神の代理者としての親の条件で、正しい霊的知識を教える、正しい愛を与える、正しい手本を示す、正しい導き方をするということでしたが、まだまだ真理も深めていませんし、手本にしても導き方にしても「正しい」となると難しい問題です。しかし、自分の子どもに対して、真理を知った親としてできるかぎりのことをしていきたいと思います。
社会のため、人類のためということも学校だけでもだめですし、家庭の中でもやっていかなくてはならないと思います。しかし、子育て世代も生活に大変で、子育てを終えたおじいちゃんおばあちゃん世代のような人たち、世の中を経験して落ち着いた人たちがそうした役割を社会の中で担っていく世界になるといいなと思いました。
宗教の中に入ってしまうと、ほかのことが学べない、だからなかなか抜けられない。結局それを信じて霊界へ行ってから、自分は何をやってきたのだろうと思うのではないかと思います。やはり、シルバーバーチが言っているように理性で判断することが必要だと思います。そのためには、反対の知識も必要だと思います。違う宗教の教えも知ってみるのも必要かもしれません。しかし、長年の宗教の経験も決して無駄ではないと思います。
少し前に大きな失敗をして落ち込んでいたんですが、失敗はしたくないことですが、やはり失敗は必ずあるし、その中で学ぶことも多いのです。子どもにも失敗しないように石をどけてやるのではなくて、失敗してもその時どう対処していくか、乗り越えていくかを学ばせてやることが大切だと思います。苦労して死にそうになっても必死で生きてきた人生こそが価値があるのだと伝えていきたいです。
長いこと信仰してきて、シルバーバーチに出会うための導きであったということが本当に感じられます。以前の信仰の中でも教えられた神様の姿ではなく、シルバーバーチのいうような神の姿が本当にそうなんだと心から嬉しく受け入れられました。
子育ての中で、私は反抗期がうれしかったです。子どもが自分の意志を主張することができるようになった、成長の証であるようでうれしかったです。
実際の神様の姿を知らない、人間の本当の姿(霊が肉体をかぶっている)がわからないということが、すべての価値観を狂わせていると思います。ものが多いと幸せだとかお金が多いと幸せだとかいう物的な価値観に支配されて、貧乏な生活しているとみじめだと感じるようになってしまう、人間の本来の価値ということを知らないとそうなってしまうのだと思います。本当の神様の姿を知らないと「これだけ信仰しているのにどうして私を救ってくれないの」というような思いが常にあって不満ばかりが膨らみ、絶望します。本来の神様の姿、本来の人間の姿を知ることですべてが解決されるんだなあというところがとても納得しました。
今の宗教は「今をどう生きるか」ということが中心で、その先のことを説いていません。うまく今を生きていけない人はじゃあどうするのかという問題が出てきます。仏教でもマニュアル通りの答えが用意されていて、それで本当に様々な人の問題に対処できるのかなあと思います。スピリチュアリズムでは、現世の先の世界のことを説いていて、悲しみや苦しみは自分を成長させるためにあるんだということがはっきりしています。
教育に関して、子どもにはわかりやすいように、自分の身近な人が悲しむようなことをするな、守護霊が必ずいて導いてくれている、ということを伝えています。今はわからなくてもいずれわかるようになるからといって伝えるようにしています。このうちに生まれたのは、ここに生まれてやるべきことがあるから、自分で選んで生まれてきたんだよということを伝えています。