学習のポイントと感想

名古屋シルバーバーチ読書会

学習のポイントと感想

「シルバーバーチの霊訓」は、これまで地上に伝えられた霊界通信の中で、最も優れたものです。「シルバーバーチの霊訓」によってもたらされた霊的真理は、質・量ともに他の霊界通信を圧倒しています。私たちの読書会では、「シルバーバーチの霊訓」をただ読むだけでなく、ポイントを絞ってシルバーバーチの示してくれた霊的真理の理解を深めていきたいと思っています。私たちが日常生活の中で、特に意識し努力しなければならないことを中心に、大霊や高級霊の思い、スピリチュアリズムの大原則などを、毎回何ヶ所か取り上げています。ここではその内容を簡単に紹介します。

2017.4.16

今月は「スピリチュアリズムの思想体系1」の「死の直後」について学習しました。 私たち人間は、地上人生を終えると、霊界へと赴きます。しかしすぐに霊界での霊的な生活が始まるわけではありません。幽界を含めた霊界は、地上とはまったく違う霊的世界です。霊的世界の生活に入っていくためには、いくつかのプロセスが必要となります。具体的には、「死の眠り」「死の瞬間」「死の眠りからの目覚め」「調整期間」「死の自覚」「他界者との再会」といった内容です。

スピリチュアリズムの思想体系1「死の直後」

●死の定義

人間は死を迎える時期になると、死の眠りに入ります。その段階になると、痛みも感じず徐々に肉体から霊体が分離し始めます。人間は地上生活の間は、肉体と霊体という2つの身体を持って生きています。(*2016年9月「身体観」)霊体と肉体は、シルバーコードという半物質のひものようなもので繋がれています。そのシルバーコードが伸び縮みしながら徐々に細くなっていきます。そして、やがてシルバーコードが切れる瞬間が来ます。シルバーコードが切れる瞬間が「死の瞬間」です。現代の医療では、「脳死」を死であると考えていますが、それは大きな間違いです。脳死状態であっても、シルバーコードがつながっているうちは、人間はまだ生きています。見た目には死んだも同然に見えても、動けない中で霊はいろいろな体験をしていることがあるのです。ですから脳死状態では、まだ死んだとは言えないのです。臓器移植をするために脳死の状態の人間を「死んだ」と判定し、臓器を取り出す――これは一種の殺人行為です。霊・霊体の存在を認めない現代医療が引き起こしている悲劇です。本当の意味で死の判定ができるのは、「霊視能力者」です。将来の医療現場では、死の判定をするのは医者ではなく霊能者(霊視能力者)ということになるのかもしれません。

 

●霊的真理を知ることの重要性

シルバーコードが切れて肉体から離れて霊体だけの存在になり、すぐに霊界での生活ができるかというとそうではありません。地上人生の間から霊的真理を知って、死後は霊界で生活するとわかっている人間は、比較的短期間に死を自覚し、幽界へと入っていくことができます。しかし大半の人は、自分が霊的存在であるということすら知りません。地上人生がすべてだと思っているものにとっては、死後も自分が生き続けていることは到底受け入れがたいことです。死の眠りから覚めても、自分が死んだという死の自覚ができません。そのため、霊的世界になれるために休息所のようなところでしばらく半睡眠状態の中で寝まどろむことになります。そうして過ごす間に、ようやく自分は死んだのではないかと思うようになっていきます。
また、間違った宗教の教義に縛られていたり、徹底した唯物主義者などは、現実を受け入れられず、いつまでも地上付近をうろつき地縛霊となってしまいます。本来の幽界・霊界の生活に入っていくまでに、地縛霊として悪事を働き、やがて苦しみもがく地獄のような長い時を過ごすことになります。 「人間は、死んだら肉体を脱ぎすて、霊的世界での生活を始める」という真理を知らないがために、ずいぶん遠回りをしてこなくてはなりません。そしてその間、多くの霊界人の手を煩わすことになるのです。本来なら、地上にいるうちから、霊的真理を学び、死んだらすぐに死の自覚ができるようになるのが当然なのです。しかし、現状はそれとは程遠い……だから高級霊はスピリチュアリズム運動を起こし、霊界の事実を知らせよう、霊的真理を伝えようと努力してくれているのです。
今はまだ、霊的真理を手にしている人間はほんのわずかです。しかし、「死後の世界がある」「人間は死後も生き続ける」という最も大事なこの事実は、すべての人間が知らなければなりません。受け入れることのできる人間に一人ずつ、その真実を伝えていくこと、それが先に真理を手にした者の務めです。

 

参加者の感想

霊界(死後の世界)があるということだけで、なぜか安心しきっていてそれ以上に関心がなかった……というのが今まででした。が、シルバーバーチの霊訓等を通じて、ここまでに死後の世界を明確に教えていただき、感謝しています。しっかりと霊的真理を学び、より理解を深めなければと痛感しました。(60代女性)

死の自覚をすることが、こんなにも大変で難しいことであるかがよく分かりました。死を自覚するためには、霊的真理を生きている時に、「人間とは」「死とは」を真理にそって正しく理解することが重要だと思いました。(60代男性)

今回の「死の直後」、内容も量も大変濃く、多かった……という感想でしたが、これだけ正確に詳細に情報を伝えてくれているということは、霊界人からの「道に迷わないようにね、はぐれないようにね」という大きな愛を感じました。旅行に行く時も行き先や何を体験できるのかウキウキしながら調べるのだから、霊界という本当に素晴らしい場所に絶対に行くのだから、死後のことを勉強しておくことは大切だし、当たり前のことだと思いました。そうして学んだことを、必要な人に、必要な時に、短い言葉でもいいから、条件反射的に口から出るくらい自分の中にしみ込ませておきたいと思いました。(40代女性)

霊的真理を知ることによって、地上人生がスムーズに歩めることは理解できていましたが、今回の学習で、本来の自分へ戻っていく死のプロセスに対してもスムーズに歩めるということへの理解もしっかりとできました。また、スピリチュアリズム計画の救済の観点から見た全体像のところで霊界下層の地獄化という項目がありますが、死の自覚がないことで地縛霊となり、地上人への悪影響もあるということで、より理解が深まりました。もし、自分が守護霊や指導霊の立場なら、大変な労力が必要だと思うので、少しでも霊界の方に協力していきたいと思います。(30代女性)

本日は死の直後についての知識及び確認をしていきました。本来真っ先に知らないといけない事実を、霊界のメッセージを通してしか知ることができないほど、無知の程度がひどいということを受け止めていきたいと思います。これほど具体的で明確な死後のプロセスを、いのちの真相をどのように求めても究められず、無念に地上を去った霊たちに、静かにこの理解を共有し、共鳴を捧げたいと思います。(50代男性)

全ての人が必ず直面する、死の瞬間、神様の愛が具体的に伝わってきました。(50代女性)

死の直後の様子には、3通りのパターンがあり、大半の地上人が死を自覚できないという事実があるということに大変驚きました。大半の地上人は、真面目に生きているはずなのに、真理を知らないというだけで死の自覚ができないということは、大変残念なことです。霊的真理を知るということが大変ありがたいことなんだと実感しました。霊的真理を真っ先に知った人間(スピリチュアリスト)は、その真理を広く深く学び、まだそれを知らない人たちに伝えていけるようにならないといけないのだと思いました。私は霊的真理に出会ってからも、死んでからもまだ生き続けるなんて、そんな面倒で苦しい長い人生なんて生きたくないと思っていましたが、これは間違っていたと思うことができました。霊界へ行ってからも迷っている人の手助けをするという、生きがいがある生き方も存在するのだと、少し勇気が湧きてきました。(50代女性)

今日の死後のお話は、今の私の境遇の内容そのものでした。2日前、危篤状態であった父が、母の後を追うかのように亡くなりました。10か月前、母の死によって私は霊的真理を知り、その後父には「死後の世界があり、そこに母がいるんだよ」と、死の自覚の大切さも話してきました。母の後、父が逝ってしまう数か月は、意味のある期間だったのかとも思えます。今回、父の遺体の横で、プリントアウトしていたニューズレターの死の直後の様子を読んで、聞かせられたことに感謝します。また、今後の普及のためにも、本日の読書会へタイミングよく出席で来たことに感謝します。(50代女性)

死の直後の様子が詳しく分かりました。死に顔がどうとか、こうとかいう言葉に惑わされないようにします。あまりにも死について知らない人が多いため、いくら文明が進んでも、死についての問題が解決されず、残された家族も無用な苦しみが続いているのだと思います。(50代女性)

いずれ自分にも死は訪れるわけですが、死の直前・瞬間・直後は、正直言って未知の世界で、シルバーバーチとこの読書会で知り得たことで、死について「信じよう、信じるしかないな」と思いました。シルバーバーチに出会わなかったら、このような知識は入らず、一般の多くの人のように、死の自覚もわからず、幽界で気づくまで調整をしなければならなかったわけですね。私も、こちらで学んだことを他人に伝えられるようにできればと思います。(50代男性)

一番大事な死の自覚がすんなりできるようにこれからも霊的真理を学んでいったらいいなと思いました。自分の死の時はいったい誰が迎えに来るんだろうかと思うと楽しみです。(40代男性)

「死後の本当に大事な備えは、霊的真理を知っていることである」この言葉を聞き、素直に受け入れることができました。今、読書会に参加して霊的真理を学べることがいかにありがたいか、神に感謝したい気持ちになっています。私の両親は、父91歳、母89歳と、死に近づこうとしておりますが、心を込めて霊的真理を伝えていき、死の自覚がすぐに意識できるようにさせてあげたいです。また、身近な家族以外の方々にも、今は伝わらなくとも、自分(私)がよく話していたなあと気づかせてあげられるように、繰り返し伝える努力をしていきたいと思います。(50代男性)

現世において死は嫌われるものですが、誰もが必ず通る道です。それならば、真剣に学ぶ方がよいと考えますが、周囲の人には嫌がられます。ですが、霊的真理を知った者として、放置はできません。受け入れる準備ができた人には、今回学んだことを伝えたいと考えます。(50代男性)

死の直後、とてもよく理解することができました。霊的真理の重要性を再認識することができました。霊的真理を一人でも多くの人に伝えることができるようになるにはどうしたらよいのか、いつも考えています。実践できるように努力してゆきたいです。(50代男性)

死後の一連の知識は、自分のものになったと思います。死の自覚が早くできて、霊界の人々のお手を煩わすことがないようにしたいです。また、まわりの人にも、この知識を手渡せるようにしていきたいです。(50代女性)

自分の死後、本当に自覚できるのかと漠然とした不安がありましたが、今日学んだことによって(完全に払拭できたわけではありませんが)、生前から霊的備えを少しずつでも行っていこうと思いました。最後のお話にあったように、ケアされる側ではなく、ケアする側になりたいです。(40代女性)

死後の世界については以前から興味があり、それなりの知識があると自負していましたが、死の直後についてはほとんど無知でした。死の眠りからの目覚めがスムーズにいくよう、自分はこの先も勉強し、霊的に進歩しなくてはと強く思っています。私は高校生まで、死後の世界とか神を信じる人は弱い人間だと軽蔑していました。今思うと何と浅はかな人間だったのでしょうか。スピリチュアリズムに縁がある現在、自分はラッキーだと思っております。今日も大切なお話し、ありがとうございました。(50代男性)

今まであまり死後の世界について考えたことはありませんでした。シルバーバーチの本と出会う前に読んだ宗教の本の中でも、ここまではっきり教えてくれてはいませんでした。なので、あまり考えてこなかったのだと思います。今は少しずつ理解をしていこうという気持ちです。死後できるだけ早く幽界へ行けるよう霊的事実をしっかり自分の中に入れられるようにしたいと思います。自分の両親も80歳を超えていて、いつ何が起こってもおかしくない時期です。もしもの時に少しでも早く他界者に再会できるよう言葉で伝えられたらと思っています。(50代女性)


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