学習のポイントと感想

名古屋シルバーバーチ読書会

学習のポイントと感想

「シルバーバーチの霊訓」は、これまで地上に伝えられた霊界通信の中で、最も優れたものです。「シルバーバーチの霊訓」によってもたらされた霊的真理は、質・量ともに他の霊界通信を圧倒しています。私たちの読書会では、「シルバーバーチの霊訓」をただ読むだけでなく、ポイントを絞ってシルバーバーチの示してくれた霊的真理の理解を深めていきたいと思っています。私たちが日常生活の中で、特に意識し努力しなければならないことを中心に、大霊や高級霊の思い、スピリチュアリズムの大原則などを、毎回何ヶ所か取り上げています。ここではその内容を簡単に紹介します。

2017.7.16

スピリチュアリズムの思想体系1 死後世界観
 ・スピリチュアリズムの死後世界観の概要、幽界の復習
 ・霊界の環境とそこでの生活
 ・霊界の界層世界

世の中では、小林麻央さんの死に関して、今でも話題になっています。霊的視点から見たならば、いつまでも麻央さんの意識を地上にひきつけるようなことをするのは、決して良いことではありません。つらく苦しい闘病生活から解放され、本当に自由な世界(霊界)に行けるのですから、それを喜んで送り出してあげるべきでしょう。残された子供たちだって、守護霊がちゃんと導いてくれますから、なんの心配もいりません。たとえ霊界に行っても、愛さえあればいつだって会うことはできるのですから。麻央さんの場合に限らず、地上に残された人たちは、亡くなった人に対して必要以上に悲しみ、嘆きます。それは、死んだ人にとって、いつまでも「死の自覚」をできない大きな原因となっているのです。

これまで、死生観、死の直後の様子、死後世界観と学んできて、参加者の皆さんの死に対するとらえ方が明るいものになってきました。世の中の多くの人が「怖い」「できれば死の話には触れたくない」と思っている中、死の問題に正面から向き合えるようになりました。それどころか、死後の世界を本当に楽しみにできるようになっています。誰もが必ず迎える死、誰もが必ず行くことになる死後の世界――こうした問題を避けていては、本当に価値ある地上人生をおくることはできません。私たちが永遠に暮らすことになる死後の世界の事実を、今、この地上でしっかりと学ぶことが私たち地上人にとって、とても重要なことなのです。死後の世界の事実を詳細に、そして具体的に知ることができたということは、人々に霊的真理を伝えていく者としての自信と確信に繋がっていきます。身近な人が亡くなり悲しみに打ちひしがれている人や人生に絶望して途方に暮れている人は、世の中に大勢います。このような人たちを心から慰め励ましてあげられるのは、死後の世界の真実を知っている人間しかありません。一人でも多くの人が霊的真理を手にして、死に対する恐怖や苦しみから救われてほしいと思います。

● 霊界の環境とそこでの生活

・幽界よりも全ての点で素晴らしい世界、光り輝く世界
・純粋な霊的世界、地上臭はいっさい存在しない
・神の摂理(利他性の摂理)が支配する世界
・霊界では界層が上がるにつれて男女差がなくなっていく

● 霊界の界層世界

・霊界は霊的成長度によって住み分けられている界層世界
・霊的親和性による霊的グループ(霊的家族)の形成
・全ての界層が、一つの霊界という場に重複して存在している
・通常は異なる界層間での交流はない
(例外的に上の界層の者が、仕事のために下の界層に降りてくることがある)

参加者の感想

今日も死後世界観の霊的真理を分かりやすく、明確に説明していただき、霊的真理の重要性と神からの愛を感じ取ることができて、とてもありがたい気持ちになっています。霊界の環境は、地上の言葉では言い表せないほど素晴らしい世界、光り輝く世界ということですが、それは利他愛で他者のために働き、お互いに愛し合い助け合って霊的成長の道を歩んでいる世界だと思います。地上にいる間でも、少しでも利他愛に満ちた実践の場を体験し、実感していけるようにしたいです。そして、霊界の霊的グループには、どのような家族がいるのか、今からワクワクしています。(50代男性)

今日は幽界の復習と霊界について学びました。復習のところで、自己満足ができる環境の中、やがて飽きがきて霊的なものが目覚めますが、地上とは真逆の状態であることが再学習できました。私たちはこの真理に出会うためにいくつもの困難や悲しみを通過しましたが、地上人生の内に霊的成長をしたいと思えるようになり、幸せな立場であると改めて感じました。また、霊界の環境は神の愛で支配され、利他愛の実践が霊的成長になるということを学んだので、それにならって実践できるようにしていきたいと思います。(40代女性)

幽界から霊界へとつながっていく変化の様子がイメージできました。幽界は地上に近い世界なのでイメージしやすいですが、霊界の様子はイメージしきれません。小林麻央さんの死後の話が印象的でした。死者に対して地上の人間がしてあげられる最善のことは「いつまでも悲しまない」「霊界に行かせてあげること」ですね。身近な人の死に際して、私たちが忘れてはいけないことだと思いました。(50代女性)

死後世界観は霊的真理の中でも特に大切なことだと、改めてわかりました。死んだら幽界に留まり続けず、霊界にスムーズに移行したいです。地上世界は差別があり、つらいことが多すぎるため、霊界へ行くことが楽しみです。利他愛の大切さがわかりました。(50代男性)

自己満足の世界の幽界から霊的成長の世界への移行は、どれだけ利他愛が自分のものになっているかにかかっています。霊的な貧富、魂の強弱、自分の中で霊的な思いがどれだけ強く心に残せるか、今感じることができません。後どのくらい地上に居るのかわかりませんが、死後、少しでも高い界層へ行くために、これからの生活を自己のためではなく、少しでも人のために生きられたらと思っています。(50代女性)

霊界という世界のことを詳しく学ぶほどに、霊的無知が地上の悲劇を作り出しているという言葉がじわじわと実感を伴って理解できるようになってきます。現在の地上では、時期が来ているということが、真理を受け入れる条件となっていますが、1日でも早く真理を生まれた時から触れ、学べるような環境になってほしいと思います。少しでも霊界の道具として使ってもらえるよう踏ん張って頑張ります。(40代女性)

死後の世界観を明らかに教えていただき感謝です。ここまで詳細に教えてくださっている内容をしっかり学び、整理して、より多くの人にこの事実を伝えることができたらと思います。人生が変わります!生き方が変わります!(60代女性)

霊界は"利他性の摂理"の法則が最も重要なものであり、霊界では、人々は他者のために自分の才能を発揮して働き、"霊的成長"という共通の目的に向けて人生を過ごしている世界であるということを学びました。そのような世界が存在していることを勉強できて本当によかったと思います。この世の中にある価値が全くひっくり返る世界ですね。そういう世界についてもっと学び、この世の価値観とは違うものを大切に生きたいと思いました。また、そういった世界が存在することを、伝えられる人に伝えていきたいと思いました。(50代女性)

死後世界観(幽界・霊界)について学ばせていただきました。幽界で、霊界に行くための霊的純化のプロセスを通過するということでしたが、地上的・物質中心的生活を清算するために、やりたかったこと、欲しかったものなど、好きなだけでき、自己満足の繰り返しをして、いずれいやになって地上的欲望から、霊的成長を求めるようになることを知り、とことん自分で納得いくようなプロセスを用意してくださっていることに驚きました。また、霊界は、さらに光り輝く世界であり、霊的親和性で引き合い、利他愛の実践をしながら共に霊的成長を求める霊的グループ(家族)とともに、愛し合い助け合いながら生活していることを知り、今、この瞬間でも霊界から導きの手を差し伸べてくれていることを感謝しております。神の愛が充満している世界であること、本当に安心して多くの人に伝えてゆけるように、努力していきたいと思います。(50代女性)


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