学習のポイントと感想

名古屋シルバーバーチ読書会

学習のポイントと感想

宗教の観点から見たスピリチュアリズムの全体像〈1〉

新型コロナの影響で、いろいろな制約がかかり、読書会開催にもいろいろな点で慎重さを要求されるようになりました。ソーシャルディスタンスの観点から間隔を置いて座り、換気を常時行ったり、マスク着用で行うなど、感染予防対策をとりながらの開催となりました。それでも久しぶりに霊的真理を共有する同志と顔を合わせることができて、皆さんにとっては大きな霊的刺激を得られる時間になったことと思います。

今月と来月2か月かけて、全体像の2つ目「宗教の観点から見たスピリチュアリズムの全体像」を学習します。地上の様々な悲劇を引き起こす大きな原因となってしまっている地上の宗教の実態を確認し、本来人間を救うはずの宗教とはどのようなものかを学習していきます。今月はその1回目として、地上の間違った宗教の実態についてと、霊界の宗教とはどのようなものかを見ていきました。

●スピリチュアリズムは人類史上最大の宗教革命 ↗
●地上の宗教は全て失格 ↗ 

●霊界の宗教とは

スピリチュアリズムによる宗教革命とは、「地上の宗教を全てなくして、霊界の宗教に置き換える」ということですが、霊界に宗教があるのでしょうか?霊界に宗教があるということは、シルバーバーチが教えてくれました。シルバーバーチは、幾度となく霊界の宗教について、霊界人の信仰について語ってくれました。人類史上初めて明らかにされた霊界の宗教の内容です。シルバーバーチが明らかにしてくれた宗教の内容をまとめると次のようになります。

①すべての霊が「唯一・共通の宗教」を信じている
②信仰対象は大霊である「」と神が造った「摂理
 ―すべての霊が、神の摂理による支配を認識している
摂理に一致した生き方が、そのまま信仰実践となっている
 ―霊的成長に関わる「利他性の摂理」と「カルマの摂理」
④霊界の宗教には、地上のような宗教組織や宗教形式はない
 ―あらゆる点で、地上の宗教とは正反対

地上には世界3大宗教と言われるキリスト教・イスラム教・仏教をはじめとして、数多くの宗教が存在します。そしてそれぞれの信仰対象を持っています。しかし、霊界にはたった一つの宗教しかありません。それは、人間やさまざまな生命体、霊界、宇宙を創造した私たちの霊的親である「」と、神が造った「摂理」を信仰対象とする宗教です。霊界の人々は例外なく神と神の摂理を信仰対象とした宗教を信じています。誰もが自分たちの生きている世界の隅々にまで、くまなく摂理の支配が行き渡っていることを認識しています。そしてその摂理に一致した生き方、日常生活そのものが霊界人の信仰実践となっているのです。

シルバーバーチは、「宗教とはサービス(奉仕)です」と繰り返し言っています。霊界の人たちにとって、宗教とは、人々のために奉仕をすることであり、利他愛の実践にほかならないのです。利他愛の実践を行なうには、組織も聖典も教会も儀式も必要ではありません。地上の宗教が必要としているものすべてが必要ないのです。唯一・共通の宗教ですから、宗教間の対立も争いもありません。

こうした霊界の宗教を地上にもたらそうとしているのがスピリチュアリズム運動なのです。スピリチュアリズムとは、霊的真理の普及によって、地上すべての宗教を、霊界の宗教に置き換えようとする宗教の大変革のことなのです。

※参考:『シルバーバーチの霊訓』とは>『シルバーバーチの霊訓』の画期的な通信内容
11.『シルバーバーチの霊訓』の画期的な「宗教観」 ↗
12.『シルバーバーチの霊訓』の画期的な「信仰観」 ↗

参加者の感想

私はこの人生の中で宗教に関わったことがほとんどなかったので「宗教の観点から見たスピリズムの全体像」を前回学んだ時には実感としての理解があまり得られませんでした。シルバーバーチがキリスト教に対して強く批判しているけれど、そこまで強く言う理由が分かりませんでした。なので、宗教史と世界史の基本的なところを勉強してみました。その中で、宗教組織が歴史の中で何をしてきたのか、宗教組織の実態などが具体的に分かるようになってきました。そして、「宗教」というとなんだか非日常の場所で行われているようなイメージがあったのですが、宗教は私たちの日常にとても身近に存在していて、社会活動、経済活動などさまざまな活動にも大きく影響を与えているのだということも分かるようになってきました。そこで、なぜ霊界がスピリチュアリズムによる宗教革命を必要としているかが、実感を持って理解することができるようになりました。霊的成長とは全く関係ないことが大切にされている地上の宗教です。その地上の宗教によって多くの人々が、肉体的・精神的に苦しんでいます。そうした苦しみから解放される時期に来ている方との出会いがあった時、少しでもお役に立てるような存在となっているよう、頑張っていきます。(40代女性)

「宗教の観点から見たスピリチュアリズムの全体像」を学びました。『シルバーバーチの霊訓』がもたらしてくれたもの、教えてくれたものの膨大さに驚くばかりです。「真の信仰」を持ちたいとの魂の叫びがあって、いろんなことがあって、やっとこの道にたどり着くことができました。そうした道を歩んだ者として、今後、私たちと同じように真の信仰を求めるようになる多くの人たちに、真理を手渡して差し上げることのできる役割を全うできるよう、励みたいと思います。本日もありがとうございます。(60代女性)

私たちが今すべきことは、スピリチュアリズムによる霊界から降ろされた宗教の一員として、その教義(?)である「神」と神が造った「摂理」をよく理解してこの地上で実践していくことであると理解しました。すなわち、霊主肉従の努力と、霊的成長に関わる「利他性の摂理」「カルマの摂理」を理解して実践していくことでしょう!!(60代男性)

地上には間違った宗教の信仰が蔓延していると思います。親の刷り込みや学校の教育とか、いろいろな要素が入り、洗脳させられ、抜け出せずにいます。この染み付いた想念を変えるのは簡単ではなく、本人の理性からの訴え、「これは違うのではないか、おかしい」という気づきがないと変えられません。惰性で生きていて面倒くさくなり、習慣でそのままになっていることもあります。宗教、情報を鵜呑みにせず自分をよく理解して徹底して正視できるようにしたいです。(50代男性)

今日は「宗教の観点から見たスピリチュアリズムの全体像」の1回目でした。地上の宗教は全て失格であるということ改めて霊的観点から学びました。今、この時にも宗教間の戦争が起こっています。利己主義の主張の言い合いです。小さな子どもたちも巻き込まれています。住むところも食べる物も無くさまよわなければならないのです。一日も早く利他愛の溢れる日常が訪れ、心からの笑顔の子どもたちになる地上になることを願います。そのために、間違った宗教観の大人が早く霊界の宗教観に変われる日が来ますように。(50代女性)

スピリチュアリズムの全体像として、今回は「宗教の観点から見たスピリチュアリズムの定義」について学ばせていただきました。前回の「救済の観点から見たスピリチュアリズムの定義」とともに、どちらも地上人類を救うために考えられた計画であり、その言葉にできないくらい壮大で完璧な計画がイエスの主導によって進行していることに、言葉にできないくらいの喜びを感じました。この計画は何百年、何千年経つかわかりませんが、いつかきっと叶う、そのように方向付けられ霊界主導によって地上のスピリチュアリストがともに手を取り合って進んでいくこと、それが霊的真理の普及によって成し遂げられていく事実を知って、大変感動しました。霊的真理の普及がどれほど大切で、霊界人が地上人としてスピリチュアリストに期待をかけてもらっている意味がよく分かりました。地上の宗教が霊界の宗教に置き換わってほしい、そうならないと地上の悲劇はなくならないことを知り、その手助けになることが少しでもできれば嬉しいと思いました。(50代女性)

今回、「宗教の観点から見たスピリチュアリズムの全体像」を学ばせていただき、いかに現在の宗教が間違っているか、地上に悲劇をもたらしているか、改めて痛感しました。自分も小さい頃から家族の影響で、仏教系の宗教団体に所属していました。小さい頃は何も思わなかったのですが、大人になるにつれ宗教同士の対立や、教義では人の為、徳を積むためと言っているものの、信者同士で陰口を言っているなど、おかしいところが見えてくるようになりました。また歴史を学ぶにつれ、キリスト教やイスラム教などの大きな宗教組織も争い、悲劇をおこしていることを知り、宗教は必要ないと考えるようになってきました。しかし『シルバーバーチの霊訓』に出会い、正しい宗教とは何か、人生ではどうしていかなければいけないのかを知り、「自分が知りたかったことはこれだったんだ」と強い感動を覚えました。今回、わかりやすく教えていただき、自分のように宗教を信じられず、どのように生きていけばいいのかわからない人に出会った時、今回のようにわかりやすく説明できるように、準備していきたいと思います。(40代男性)

「宗教の観点から見たスピリチュアリズムの全体像」を学ばせていただきました。スピリチュアリズムによる宗教革命が地球上のすべての宗教を霊界の宗教に置き換えることを改めて学びました。キリスト教が人類にとって弊害であることを学び知ることができました。自分の目の前に地上の宗教から霊的覚醒の時期に来た方が現れた時、真理を伝道させていただきたいと思い、実践していきたいです。(40代男性)

「宗教」とは何かということを本日は改めて考えさせられました。霊界の宗教は1つしかなく、信仰対象は(唯一無二の)神と神が造った摂理であり、それは生き方を一致させることであるという明快なものです。地上にたくさんの宗教があり、多くの悲劇が起こっていますが、宗派や教義の違いが原因だから争いが起こるのではなく、どちらも霊的無知であるから争いが起こるのですね。(40代女性)

今日は救済と宗教の観点からのスピリチュアリズムの意義を学びました。現代の社会に存在する矛盾や悲劇も霊的な存在であるはずの人類の霊的無知が、その原因であることを再度確認しました。そしてまた、人類をそうした状態にとどまらせている地上の宗教の功罪もよく理解できました。霊界の宗教の4つの特徴は、人類の霊的成長を促すように合理的な内容であると思いました。また、そこには大霊の人類への深い愛と厳しさがあると感じました。そして、『教え』の中の言葉「生命の大霊とその永遠の摂理」は私たち人間を、真に勇気づけるメッセージ――宗教だと思いました。(60代女性)

本日は「宗教の観点から見たスピリチュアリズムの全体像」というテーマで学びました。その中で霊界の宗教とはという箇所で、摂理に一致した生き方がそのまま信仰実践となっている、霊的成長に関わる「利他性の摂理」「カルマの摂理」等、今まで学んできたことの真理いかに実生活の中で実践していくかということであり、そのために過去の誤りや事実でないことを捨て去ることを始めてしかる後に新たな霊的成長に向けて進んでいく覚悟です。(60代男性)

今日は「宗教の観点から見たスピリチュアリズムの全体像」を学びました。本来あるべき人間の生き方を伝えてくれるはずの宗教が、地上では宗教間で争い、お互い憎しみ合い、信者の取り合いをしたり、戦争を引き起こしたりしているという一方で、霊界にも宗教があり、霊界の人々が全て唯一・共通の宗教を信じているということです。霊界の宗教は、神と神が造った摂理が信仰対象であり、摂理に一致した生き方がそのまま信仰実践になっているということです。自分自身の生活も日常生活の中で摂理に一致した生き方、霊的成長のための利他愛の実践と霊主肉従を心がけていきたいと改めて思いました。(50代女性)


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