学習のポイントと感想

名古屋シルバーバーチ読書会

学習のポイントと感想

宗教の観点から見たスピリチュアリズムの全体像〈2〉

少しずつ秋の気配が感じられるようになり、新型コロナウィルスの影響で自粛生活一色だった人たちも、少しずつ外へ出かけるようになりました。読書会もかなり以前のように参加できる方が増えてきました。医療関係や介護関係の方はもう少しの辛抱のようです。早く以前のように全員がそろって読書会を開催できる日が来てほしいと思います。

今月は先月に引き続き「宗教の観点から見たスピリチュアリズムの全体像」の学習をしました。先月学習した「宗教の観点から見たスピリチュアリズムの定義」「地上の宗教の実態」「霊界の宗教」といった内容を踏まえて、「真の宗教とは」そして「スピリチュアリズムの宗教革命のプロセス」について学習しました。

霊界の宗教とは(正しい宗教の定義)  ↗
●霊的真理の普及によって達成される人類史上“最大の宗教革命”

(スピリチュアリズムによる宗教革命のプロセス)

今の地上の宗教は、霊的に見るとすべて失格です。本来の宗教の使命を全く果たしていないからです。使命を果たしていないどころか、人々の魂を霊的牢獄に縛り付け、長期間にわたって苦しめ続けるという人類にとって“有害な存在”になっています。こうした間違った宗教を全てなくして、霊界の正しい宗教に置き換えていくのがスピリチュアリズムによる宗教革命です。“革命”と言っても武器を持って戦い、人々の命を奪うものではありません。スピリチュアリズムの宗教革命は「霊的真理」を武器として長い時をかけて行っていくものです。

この人類史上最大の宗教革命は、地上に霊的真理が降ろされるところからスタートします。霊的覚醒の時期を迎えた人が霊的真理と出会い、これまでの宗教を捨て、霊的真理を受け入れて新しい霊的人生を始めていく――こうした人が一人また一人と増えていくことで、霊的真理による革命は静かに、ゆっくりと、確実に広がっていきます。一般的な革命のように数年、数十年の単位でなされるものではありません。何百年、あるいは千年以上の時をかけて静かに進行していきます。

しかし、霊的真理によるこの革命は、伝統宗教や新興宗教にとっては大きな脅威です。これまでの信者が霊的に覚醒して、霊的真理の実践を中心としたスピリチュアリストとして歩み始めるケースが徐々に増えていくからです。そしてどんどん信者が離れて行き、既存の間違った宗教は一つまた一つと消滅していくことになります。自分たちの宗教を何としても守ろうと、伝統宗教や新興宗教は、スピリチュアリズムに対して敵意をむき出しにして妨害をしてきます。私たちスピリチュアリストは、そうした妨害や攻撃に対しても、ひるむことなく歩んでいかなければなりません。しかし、スピリチュアリズムの勝利は確定していますから、心配する必要はありません。私たちはこの地上においても、霊界に行ってからも、スピリチュアリズムの確立のために歩んでいけばいいのです。

霊的真理の普及によって、人間一人一人が霊的成長の歩みをして、神を親とする霊的同胞世界をこの地上に確立していく――これこそが、スピリチュアリズムによる人類史上最大の宗教革命の目的なのです。

霊的真理の普及によって達成される人類史上最大の宗教革命についてまとめると、次のようになります。

①霊的真理の普及にともない、地上の間違った宗教は消滅していく

②スピリチュアリズム(霊界における唯一の宗教)が地上に確立するには、 長い期間がかかる(何百年~千年)

③スピリチュアリズムによる宗教革命の成功は、すでに確定しているが、革命が完全に達成されるまでには、悲劇・不幸・苦しみが続くことになる

参考:スピリチュアリズムとは> スピリチュアリズムの思想[Ⅳ] ↗

参加者の感想

霊的真理が徐々に広がり、霊界の宗教が確立するのはまだまだ先のことですが、私たちスピリチュアリストは確実に歩んでいかなければいけないという責任を感じました。私も霊界の道具として役に立つよう、摂理に一致した生き方にますます努力したいです。本日もありがとうございました。本日の読書会で、自分の置かれている責任を感じました。(50代男性)

今日は宗教の観点から見たスピリチュアリズムの全体像の〈2〉でした。正しい宗教の定義として、地上人の場合には霊主肉従の努力が加えられます。この努力というのはとても大変で難しいと毎日実感しています。日々生活の中でふと気づいた時、肉主霊従になってしまっているからです。周りの人の自己主張のオンパレードの中で、自分もそれに流されてしまっているからです。少しでも多くの時間を霊主肉従に向け生活する努力を続けていきたいと強く思いました。(50代女性)

今日は宗教の観点から地上の宗教と霊界の宗教の違いについて、正しい宗教の定義と、霊的真理の観点からスピリチュアリズムの普及がなされていくことについて学びました。神を崇拝することは正しくても、神の摂理が理解されていないことによって、何がこの地上で起きているのか、そしてそれを長い年月をかけて改めていくというプロセスを学びました。真理を実践し、霊界の道具としての歩みを進めていこうと思いました。(40代女性)

宗教の紛争というのは、本当はやってはいけないことだと私は思います。なぜなら、高級霊たちはそういうことを教えていないからです。スピリチュアリズムを敵視するということは、摂理に違反する行為だと思います。でも必ず勝利する時が到来することをお祈りいたします。高級霊が道具を増やしていくということは、そういうことなのだと思います。(20代女性)

真の宗教とは、「自力救済的生き方」が伴う。自ら招いたカルマを解消するため、苦しみの甘受が必要となります。念仏を唱えれば、お供えをすれば救われるとした現状の宗教から抜け出ることです。しかし、救いを求めてくる人に「甘受せよ」と説得できるほど自分は育っていません。実践を通して霊的成長を続けたいです。(50代男性)

自分はスピリチュアリズムに出会うまで、親や家族の信仰していた宗教団体に属していました。その間、宗教団体の負の面を見るにしたがい、宗教が嫌いになっていきました。そして、「シルバーバーチの霊訓」に出会い、人生とは何か、宗教とは何かを教えてもらい、心にしみわたるように納得することができたのを覚えています。今回の読書会で教えていただいたことが、霊的真理に出会った自分のように、一人一人に広がっていくんだなとあらためて思いました。自分も真理を伝える者になれるよう、摂理の実践を通して成長できればと思います。(40代男性)

今日は真の宗教である霊界の宗教がどういうものか、教えていただけると思い、とても楽しみにしてきました。一番印象に残っているのは、信仰対象が神と神の摂理であることと、摂理に一致した生き方をしていくことが真の信仰実践である、ということです。霊優位の努力と苦しみの甘受、利他愛の実践を日々の生活の中で努力していくこと。これが人生の中で一番大切で、日々それを第一に生きていくということを心がけていきたいと、また改めて思いました。そうして努力していくことで、少しでも周りの人に何か伝えることができれば……という思いです。スピリチュアリズムの目的は、地上人類全体の救いであり、そのためには、一人一人が霊的成長していくことです。反対に考えれば、一人一人が霊的成長すれば、地上人類全体の救い、地上天国が実現するのだなと思いました。(50代女性)

はじめて参加させていただきました。最初は緊張しましたが、勉強会で宗教について、霊界の宗教について教えていただきました。現在の宗教が、本来は人を救うはずなのが戦争などを起こす原因になっている理由もわかった気がします。日常生活の中での利他愛の実践が大切ということを理解することができました。その他、宗教革命について理解することができました。ありがとうございます。私もカルマ解消のために苦難を受け入れて頑張っていこうと思いました。ありがとうございました。(40代男性)

スピリチュアリズムによる宗教革命の成功はすでに確定しているというのはすごいことだと思いました。私たちは安心してスピリチュアリストとしての歩みをしていけばいいのだと思います。自分がこれまで歩んできた道と同じように、純粋な動機から信仰に入り、その結果今は魂を拘束されてしまっている人々のことを思うと、早く魂の覚醒ができるような道へといざなわれてほしいと願ってやみません。私たち一人一人がこの全体像を理解した中で霊界の道具として立っていくことができる、そして苦しむ人たちを助けられる――そう考えるとボサッとしてはいられないと思います。頑張ります。(60代女性)

今日は真の宗教とは何かということと、霊的真理の普及によって達成される宗教革命を学びました。宗教とは“サービス”であるということであり、神に救いを求めていくら願いごとをしても神が苦痛を取り除いてくれることはなく、他人に対して愛を持ってサービスすることが本当の救いである。そして霊的成長を促すことのできない儀式や建造物はいらない、ということが分かりました。「私たちは、この霊界の計画を手助けできる立場にある。なぜなら私たちすべての人間が神の分霊だからです」という言葉を励みにしていこうと思います。(40代女性)

今日の講義の中で、次の言葉が印象深く心に残りました。①「宗教とはサービスです。サービスが霊の通貨です。」②「宗教とは実用的なものです。」この2つの言葉は、明確にそして深く大霊の愛を私たちに伝えてくれます。「宗教」というと、さまざまな儀式や教義によって私たちから一定の距離を保ち、権力を保持しているように思われます。しかし真の宗教は何とシンプルで、私たちの身近に共にある存在であることか。真理を学ぶ機会を与えられていることに感謝しています。(60代女性)

霊界主導の人類救済の一環として、正しい宗教の普及(霊界の宗教)という大きな目的を学びました。このことも今まで学んできた、人生の目的である霊的成長の延長線上にあるものであり、そのためには、日々摂理に一致した生き方を実践するという大基本にあることを改めて認識しました。特に利他性の摂理を心がけたいと思っていますが、日常生活で囚われる雑念を排除する、鈍感になる等、無駄なエネルギーを使わずに利他性の思いを拡大していく生き方をしていきたいと思っています。(60代男性)

本日も大霊の仕事を担うための勉強の場に参加させていただけたことに感謝いたします。日々の職場生活の中でも様々な問題を目にします。そのような中に居ると心が苦しくなることもあります。なぜ平和でいられないのか?と疑問に思ってしまうこともあります。一部の人が一部の人を攻撃し、攻撃し合うようになる。シルバーバーチの「恐れてはいけません」という言葉を贈りたくなります。確かに言われるのは恐いこともあります。自分自身、言われて悲しかったこともあります。ですが、相手は相手で何かしらを恐怖しているからそれを払拭させるために人を攻撃しているのだと思えば、自分が相手の恐怖を飲み込めば、相手を安心させてあげることができると思えるようになります。それでも相手が変わらないのであれば、相手が幸せになりますようにと祈ります。自分が常に冷静でいられるよう頑張らねばと思い、頑張ります。それとは逆に、人との平和、調和を保とうとする人と一緒にいると、とても心が穏やかでいられます。シルバーバーチの霊訓をお伝えできる人にはお伝えし、まだできないなと思う方には、調和を保った時間を一緒に共有できれば良いと思います。相手によくない影響を与えないようにしていたいです。(40代女性)


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