学習のポイントと感想
参加者の講義発表
今月も先月に引き続き、参加者による講義発表を行いました。今回は6人の参加者が講義発表を行ないました。これまで講義を聞くというインプットの学習は中心でしたが、昨年から講義をするというアウトプットの学習を本格的に行うことにしました。霊的真理を正しく、そして深く理解するためには、受け身で学ぶだけでなく人に「語る」「伝える」ということが欠かせません。
講義などやったことがないという人にとっては、抵抗感もあると思います。しかし、少しずつでも語れるようにしていくことで、霊的真理の理解が深まっていきますから、あきらめずに少しずつでも挑戦していっていただきたいと思います。真理を語って伝えていくことによって、周りの人々への伝道という最も価値ある実践が可能となり、自らの真理の理解もいっそう深まっていきます。講義の力をつけるということは私たちスピリチュアリストにとって、霊的成長につながる大切な実践なのです
●講義をするということは大切な信仰実践
人類を救う最も重要な霊的真理を手にすることができた私たちは本当に恵まれています。しかし、手にした真理を自らの内にだけとどめておいてはなりません。手にした真理をまず自分が実践して霊的成長し、自分で自分を救っていかなければなりません。と同時に、自分に救いをもたらしてくれた霊的真理を、他の人々に伝え、周りの人たちにも救いの道を示していくことが、先に真理を手にした者の役目です。講義をするということは、人に真理を伝えていく実践、真理の伝道ということです。
読書会では、同じ講義内容を繰り返し学びます。特に2つの全体像については何度も学習してきました。「全体像の講義は、何度聞いても新鮮で、聞くたびに新たな発見があります」という方が何人もいらっしゃいます。まさにその通りで、聞くたびに新たな発見があり、真理の理解が深まっていきます。その講義を自分で語るようになると、さらに深い理解ができるようになります。自分の中に入れていくインプットの学習だけでなく、人に語っていくアウトプットの学習をしていくことで、霊的真理の深いところまで自分の内に徹底して叩き込むことが可能になります。
講義が苦手だといって避けていては、なかなか霊的真理の核心が自分の内に定着することはありません。下手であろうと講義を繰り返し練習する中で、必ず真理の理解に関する手ごたえが得られるようになります。世の中のお稽古事でも、初めは基礎的な所作を徹底して学びます。よく意味が分からなくても、繰り返し練習してその所作を習得していきます。一流のことができるようになるまでには、そうした徹底した基本動作の繰り返しをしていきます。真理の学習も同じことが言えます。講義を自分で語るという練習することによって、何十回も読んだだけよりも、もっと深く真理の内容が自分の内に定着していくのです。
全体像や思想体系のビデオは、シルバーバーチによって示された霊的真理のエッセンスをまとめたものです。誰も理解しやすいように、言葉を選び、講義原稿を作っています。パネルや全体の構成も、多くの人がこれを見て霊的真理を自分のものとして実践していけるようにと願って作り上げています。そうした講義のビデオをそのまま語れるようにするということは、霊的真理を自分のものにする最短の近道です。自ら聞いて、字おこしして、語る練習をする――その一つ一つの行為の積み重ね、努力が信仰実践そのものなのです。
でき上がったものを受け取るだけ、自分なりにまとめたものを自分流に語るだけでは同じ信仰実践のプロセスを歩むことはできません。苦手であっても、苦しくても、時間がかかっても、少しずつでもいいので正しい方向に沿わせていくことが信仰です。スピリチュアリズムという信仰は決して私たちを裏切ることはありません。一気に結果が出るような安易な道はありません。自分のこれまでの経験則だけでやっていては、何の進歩もありません。
自分自身の殻を打ち破り、霊的に新たな自分を作っていくために、そして他の人々にスピリチュアリズムとはこれほど素晴らしいものだと伝えるためにも、読書会に参加される方々には、ぜひとも講義に取り組んでいっていただきたいと思います。
参加者の感想
2月に引き続き講義発表の時間をいただき、感謝いたします。練習を繰り返す中で、真理の内容の理解が深まっていくのを感じることも嬉しいことであります。霊的真理を語ることができる立場、位置に今あることのとてつもない責任の大きさを痛感するものでもあります。霊界の道具として使っていただけるよう、地上での信仰実践に励んでいきたいと思います。本日もありがとうございました。(60代女性)
本日は皆様の発表聞くことができてよかったです。まるでビデオを見ているような感じで伝わりやすい講義を聞かせていただき、大変参考になりました。私もビデオに忠実に伝えることが出来るように実践していこうと思いました。私もイエス様の霊的同胞世界の確立に少しでも役に立てるよう日々精進していこうと思いました。この1年色々とありましたが、毎日スピリチュアリズムに忠実に生きていくことを意識する生活が身に付いたと思います。実際はまだまだ未熟と思いますが、霊界の道具として全てを捧げていき、少しでも役に立つことができるよう毎日祈って生きていきます。本日はありがとうございました。(40代男性)
講義発表する機会を与えていただきありがとうございました。1人で家で練習している時とは違い、皆さんが聞いていてくださっているだけでなく、霊界の人たちも来てくださっていると思うと、自分の練習不足、生活の中の心構えと努力の足りなさを申し訳なく思いました。一方で、皆さんの講義を聞かせていただき、その感想や講義練習のときの過程などを教えていただく中で、真理を語るということは、ただ単に文章を頭に入れて話すということではなく、その内容の裏にあるイエスの思い、霊界の人たちの思いに寄り添う、それ以上に同じ思いになり語るということなのだと思いました。真理を語る練習をするということは、真理を伝えること(伝道につながること)であるとこの2カ月間の講義練習で強く思いました。これからも学習しつつ、講義練習を続けていきたいと思いました。そして、日々の生活の努力、霊界の人たちも同様に日々努力していることが講義練習する中で分りました。いつも霊界の人と一緒にいることを感じ、それを喜んで努力していきたいと思いました。(50代女性)
本日も講義練習をさせていただきました。今回も少しでも霊界の人たちの思いを伝えていけるように行いました。まだまだ早口になったり、雑な部分が出てしまいました。霊界の人たちの思いを伝えるためにも、伝える人にわかりやすく伝えていかなければならないと改めて思いました。すぐに成長はできませんが、一つ一つ課題を克服し、乗り越えていきます。本当に素晴らしい機会をいただき、ありがとうございます。少しでも霊界の良き道具となれるように、日々の生活の中で摂理に沿った実践と学びをしていきます。(40代男性)
先月につづいて今月も、講義発表でした。6名の方の発表を聴かせてもらいました。ひとりひとりの講義発表に、それぞれ的確な助言があり、叱咤激励もあり、それも含めてたいへん勉強になりました。講義発表についてのイエスからのメッセージにあったとおり、「真理を語る上で、真理を相手に伝える上で、霊との絆を深め、霊力を聴く者に与える」という、「スピリチュアリズムの講義者としての必須の条件」にかなうように、近づけるように、努力を続けていきたいと思います。(60代男性)
講義発表を重ねるたびに、皆さんが成長されていることがよくわかります。「時期が来た方に真理を伝えられるように」「イエスの部下として働けるように」「全人類が親の幸せを手にすることができるように」…そうした思いを膨らませて、皆さんが講義発表を行っていることがひしひしと伝わってきます。先月今月のような素晴らしい講義発表ができるようになったのは、もちろん、霊界側が強力に働きかけてくださったからですが、それに加えて、地上のスピリチュアリストも、霊界側の働きかけに応えようと必死に努力を重ねたからだと思います。志を高く持った同志の方々と、真理の学びを重ねていけることを本当にありがたいと思いました。私も高い伝道意識と実践意欲を少しでも長く保ってより良い道具となれるようさらなる努力を重ねて参ります。(40代女性)
皆さん以前より声が大きくなり、落ち着いた状態で講義発表されていました。進歩されています。私もいつでも講義発表できるよう自宅での練習を続けていきます。救済の観点と宗教の観点の全体像は、全ていつでも講義ができるよう勉強していかなくてはいけません。我々スピリチュアリストの犬でもあります。本日もありがとうございました。(50代男性)
今日も先月同様、講義発表の日でした。なかなか自分の思う講義にならず、練習不足を感じます。皆さんの講義には伝えようという思い、心がありますが、私はただただ文字を打つことに終始していたと思います。しかし講義発表の原稿を何度も作り直す時に、霊的真理の伝道の大切さや真理の理解、霊界の方々が地上人に霊的真理を伝えなくてはいけないという強い思いがわかってきたように思いました。生活を正すことの大切さ、真理の深い理解、実践の大切さ、シルバーバーチの本を読むたびに、少しずつ自分の心に入っていく霊界の方々の思い、そういう時間を大切にしていきたいです。(50代女性)
今日の自分の講義は、宗教の観点から見た全体像でしたが、心がけたい項目が「イエスと高級霊との一体感を持って語ったか?」「霊界の道具として祈り、語ってきたか?」でしたが、声も小さくなったり、原稿ばっかり見たりしてうまくいきませんでした。次回の講義では今日よりもっと良い講義ができるよう邁進して参ります。救済の観点と宗教の観点の講義をがんばっていこうと思いました。(50代女性)
今日は講義の発表をしました。自分でも講義で語ったような悲劇が起こっているのを見ていると、霊界の人たちが泣いている姿が見えるようです。私も霊界の人たちと一緒の気持ちです。本当の意味で霊的なことがわからないというのはかわいそうだと思います。こうした悲劇から人類を救いたいと思っている高級霊に感謝しています。私も霊界の道具として頑張っていこうと思います。(20代女性)
今日も講義発表の練習をさせていただきありがとうございました。今回の講義発表では、少しでも霊界の皆様の思いを語れるように練習してきました。イエス様が語られたように、講義にありのままの自分が現れるということを大阪の読書会の皆さんの発表でよく分かりました。霊界の皆様の思いを伝えるには、日々の生活の中で自分を律し、摂理に沿った生活を歩んだ先にあるものだと思います。自分はまだまだですが、決してあきらめず、努力し続け少しでも霊界の道具として体現できるように精進して参ります。そして大霊様の愛に包まれ、いつもイエス様を始めとする多くの皆様に導かれていることへの感謝を忘れずに歩んでいきます。本日は素晴らしい機会を与えていただきありがとうございました。(40代男性)
今日は皆さんの講義発表を聞く機会をいただき、皆さんがそれぞれ霊界の思いを伝えようと努力し、この発表時にその力を出し切っておられることに大変感動しました。私は家で練習している時と違って、緊張してしまい、霊界の方々の応援にうまく応えることができなかったかもしれません。たとえそうであっても、日ごろから、そして発表の時も、常に霊界が見守り、力を与えてくれていることを感じます。そして、発表することで、より神や神の摂理への理解が深まり、イエス様、霊界の方々の思いが自分の中にもあると感じることができるのは本当に幸せなことだと思いました。もっともっと霊界の思いが伝えられるように頑張りたいと思います。講義という形で、正しく、霊的真理が伝えられる事は、本当にスピリチュアリストにしかできない最高次元の利他愛ですね。神の愛、神の摂理を知らない人たちに時期が来て、この真理に救われる日が1日でも早く来ますよう、心を込めて伝えていきたいと今日は改めて感じることができました。(50代女性)
皆様がそれぞれに目的意識をもって講義に臨んでいること、霊的真理を語ることへの内なる喜びが伝わりました。中には、先回に主催者より示された課題を見事に克服されている方も居られ感動しました。これまでの人生で与えられた霊的恵みの有難さ、今の私達がどんなに幸せな立場にいるのか、ということを、皆さんの発表を聞くことで実感しました。今回は(オンラインの)画面越しでも会場にあふれる霊的愛と喜びが伝わりました。霊的恩恵に浴することができるということは、霊的足りなさを自覚することでもありますが、これまでに与えられた恩恵と、霊的人生を歩めることへの感謝と喜びを胸に、更なる奉仕へ歩んでいこうと思いを新たにしました。読書会に参加される皆様、霊的真理を知らない人々、神は全ての生命と存在物を御自身の愛と摂理によって守り導かれています。人類は神の使途・代理として全ての存在を幸せにできる地上天国の実現を神より託され、そのための霊的資質も与えられた存在です。そうした霊的真理・霊的事実を伝えるためイエスと霊界の方々は昼夜を問わず働き続けています。このような霊的真理を語る者として自らを律し心を開き、愛と喜びをもって更なる奉仕の道を切り開いていこうと思いを新たにすることができました。(40代男性)