学習のポイントと感想

名古屋シルバーバーチ読書会


学習のポイントと感想 

 スピリチュアリズム思想の大樹

世の中には、「シルバーバーチの霊訓」に感動したという人がたくさんいます。しかし、多くの場合、「自分の好きなところだけ読んでいる」「自分の関心のある分野だけを読んでいる」という点の理解や部分的理解に留まっています。しかし、それだけではシルバーバーチが伝えようとした内容の全体を理解することはできません。そこで、今回はスピリチュアリズム思想の全体を理解するために、1本の大樹の図をスピリチュアリズム思想の全体に見立ててみていきました。

●スピリチュアリズム思想の体系的理解・総合的理解

シルバーバーチが60年間の交霊会を通して伝えようとした重要な霊的真理を正しく理解するためには、霊的真理の全体を理解することが必要です。すなわちスピリチュアリズム思想を体系的に理解する、総合的に理解することが重要です。

スピリチュアリズム普及会では、シルバーバーチの霊訓をはじめとする高級霊界通信によってもたらされた、重要な霊的真理を3つの方向からまとめています。それがスピリチュアリズムの思想体系Ⅰ・Ⅱ・Ⅲです。それぞれ、「時間軸」「水平軸」「霊的成長と実践軸」を中心として霊的真理をまとめています。

読書会では、こうした思想体系の中の一つ一つの重要な霊的真理を学習してきました。「人間観」「人生観」「神観」「霊的世界観」などの重要な真理です。これらの真理の一つ一つを学習している時は、それがスピリチュアリズム思想全体のどの部分になるかというところまで、意識できなかった人も多いと思います。そのため、「自分はまだまだスピリチュアリズムのことを分かっていないのではないか」と心配になった方も多いのではないでしょうか。今回の大樹の図を使って、これまで学んできた霊的真理は全体のどこにあたるのか、他とどのように関連しているのかということが明確になり、頭の中をスッキリ整理できたという声が多くありました。

●3方向からのアプローチ

スピリチュアリズム普及会でまとめている3方向からの霊的真理の体系化は、霊的真理を学ぶ上でとても重要なものです。

1つ目は、人間が今後辿っていく道筋を中心に霊的真理を整理した思想体系Ⅰです。

 人間 → 死 → 死後の世界 → 再生

人間は生まれてから、誰もがこのような道筋を辿っていきます。こうした一つ一つのポイントについての真理をまとめたものが「人間観」「死生観」「人生観」「死後世界観」「再生観」といった思想体系Ⅰの一連の真理です。

2つ目は、人間を取り巻く世界を中心に真理を整理した思想体系Ⅱです。

  

いつの時代の人間であっても、「神」「霊界」「地上世界」という3つの世界に囲まれて生きています。それらについての真理をまとめたものが「神観」「霊的世界観」「地上世界観」といった、思想体系Ⅱです。

3つ目は、人生の目的である霊的成長とそのための実践を中心に真理を整理したものです。

  

人間にとっての地上人生の目的は霊的成長です。そして、霊的成長するための実践内容は、時代が変わっても国が違っても皆同じです。私たち地上人は、「霊優位(霊主肉従)の努力」「利他愛の実践」「苦しみの甘受」などの実践項目を行うことで霊的成長していくというのが思想体系Ⅲの内容です。

こうした3つの思想体系は、「時間軸」「水平軸」「霊的成長と実践軸」という3つの方向から「人間とはどういう存在なのか」を明らかにしています。3つの思想体系は、私たち人間についての真実を、最も深いところから明らかにした霊的思想といえます。

●大樹によって全体を把握する

読書会では、3つの思想体系を1本の大樹の3つの大枝に例えてみてきました。その先にある小枝は、「神観」「人間観」といった霊的真理にあたります。さらに小枝の先についているは、それぞれの真理について説明している図・重要ポイントになります。「人間観」の小枝には「霊肉の二重構造」「身体の5つの構成要素」などの実がついているということです。

さらにこれらの思想体系を支える幹にあたるのが2つの全体像です。スピリチュアリズムとは何かという大枠を示しています。こうした幹や大枝を作り出す要素となっているのが、シルバーバーチをはじめとする霊界通信で、大樹の根元に土壌にあたります。そこから重要な霊的知識を吸い上げるにあたるのが、スピリチュアリズムに関する入門書・参考書・概論書になります。

こうして読書会で学ぶさまざまな真理がどう関連しているかということが分かると、自分も人に伝えていくことができると思えるようになります。しっかりと思想体系とシルバーバーチの霊訓を読み、一人でも多くの人に霊的真理を分かりやすく伝えていけるように努力していきましょう。

参考:スピリチュアリズムとは ↗




参加者の感想

本日はスピリチュアリズムの思想を大樹に例え、大樹の幹・大枝・小枝・果実部分がスピリチュアリズム思想のどこに相当しているのかを教えて頂きました。話を伺いながら「果実は既に実っているのだな」と思いました。地球人類の救いに必要な霊的真理と、体系化されたスピリチュアリズムの思想が揃い、人類はいよいよ救い向けて歩みを進めていくことになるのだな、人類は救われていくのだなと感動いたしました。イエスが2000年という長い時をかけて準備した人類救済計画がいよいよ本格的にスタートする時代に私は生まれました。9月に学んだ「スピリチュアリストの3つの使命」の中の1つに、真理を縁のあった人に手渡していく、とありましたが、この時代に生まれたスピリチュアリストは、単にシルバーバーチの本を渡しただけでは伝道にならないと思いました。スピリチュアリストの諸先輩方が霊界通信で真理を下ろし、それを活字に残し、普及会の皆様が大変な思いをしてスピリチュアリズムの思想を体系化してまとめてくださいました。「知識には責任が伴います」とはシルバーバーチの言葉ですが、これだけの知識を得た私たちは真理を単に手渡すだけでなく、どうすれば真理を理解できるかまで伝えていかなければ伝道にならないと思いました。それが今の時代のスピリチュアリストに課された責任だと思いました。(40代女性)

スピリチュアリズム思想の大樹の図がよく分かり、よかったです。と言いますのも、今までそれぞれの関連性については、いまいちわかっていなかったからです。思想大系は1回全て読み、現在2回目を読んでいます。今後もシルバーバーチの霊訓と思想体系を同時に読んでいきます。人間観・人生観などのビデオも見ていきます。勉強への意欲が出てきました。本日もありがとうございました。(50代男性)

今回はスピリチュアリズム思想の大樹について学ばせていただきました。この大樹の図」を見ることで、霊的成長にとって必要なことが何であるかがよく分かりました。霊的成長し、大樹を育てるための入門書や全体像、思想体系がどれほど重要であるかがよく伝わってきました。そして、イエスを始めとする霊界の皆様や普及会の皆様の、霊的真理をわかりやすく正しく伝えたい、全ての人に幸せになってほしい、と言う、愛や思いがよく伝わってきました。この思いに応えられるように、霊的真理を正しく理解し実践していきます。そして、時期のきた人たちに正しく真理を伝道し、人生をイエスを始めとする霊界の人たちの良き道具となれるように、何ものにも優先して摂理に添えるように努力していきます。(40代男性)

この日本に生まれ、シルバーバーチの霊訓とスピリチュアリズムの思想体系を手にすることができた私たちは本当に幸せものです。これらを手にして、真っ先に救われた人間である私たち日本のスピリチュアリストは、世界に先駆けてこの日本をスピリチュアリズム大国とし、それを世界に普及していくために頑張らねばならないと今日改めて強く感じました。イエスの再臨に立ち会う機会を頂け、地上のスピリチュアリストとして最も期待されている私たちは、本当に皆が力を合わせて頑張らねばならないと思いました。まだまだ勉強不足で霊的真理の素晴らしさを充分人に伝えることができていません。しかし3つの思想大系の小枝をしっかり理解して実にあたる図を説明出来るように勉強していきたいと思いました。まだこのような素晴らしい真理を手にしていない人に、伝えていけるように学んでいきたいと強く感じました。(50代女性)

スピリチュアリズムの思想を対象にして、地図のようにまとめて下さいました。膨大な真理の内容ですが、大樹に例えてそれぞれの位置を示してくださり、またその内容についても、大切な部分を中心として説明していただきました。これまで学習してきたことを整理しながら、振り返ることができました。これからは、自分が真理の学習をするときには、まずこの大樹の図を描き、この大樹の中のこの部分を学ぶのだ、その部分は真理全体で見たときにはどういう位置にあり、他の部分とどう関連しているのかということも考えながら学んでいくことができると思いました。また、自分が学ぶだけでなく、誰かに聞いてもらう時も同様です。今はまだ、真理の学習が不十分な自分ですが、この大樹は自分の中でしっかり頭の中に描かれるようにがんばって学習していきたいと思います。シルバーバーチの霊訓とスピリチュアリズムの思想体系がセットになって、学習できることに感謝して学んでいきます。ありがとうございます。(50代女性)

ホームページに書いてあることを、ただなんとなく読んでいたように感じます。スピリチュアリズムの思想の枠組みを大樹に表してくださり、とてもよく理解ができました。また、シルバーバーチの霊訓と思想体系がセットになって教えているのは日本だけだと知って、感謝の気持ちでいっぱいになりました。ただ何気なく生きているのではなく、こうした教え、真理を手にすることができて、それだけでも幸せだと感じました。苦労して霊的真理を地上に下ろしてくださった霊界の方々にも感謝しなくてはいけないと感じました。これからは、与えて下さった真理を無知のままにするのではなく、理解し実践し、霊的成長していかなくてはいけないと改めて思いました。今後も少しずつ大樹の幹、大枝、小枝と進んで勉強していきたいと思います。ありがとうございました。(30代女性)

スピリチュアリズム思想(霊的思想)の大樹と題してスピリチュアリズムの思想の枠組み(幹・大枝・小枝)を教えていただきました。より引き出しがすっきりと整理されたようで、大変嬉しく思っております。また思想の位置づけもしっかり確認でき、理解に向けての学習も、大いに努めたいと思っております。そしてその実践に向けても。(60代女性)

シルバーバーチの霊訓のか画期性を人に伝えようとするとき、なかなか言葉で説明するのは難しいですが、図を使って「シルバーバーチはこうしたことを伝えようとしているんだ」と話すのはいい方法だと思います。ただ本を読んでここに何が書いてあるというだけではなかなかイメージがわきません。スピリチュアリズム思想(霊的思想)の大樹のように、図によって示されて、それに付随してシルバーバーチの霊訓の重要ポイントを読むことによって理解が一段と深まると思いました。(60代男性)

今日はスピリチュアリズムの思想体系の枠組みを学び、書籍・本とかでは読み取れないスピリチュアリズムの奥の深いところを体系的にわかりやすくなっていました。自分はホームページなどまだあまり勉強できていなかったけれどもすごいことが分かりました。まずはビデオでもっとしっかり勉強していきたいと思います。(70代男性)

今回は、スピリチュアリズムの大樹という形で学びを深めました。ごちゃごちゃした理解だったのがスッキリと整理されたように思います。シルバーバーチの霊訓が完璧な基盤・土壌であること、そうした下に様々な書籍と資料があることがイメージとして理解できました。全体として流れるように講義が進みましたが、重要な真理がたくさん詰まった内容でした。スピリチュアリズムとは霊界主導の人類救済計画であり、それは霊的真理による救いであることを再確認できました。今の地上世界は霊的無知・霊的地獄に覆われていますが、地上世界が霊的無知から霊的知へと、利己主義から利他主義へと、物質中心から霊中心へと、肉主から霊主へと変わっていき霊的同胞世界・地上天国は現実となります。それには霊的真理を知った人間による霊的真理の学び実践が不可欠で、その内容は霊主の努力・利他愛実践・苦しみの甘受という3つの実践だという基本に立ち返ることもできました。また、真の宗教とは霊界の宗教であり、それは霊界の常識・日常だということ、霊的真理の普及とは全ての宗教を霊界の宗教である霊的真理に置き換えることだと示していただき、それは、人間の理性と納得による静かで穏やかで平和な革命なのだということがイメージできました。スピリチュアリズムの大樹を形作る大きな3つの枝として3つの思想体系を示していただきました。それは、人間がたどる道筋を示した時間軸、人間を取り巻く世界を示した水平軸、人間の霊的成長と実践軸として示され、そうした大樹の枝に実るリンゴとして、これまでに教えていただいた一つ一つの霊的真理の欠片が示され、『それぞれが大樹を構成する欠かせない存在として有機的つながりを持っていること』がより立体的に理解でき、真理に対する実感が増したように感じました。3つの大枝を構成する思想体系は、全て人間にかかわる重要な真理であること、古来から現在、そして未来の人間までを永遠に支配し導く完全不変の真理であることも教えていただきました。こうした霊的知識を降ろしてくださったのはイエスを中心とした高級霊の方々です。そして、イエスの道具として地上世界での体系化に務めてくださったのが普及会の皆さまです。こうした霊的恩恵を得られるのは日本だけです。今回の読書会に参加することで、霊的真理に対する信仰と実感をもっと深めたいという霊的願いがこれまで以上に私の中で強くなったように感じました。(40代男性)

昨日はありがとうございました。以下感想です。今日はスピリチュアリズム思想の大樹を、詳しく説明を受け勉強しました。今まで部分的に思想を勉強していましたが、このように根、幹、大枝、小枝、実が大樹になる絵として示して頂いて、解りやすく、つかえていたものが取れたようにスッキリしました。しかし自分の勉強不足が明確になり、努力が足りないことを痛感しました。救済の観点、宗教の観点、思想体系の図を覚え書けるように勉強を進めていきたいと思います。また自分自身も、この大樹の絵のように大きな実(りんご)となるよう、努力していきます。悩み苦しみから真理を求めてくる人のために、奉仕の人生を歩みたいと思います。(50代女性)


TOP↑