学習のポイントと感想

名古屋シルバーバーチ読書会


名古屋の読書会では、毎回、学習に入る前に参加者1名が全体像の講義発表を行ないます。今回の発表者は、救済の観点の始めの定義と全体図の説明までを行いました。パネルを中心に、シルバーバーチの言葉で説明を補いながら、要点をしっかり押さえた簡潔でわかりやすい講義でした。今後も、毎回一人ずつ全体像の講義を行なっていきます。全体像の講義を行なうことで、スピリチュアリズム計画の大枠をこれまで以上にはっきりと分かるようになります。繰り返し学習を重ねて、人に伝えていけるようにしていただきたいと思います。

学習のポイントと感想

シルバーバーチによって示された真実の神観 ―― “5つの神の定義” ④ ⑤

●シルバーバーチによって示された真実の神観――“5つの神の定義”

①創造主としての神
②大霊としての神
③愛の始原としての神(愛なる神)
④摂理(法則)としての神
⑤究極の理想としての神


⑤究極の理想としての神

私たち人間は、神によって創造されました。神は人間を創造される時、「人間」という人固まりの存在としてつくられたのではありません。一人一人の人間を具体的にイメージして、自らの分霊を与えて個別の独立した存在として創造されたのです。そうして創造された私たち人間は、神の分霊を携えて地上に誕生しました。その瞬間から、人間は永遠に霊的進化の道を辿ることになりました。

人間一人一人が神の子どもであり、人間にとって神は霊的親なのです。神の分霊を本体として持っている人間は、常に霊的親である神を求めるようになっています。人間は、霊的成長することで、少しずつ神に近づいていくことができます。霊的成長すればするほど神に近づくのです。そして、神に近づけば近づくほど心は満たされ、喜びと幸福を味わうことができるようになります。

では、どのようにすれば霊的成長するのでしょうか。それは利他愛の実践によってなされていきます。利他愛の実践をすればするほど霊的成長し、神に近づき、幸せになって喜びを感じられるようになるということです。

今は霊的無知の中にいて、神の存在を否定する人であっても、すべての人間が神の分霊を宿した神の子どもです。たとえ今はその事実を分からなくても、いずれは霊的覚醒の時期を迎え、神を求め、積極的に霊的成長の道を歩むようになるのです。そして本当の幸福とはどんなものかを深く実感していくようになるのです。

こうした歩みは永遠に続きます。私たち人間がどれだけ成長して進化していっても、神と一体になることはありません。人間の霊的進化の歩みは果てしなく続くのです。そうした意味で神は「究極の理想」であり「究極の目標」なのです。

なぜ、神は私たちをそのような存在に創られたのか・・・・・・それは神のみぞ知る、ということでしょう。神に近づくことで、私たちの心がどのように変わっていくのか、楽しみにしながら利他愛の実践に励んでいきましょう。





参加者の感想

スピリチュアリズムによって明らかにされた神観は、誰にも理解できる言葉とシンプルな図で表されているにも関わらず、神の存在の偉大さと全知全能さと深い愛が、覆いかぶさるように迫ってきて、真の神の姿の素晴らしさに圧倒されました。まさにイエスにしか説くことのできない神観だと思いました。それに比べた時、従来の宗教の説く感情的で偏狭な愛しか持ちえない神観が、いかに幼稚なものであるか再確認できました。
私はビデオに映るイエスの姿は残念ながら見えませんでしたが、今回の神観の学習を通して、十字架の死から2000年経ち、地上にやっと真の神の姿を届けることができたイエスの喜びは伝わってきました。イエスの地上での道具となり、いびつな神の姿に絶望し、本当の神の姿を求める人たちに、イエスの説く真の神の姿を伝えられるよう、もう一度気持ちを引き締めて、頑張っていこうと思いました。(40代女性)

摂理(法則)としての神を人類が理解すれば、エゴ的な宗教はどんどん消滅していきます。人間の心は弱いもので、どうしてもえこひいき的な神を想像してしまいます。自分にとって都合のいい神にしてしまいます。摂理による支配は厳格であると認めて、自分自身の努力によって霊的成長していかなければいけません。摂理(法則)としての神が常識となるよう地球人類が進歩しなければいけません。本日もありがとうございました。(50代男性)

摂理(法則)として、究極の理想としての神を学びました。摂理を信じ正しく実行することが大切だということを改めて認識しました。日々の生活の中で本当の神について考えている人がどれくらいいるのだろう?間違った宗教での神への祈りがただ言葉を言っているだけだとどれくらいの人が知っているのだろう?今日の学びで、地上のほとんどの人が知らない真実を知り、この場にいることに感謝しました。イエスの言葉も知ることができ、本当に嬉しいです。今以上に霊的真理を学び、生活に活かしたいと強く思いました。(50代女性)

今日は神観について見てきました。5つの神の姿についての画期的な神の姿の中で、摂理の神は、摂理を通して支配・認知・管理していて、不条理もない厳格に働くということは、本当に見事な神観だと思いました。利他愛の実践をして歩んでいこうと思いました。(40代女性)

今日も神観について学びました。神様は人間に霊的成長をしてほしいと思い、誕生させました。実はそうしたことを母と話しています。地上の人間は、それを知らずに生きているからかわいそうだと思います。嵐の中でないと成長できないということは、魂にとって一番の薬なのかなと思います。(20代女性)

本日は‟5つの神の定義”について学びました。特に摂理(法則)としての神は、画期的であると実感しました。摂理とは何なのか、今後学んでいく楽しみと同時に、正しく伝えてゆくため、しっかり理解しなければいけない責任を感じます。また、イエスもシルバーバーチも、私達と同じように永遠の霊的進化を辿る先輩なんだと思うと、何か親しみを感じます。(60代男性)

今回は摂理としての神、究極の理想としての神について学ばせていただきました。先月、今月を通して真実の5つの神の定義を学ばせていただいて感じたことは、5つの神の定義をしっかり学ぶことで、他の人間観や人生観などの真理の重要ポイントについて深く理解できるようになると感じました。真理を深めていくことで、霊的成長の道を歩めると共に、霊界の道具として時期のきた人と会わせていただいた時にその人にあった真理の伝道ができるようになると思いました。そのような霊界の道具となれるように、利己愛に流されず、真理の学びを深め、実践していきたいと思います。(40代男性)

今日は5つの神の定義とそれらを一つにした存在である‟真実の神”について学びました。真実の神の姿は、これまでの宗教が人間的な視点から説いてきたものとは全く違う存在でした。イエスがシルバーバーチを通して伝えたかった真実の神は慈愛に満ち、完全無欠の大きな存在でした。神が愛から人間を創造し、完璧な摂理の下、完全平等・完全公平に扱ってくださることを教えていただけて、本当によかったです。私たちは、永遠に霊的成長の道をたどる、霊的な親である神を目指して生きる、愛に満ちた生き方をすることができます。利他愛という摂理に沿った生き方をすることで、その道をたどり、神に近づくことができる、何と素晴らしい道が用意されていることでしょうか。神の完璧な愛に、神の完全性・全知全能性に、本当にただただ頭が下がる思いです。このような神の素晴らしさを、まだ神を知らない人に伝えていかなくてはなりません。神の存在を知らない最大の霊的無知を少しでもなくしていけるように、スピリチュアリストとして頑張らねばという思いを新たにしました。(50代女性)

これまでの宗教では伝えることのできなかった、正しい神の姿を教えていただきました。摂理の神、法則としての神を知り、神が創造したすべてのものを認知していること、神の完全性、すべての人間に対して本当の意味で完全平等・完全公平であるということが分かりました。摂理を介して人間は神と関係を持ち、神の前にすべての人間は、完全平等・完全公平であることを考えると、まさに摂理は神の完璧な愛からつくられたのだと思いました。
5つの神観の定義を知り、愛の存在と神の姿を知ることができ、恵まれた場においていただいたことを感謝します。そして本当の神の姿を早くすべての地上の人たちに知ってほしいと願います。(50代女性)

本日の「神観」の講義は、読書会に参加して3年目になる私でありますが、長年「無神論者」であった私がなかなか神という存在を言葉として認めるのは、どこか抵抗感があったのか、摂理・法則・利他愛などは「なるほど」と無条件に受け入れているのですが、「神」という言葉はどこかで素直になれない自分がいたわけです。が、本日のビデオ・講義を通じて「神」の存在を認めるとっかかりとなったという感じがしました。(60代男性)

今回は摂理を中心に学びましたが、私はシルバーバーチが摂理について説かなければ信じることはなかったと思います。神の摂理は完ぺきで、機械的に働きます。初めからシルバーバーチの説く摂理についてすべて納得していましたが、厳しく苦しい摂理の側面しか感じることができませんでした。それは摂理に対する真の理解と体得ができていなかったからだと感じています。未熟ながらも神の御姿についての理解が深まることで、今は摂理の背後にある神の愛と知性の偉大さをわずかですが、感じられているように思います。
神に対しての正しい理解は人間にとって絶対に必要です。摂理はその中核を占めるものだと感じました。誰も逃れられない、言い換えれば誰もが永遠に神の愛の支配下にあることを理解しなければ、地上世界に蔓延る利己主義や蛮行、そこから続く悲しみは終わることがないのです。
人間は摂理に調和することで霊的成長と平和が得られます。反すれば不幸と混乱、霊的成長の停滞へとなります。摂理は人間が霊的成長し、地上世界に真の平和を招来するために神の愛によって作られたのだと思います。摂理を理解した人間として、これからも霊的真理の普及を中心とした利他愛の実践を重ねたいと思います。そのためにも、自身の心をしっかり見つめ顧みながらも、力強く前に進みたいと思いを新たにさせてもらいました。霊的視点で地上世界と同胞を見つめ、与えられた使命を果たしていきたいと思います。今回も沢山の学びと霊的エネルギーを与えていただき、神への感謝をお捧げ致します。(40代男性)

今月は、シルバーバーチによって示された真実の神観、神の5つの定義のうち、摂理(法則)としての神、究極の理想としての神について学びました。
神と人間は、摂理を介した間接的な関係で、摂理による支配は厳格で、機械的な正確さで働き、全人類を完全平等・完全公平に扱っているということです。そこにあるのは、神の究極の利他愛・完全無欠な至高の愛です。摂理に合わせることによって、利他愛の実践を通して、霊的成長をつづけながら究極の理想である神に近づいてゆける永遠の霊的進化の道が、誰にでも開かれているということです。
地上人生の間にスピリチュアリズムに出会うことができたことにあらためて感謝し、この喜びと幸せを、時期の来た人と分かち合えるよう、これからもさらに学びを深めていきたいと思いました。(60代男性)


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