学習のポイントと感想
参加者の全体像の講義発表
先月に引きつづき、参加者の全体像の講義発表を行ないました。参加者の中には、こうした講義の発表を行なうのが初めてという方が何名かいました。普段講義の発表を人前ですることなどない上に、スピリチュアリズムの全体像という特殊な内容を講義するのですから、大きなプレッシャーを感じるのも当然でしょう。それでも、何度も練習を重ねる中で、スピリチュアリズム運動がどんなものかということの理解が深まっていきました。会を重ねるごとに、皆さんの意識が変わっていく様子に、霊界の人々も喜んでいると思います。
●全体像を語れることの幸せ
今、地上世界は人類史始まって以来の霊的転換期を迎えています。1848年にアメリカのハイズビルで起こった心霊現象からスピリチュアリズム運動は始まり、その後多くのすぐれた霊界通信が地上にもたらされるようになりました。中でも、1920年から約60年間にわたって降ろされた「シルバーバーチの霊訓」は、霊界通信の中でも最高のものです。「シルバーバーチの霊訓」はイエスの教えそのものです。イエスの全人類を救いたいという思いから始まったのがスピリチュアリズム運動でした。
「シルバーバーチの霊訓」を手にしたスピリチュアリストは、シルバーバーチが伝えてきたように、霊的真理を学び、真理の実践を行なっていくことで、地上は徐々に霊的同胞世界へと変わっていくと信じて実行してきました。神の正しい姿を知り、摂理に沿った生活を送り、人々に奉仕をすることによって一人一人が霊的成長し、自分で自分を救っていく。そして一人でも多くの人に霊的真理を伝え、霊的成長の道を歩むことができるように働きかけていく。それこそが自分たちのすべきことであり、人生をかけるべきことだと確信して歩んできました。
そして2021年4月、スピリチュアリズム運動の創始者であり主導者であるイエスが地上再臨を果たしました。地球人類すべての救いのために、地上のスピリチュアリズム運動の陣頭指揮を自ら執ろうと、2000年の準備期間を経て地上へと再臨したのです。「シルバーバーチの霊訓」はイエスが地上再臨するための準備だったのです。イエスが願う人類救済についてのすべてが、「シルバーバーチの霊訓」に凝縮されています。「シルバーバーチの霊訓」を受け入れ、実践する人間が地上に現れて、真理を正しく学び、実践し、真理を普及して人類救済への道を推し進めようという人間が現れて、イエスは地上へ再臨することが可能となったのです。
こうした信じられないような出来事があっても、私たちのすべきことは変わりません。霊的真理を正しく学び、理解を深め、実践していく。そして一人でも多くの人に霊的真理を手渡し、自力救済の道を伝えていくということです。私たちが霊的真理を伝えよう、スピリチュアリズムについて伝えようと努力をする時、イエスのもとに集う億万の霊たちが応援してくれます。
スピリチュアリズムの全体像は、イエスが人類を救済するために思い描いた設計図です。何としても全ての人間を救いたい、一人残らず救いたい、神の子として本来味わうべき幸せを享受させてあげたい――こうしたイエスの思いが詰まったイエスの心の中、頭の中に常に描かれているマスタープランなのです。それを私たちが語ることで、地上のスピリチュアリズム運動は大きく動いていきます。語るスピリチュアリストはイエスの思いを深く理解するようになり、まだ見ぬ霊的同胞を救いたいという思いに燃えます。背後の霊たちはその思いに呼応して霊界から計り知れないほどの霊的エネルギーを送ってくれます。こうした思いで語られる全体像の講義を話すスピリチュアリストのもとへ、時期の来た人が霊界の人々によって連れてこられます。
今ほどスピリチュアリズム運動が大きく展開している時期はありません。そんな時に地上に生まれ、「シルバーバーチの霊訓」を手にして、地上のスピリチュアリズム運動の前線に立つことのできた私たちは幸せです。イエスと多くの霊とともに、霊的同胞の救いのためにさらに力をつけて、働いていきましょう。
参加者の感想
今日も先月に引き続き、全体像を発表しました。今日は8名の方が発表しました。皆さん「人前で語る」ということには、緊張感を持っていたようでしたが、内容はしっかり理解されているということが伝わってきました。これから加速度的にスピリチュアリズムが日本に広まり、真理を学びたいと思う人たちがたくさん出てくると思います。そうした人と出会った時、真剣に救いや教えを求める人たちの前に立つにふさわしい道具となれるよう、自分をさらに磨いていかなければならないと強く思いました。(40代女性)
発表をして、自分の真意を伝えることの難しさを痛感しました。発表するということは普段の自分の霊的成長の度合いを示すことでもあります。普段からしっかり霊的真理を勉強し、実践していかなければいけません。今回の発表で、救済の観点及び宗教の観点から見たスピリチュアリズムの全体像の重要さがよく分かりました。皆さんもよく勉強されていることがよく分かり、感動しました。普段の生活で、時間の無駄使いをしないよう、霊的成長していきます。本日もありがとうございました。(50代男性)
今回の皆さんのスピリチュアリズムの発表を聞いて、霊界の人たちは喜んでいらっしゃるだろうと思いました。去年の発表と比較しても、発表される方の人数も増え、皆さん本当に練習され、勉強してこられたんだなとよく分かりました。このように、同じ志を持つスピリチュアリストの皆さんとともにいられることの幸せと、共に歩めるように頑張っていきたいと改めて思いました。貴重な体験をさせていただき、ありがとうございました。(40代男性)
今日は皆さんの発表を聞かせていただきました。また、私自身も全体像を語る発表する貴重な体験をさせていただきました。その発表のための語る練習を通して、真理の本当の姿、奥深さを感じとることができました。また、この膨大な真理の内容を体系的に理解することの大切さを改めて深く感じました。真理の大切さ、素晴らしさを全部伝えたいと思いますが、人に伝えるためにこれからたくさん練習しなければならないことも、改めて実感しました。イエスの言葉もお聞きして、イエスをはじめとする高級霊の想いに応えて、真理の素晴らしさを人に伝えていけるように頑張りたいと思います。(50代女性)
本日は初めての発表となります。自分ではうまく発表できたのか、全く理解できませんが、発表の機会があり、それに向けて自己ワークと発表する練習をすることに意味があったと思っています。イエス再臨があり、その礎になる人材となるべく霊的真理のさらなる学びと霊的成長のための実践をしていこうと思いました。まだまだ未熟ではありますが、今後ともよろしくお願いします。(40代男性)
今回も、スピリチュアリズムの全体像についての講義発表でした。8人もの方の発表を聴かせてもらいました。話しぶりは皆さんそれぞれでしたが、スピリチュアリズムの全体像を語れるようになっていこうという思いはひとつでした。霊的真理を正しく伝えられるようになることは、2021年に地上再臨を果たされたイエスの思いにこたえることができるようになるということです。イエスとともに働けるようになるということです。これほどすばらしい仕事はほかにはありません。日々の努力の積み重ねをこれからもたゆみなく続けようと思います。(60代男性)
今回も、皆さんのスピーチでした。皆さんの講義から基本的な霊的真理・知識がとても大切だと感じました。基本的な真理を正しく理解すること、全体を正しく把握し、関連付けて理解すること、明確な知識を正しい理解のもとで、正しく実践するということです。これは、真理を実践し、伝えるのに必須の条件です。また、聞いて下さる方々のお顔をしっかりと見つめることも大切なのだと感じました。皆さんのスピーチを聞いていて、それぞれの内に秘められた霊的可能性の大きさを強く感じることができました。今回のように、人々に真理を語るという試みは、そうした霊的可能性を開発・呼び覚まし、語る本人と、それを聞く仲間の霊的成長につながるのだと感じました。同時に目の前の仲間だけでなく、霊界の方々へも霊的な波紋を広げていく素晴らしいことなのです。イエスの再臨降臨の様子が、普及会のホームページから文字として伝えられるようになりました。このように、新しく整った霊的条件も、霊界の高級霊は活用していきます。霊的導きによって、既存の宗教に入信されている方々にも、そうした情報が届くようになります。それを目にした人にとっては大きな心の衝撃となりますし、そうした方々が大勢、複雑な心境を抱えながら、シルバーバーチの読書会に訪れるようになるのだと思います。そうした方々の思いをしっかりと受け止め、シルバーバーチの霊訓として降ろされたイエスの教え、霊的真理について正しく伝え、読書会を行う者としてお役に立てるよう、学びと実践を重ねようと決意を新たにしています。(40代男性)
今日は講義の発表でした。私も発表者の一人でしたが、発表の主旨を理解していなかったために、「学習報告」のような内容になってしまいました。しかし、短時間の準備ではあっても、この時間を過ごせたことに感謝しています。今までは、講義で知識を教えてくださることに受け身であったのが、準備をする中で自分自身の思いと一体になり、「スピリチュアリズム運動」に対し、理解が深まったように感じました。とても有意義な経験でした。ありがとうございました。(60代女性)
今日聞かせていただいた発表の方は、とても工夫されているのを感じました。お一人お一人の持っている個性が出ていることに驚きました。自分としては、ビデオを見て文章にしたところで、また語る練習をする中で、新たな発見があり、同じところを学習しても新しく学ぶことがあるのだということに気づきました。繰り返し繰り返し復習して学んでいくことが大切なのだと分かりました。日々の生活は物質的なことにまみれていますが、霊界の人たちが今、強く地上に働きかけてくださり、イエス様が地上で指揮されているのだということを、いつも忘れずにいたいと思います。(50代女性)
先月、今月と、スピリチュアリズムの全体像の講義練習の発表でした。聴いている人にわかるように話すということは、なれていないということもあって、ほんとうにたいへんなことだと思っていました。しかし、今回、話せるようになる参考にするため普及会のビデオをゆっくり少しずつじっくりと視聴していくと、これまでのぼんやりとした理解とは違って、スピリチュアリズムの考え方が骨の髄までしみこんでくるようでした。また、イエスが地上再臨を果たされて地上に霊的新時代の到来するという状況で、時期の来た人に対し、霊的真理について、スピリチュアリズムの全体像について、話していくことの意義についても理解しました。それでも今回あらためて理解・学習したことはごく一部分で、話すことについてはまだまだこれからですが、悲劇の中の地上人類をひとり残らず救いたいというイエスの願い・真理普及への決意にこたえられる一人になりたいと思いを強くしています。(60代男性)
今回も、皆さんのスピーチでした。皆の前で語ることで、今の自身を知り学びになるのだと感じました。知的理解にとどまらず、霊界の方々の思いをもっと深く理解できるようになりたいと思います。それは真に人々の役に立つことにつながるからです。読書会の内容、語る内容を一定のレベルで維持することの大切さも感じました。読書会を行う者としては、そうしながらも、学びと実践を重ね、新たな時期に合わせ、読書会の内容をレベルアップできるよう備えなければと感じました。自分に何ができるのか、解らないようにも感じますが、示される道にしがみついていこうと思います。全体像が宗教の観点と救済の観点に分けられている意味が、今回はよくわかりました。時期が来て真理に導かれる人は、既存の宗教に属しなくても救済を求める人間、既存の宗教に入信されながらも、どこかで真の救済を求めている人間に分けられるのだと思います。私は前者でした。そうした方に寄り添い、正しく真理を伝え、霊的な道を示してあげられるように、全体像をしっかり学び備えていきます。(40代男性)