学習のポイントと感想

名古屋シルバーバーチ読書会

学習のポイントと感想

インフォメーションNo.42
「祈り」について

これまで、多くの人が自分なりに「祈り」をしてきました。祈りというと、自分の足りなかったことや反省・後悔を述べてしまうとか、自分や家族の願いごとを言ってしまうという人も多いのではないでしょうか。宗教にかかわった経験のある人であっても、自分を許してもらう、天国へ行けるようにしてほしいといった内容の祈りをしています。しかし、それは本当の祈りではありません。では、本当の「祈り」とはどんなものでしょうか。

●祈りの原則

祈りは、人間にとっての霊の親である神との霊的交わりを求める行為です。赤ちゃんがお母さんを求めるように、私たち人間は霊の親である神を求めるようにできているのです。それならば、自分の心の内を打ち明けったっていいではないか、自分の足りなさを嘆いて慰めを得てもいいではないか――と思うかもしれません。しかし「祈り」とは本来そういうものではないのです。

自分の足りなさを嘆き、どうにかしてほしいと祈って、果たして心がスッキリとして気持ちが前向きになるでしょうか。霊的なエネルギーに満たされて元気になれるでしょうか。そんなことはないのです。きっと皆さんも、そうした経験があるのではないでしょうか。自分の足りなさや失敗を嘆いたところで、誰もどうしようもありません。それは神であっても同じです。自分の足りなさ、失敗を克服するのは自分しかいません。しかも、そんな足りない自分、情けない自分を神は先刻ご承知なのです。いちいち言わなくても神は全てお見通しということです。

神は私たち人間に、霊的成長して幸福になってほしいと願っています。全ての人間が幸福になるために摂理を整えてくださいました。神の摂理に沿う努力をしていくことで霊的成長し、真の幸福が得られます。神の人間に対する親心――全ての人間に公平平等に霊的成長の機会を与え、失敗してもまた霊的成長の道へ戻れるようにする、そのために摂理を整えられたのです。そんな神の思いを知らず、霊的成長の努力もしないで、神に願いごとをし、自分の思いばかりを押し付ける祈りをすることは、神に対して失礼です。

では、一体どうやって祈っていったらいいのでしょうか。

神の真の姿を知り、神の願いを知り、神との関係を知って、初めて本当の祈りができます。霊的真理を知り、霊的真理に沿った歩みをすることで、初めて祈る資格ができてくるのです。霊的真理に沿った努力をする中で、神に対して導きを求めることや許しを請うことも可能になります。そうした祈りをするならば、霊的エネルギーに満たされ、心は引き上げられ、神との霊的な交わりによる喜びが得られるようになります。

私たちスピリチュアリストの祈りは、神に対しての感謝とスピリチュアリズム普及に向けての決意が欠かせません。それこそが神と私たちスピリチュアリストを強く結びつける霊的絆だからです。神に対して、本当に祈りを捧げることができるのは、スピリチュアリスト以外にはいないのです。

「祈り」の原則

①祈りは、神への直接的な語りかけ
 ・神に対する魂の吐露
 ・祈りの対象は、大霊(神)のみ(イエスや守護霊・背後霊ではない)

②正しい祈りには、霊的真理の理解が不可欠
 ・祈りの大前提は、真理を正しく理解していること
 ・真理から外れた祈りは、大霊に失礼
 ・真理を踏まえた神への語りかけであって初めて、正しい祈りになる

③口先だけの祈りはしない
 ・祈るときは、実践の努力をしていることが前提
  祈りで述べたことは、必ず実行する、実行の努力をする
 ・祈れないときは、『シルバーバーチの霊訓』を読む
 (祈りのウォーミングアップ・広い意味での祈り)

参考:スピリチュアリズムとは>スピリチュアリズムの思想[Ⅲ]>7.祈りの実践 ↗





参加者の感想

神への祈りをする時は、神への感謝、自分の決意を入れるという大切なポイントを教えていただき、ありがとうございました。日頃は、自分の未熟さばかりを突き付けられるために、反省と後悔ばかりで、なかなか霊的に高まることがありません。それゆえ神への祈りも、自分の霊的成長に関する短い祈りが多くなりがちです。こんな祈りでいいのだろうか…と思い続けていましたが、今日「祈り」の原則を教えていただいて、祈る時には実践の努力をしていることが前提だと分かりました。反省と後悔ばかりしているということは、少なくとも実践の努力をしているということです。実践していなければ反省も後悔もしないわけですから。こんな私でも祈っていいのだと安心できました。ですが、自分の霊的成長のことばかり祈るのではなく、人類全体のことも祈りに込めていこうと思います。(40代女性)

今まで祈りというものを少し軽く考えていましたので、今日は反省しました。祈りはとても大切なことであり、もっと真剣に考えなくてはいけません。いざ祈りを考えますと、難しいです。毎朝食事前に少し祈りをしますが、祈りの言葉が簡単すぎました。今回教えていただいた「神への感謝と決意」を祈りの中に含めて毎朝実行します。(50代男性)

今日はインフォメーションNo.42の内容と祈りについてでした。イエスの再臨があって、幽界だけでなく地上への影響も大きくなってくることと思います。私たちも今以上に霊的真理の理解を深めていかなくてはならないと強く思いました。祈りについては、朝仕事に行く前に5分程度ですが、毎日しています。実践の努力をしていることが前提と言われましたが、ドキッとしてしまいました。実践の努力をしていたのか?というところを明日から心に留めて行いたいです。イエスの祈りは、シンプルなのに、心に響きました。(50代女性)

インフォメーションNo.42での地縛霊からの解放の様子は、ただ驚くばかりでしたが、解放をともに喜び、感謝に溢れました。もはや私などでは想像もできないことが幽界で起こっているのだと感じています。「祈り」の実践を学びましたが、正しい祈りには霊的真理の理解が不可欠であることを再認識しました。とともに祈りはより大きな力をもって実践を後押ししてくれるものだと実感します。(60代女性)

祈りは、神の前に一人で立ち、感謝と奉仕への決意を述べる場です。霊的真理と出会い、真実の神の姿と神の摂理を知ることができたことに感謝の思いでいます。私達スピリチュアリスト以外はそうした真実を知らないのです。霊的真理を学び実践し、自らを救い、真理を普及することで、大きな奉仕へと臨むことができるのです。祈りは、そうした働きの大切な後押しになる重要な行為なのだということを、これまで以上に理解することができました。また、霊的真理に対して、知的理性的な判断で確信を持ち、学びと実践をこれまで重ねてきましたが、そうした積み重ねのもとに、深い信仰と実践へ踏み出したいと強く思います。深い信仰があってこそ、実践と奉仕への霊的エネルギーと導きをこれまで以上に与えられ、更なる奉仕の道が開けるのだと感じることができました。(40代男性)

今月は「祈り」の実践について学習しました。正しい「祈り」というのはどういうものか認識を新たにしました。口先だけの祈りになっていないか、「単なる空気の振動」になっていないか、ということはもちろんですが、普段から霊的真理を実践しようと精一杯の努力をしていてこその「祈り」だとあらためて学びました。祈る前に、神の前に出ていくのにふさわしいかどうか、常に考えながら祈りの実践を行っていきたいと思います。祈りを実際に自分で作るとなると難しく感じました。スピリチュアリズム普及会のHPの「祈りの実践」をもう一度読み返しながら勉強し直します。「イエスの祈り」には、ほんとうに平易なことばながらも、そこにこめられた思いの深さ、人類への愛の深さにたいへん驚きました。 (60代男性)

今日の講義の内容は、インフォメーションNo.42の解説と祈りについてでした。朝の祈り、夜の祈り、読書会終了の祈りの3つの祈りから各自が自分の祈りを作り発表しました。参加者の方々の祈りを聞いていて、私はとても重要なことに気づきました。それは他の方々の祈りが具体的で生活の場面を彷彿とさせるのに対し、私の祈りは抽象的で感覚的なものでした。この違いは、スピリチュアリズムに対する受容度の違いからきていると思います。この点をもう少し考えていきたいと思います。(60代女性)

インフォメーションNo.42の霊の証言を読むと、その決意の強さに圧倒されます。地上生活から霊界へ行ってからもずっとイエスを思い祈ってきたのに、それが間違った教えであったために、地縛霊になってしまった方々、その霊の方々が次々と救済されていくのをイエスは本当に喜んでおられると思います。その方々の道具として地上で使ってもらえるように努力していきたいと思います。祈りの学習の中で、一番印象に残ったのは、「祈りは神への直接的な語りかけである」というところです。神に対して語りかけることで霊的エネルギーを取り込み、利他的な思いが強くなるということでした。祈りは自分自身の霊が祈るということだと分かりました。また祈るためには実践の努力が必要であるということ、まずは毎日の実践が第一であり、頑張っていきたいとまた思っています。イエス様が地上で指揮をとっておられることをこうして実感できることに感謝します。この地上に、霊的同胞世界が一日も早く実現できますように、と祈ります。(50代女性)

本日もインフォメーションNo.42や祈りの実践について学ばせていただきました。普及会さんのインフォメーションなどによって、イエスが再臨されてからすごい勢いでスピリチュアリズムの普及のスピードが加速していることがよく分かります。自分も大霊様のお役に立てるよう、少しでも霊界の人たちのよき道具となれるように、霊界の人たちにならい、最大限の努力で歩んでいきたいです。そのためにも、日々の生活の中でも、霊的真理を拠り所とし、正しい実践が行なえるように、本日学ばせていただいた正しい祈りを心がけていきたいと思います。(40代男性)

今日はインフォメーションNo.42の内容に加えて、「祈り」に実践として「祈り」を作り、またイエスの「祈り」の言葉やメッセージを聞かせていただくなど、大変盛りだくさんで1つ1つが濃い学びだったと思います。宗教界では大変な地位にあるピウス10世や英国国教会の牧師など、間違った宗教を信仰したために長い間霊的牢獄に閉じ込められた方々がスピリチュアリズムに改宗し、スピリチュアリストになってくれたこと、全身全霊をかけて地上に働きかけくださっている事実に、本当に心強く感じました。イエスをはじめとする霊界の働きかけによって、地上に多くのエネルギーが注がれていることを、少しずつこの読書会を通じて実感できるようになってきました。イエスの祈りや言葉からも、温かく力強く、私たちに語りかけてくれていることが伝わってきて、とても励まされました。(50代女性)

本日はインフォメーションの地上再臨に伴う幽界の大宗教革命のピウス10世と英国国教会の牧師の報告を学ぶことができました。とても素晴らしいことだと思います。少しでも霊界と人類のために役に立てるように、さらに真理を深く学び、生きていこうと思いました。とにかく摂理に沿った生き方をしていくことが大切と実感しています。座学と実学とで真の学びとなると感じています。その中で祈りについて学びました。心から正しい祈りについて理解が深まりました。そして毎日祈りをしているのですが、修正することができて本当によかったと思います。(40代男性)

今日の読書会は、インフォメーションNo42と祈りについて学びました。幽界では多くのキリスト教信奉者が、スピリチュアルリストに改宗している。これからは、地上でも同じことが起きると言うことで、スピリチュアルリストとして、恥ずかしくない人となり、時期の来た人との出会いを待ちたいと思いました。また祈りについては、口先だけの祈りになっていたように思い反省しました。正しい祈りは、正しく真理を理解すること。実践の努力している事が前提。口先だけの祈りはしない。祈ったことは必ず実行する等、改めて勉強できてよかったです。忘れていた事、マンネリ化していたこと多々ありました。また、イエスの祈りを聞かせて頂いて、心が熱くなり涙が出ました。神への感謝、奉仕への決意を祈りのヒントとして教わりました。これからも日々努力して頑張っていこうと思います。(50代女性)


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