学習のポイントと感想

名古屋シルバーバーチ読書会

学習のポイントと感想

「シルバーバーチの霊訓」は、これまで地上に伝えられた霊界通信の中で、最も優れたものです。「シルバーバーチの霊訓」によってもたらされた霊的真理は、質・量ともに他の霊界通信を圧倒しています。私たちの読書会では、「シルバーバーチの霊訓」をただ読むだけでなく、ポイントを絞ってシルバーバーチの示してくれた霊的真理の理解を深めていきたいと思っています。私たちが日常生活の中で、特に意識し努力しなければならないことを中心に、大霊や高級霊の思い、スピリチュアリズムの大原則などを、毎回何ヶ所か取り上げています。ここではその内容を簡単に紹介します。

2016.4.17

宗教の観点からみたスピリチュアリズムの全体像

今回の学習は、「宗教の観点からみたスピリチュアリズムの全体像」の3回目です。 まずこれまでの2回で学んできた内容をざっと確認しました。具体的には、

  • 〈1〉地上の宗教が間違っている理由
  • 〈2〉霊界の宗教の内容
  • 〈3〉地上につくりあげていく正しい宗教の定義
  • 〈4〉スピリチュアリズムの宗教革命の進展について

という内容です。それを確認したうえで、地上の宗教の「霊的無知」「魂の霊的牢獄化」について、シルバーバーチの言葉と、スピリチュアリズム普及会のスピリチュアリズムの思想Ⅳ >2部スピリチュアリズムから見た他の宗教・思想 >1.スピリチュアリズムと地上の宗教 ↗2.宗教組織による洗脳と、棄教・改宗の難しさ ↗の中から確認しました。

その中から一部分を紹介します。

●教団を離れることへの不安と恐怖

教団に長くいる人ほど"洗脳"が進んでいます。洗脳が心の深いところにまで浸透しているため、教団を離れることに対して不安や恐怖心が湧いてくるようになります。「もしかして、教団が言うように地獄に堕ちることになりはしないか?」「自分だけでなく、家族や友人も地獄へ道連れにすることになりはしないか?」「ひょっとして、これが教団が言っていたサタンの誘惑ということではないのか?」といった思いが心を占めるようになります。こうした形で、教団を離れようとする際に、それまで受けてきた洗脳が足どめをすることになるのです。

教団サイドも当然、「教団を裏切れば地獄に堕ちる」とか「取り返しのつかない不幸が降りかかる」、あるいは「サタンに誘惑されている」といった言葉で脅しをかけてきます。そうした脅しに対抗するためには、相手以上に霊的知識を持っていなければなりません。そうでなければ相手に反論することができず、やり込められてしまいます。

2.宗教組織による洗脳と、棄教・改宗の難しさ(6)宗教組織から離れる難しさ ↗

世の中には、数多くの宗教があります。どの宗教も人々をさまざまな苦しみから救うことを使命と思っています。人のために役に立ちたい、本当の救いをもたらしてほしいと真剣に思う人たちは、そうした宗教の使命感に惹かれ、熱心な信者となっていきます。この宗教こそが人々を救うと思うから、もっと多くの人に知らせたいと熱心に布教もするようになります。しかし、もともとの教義自体が霊的真理からかけ離れた人工的なものになってしまっているため、次第に疑問に思うことが出てきます。そして真実を知りたいと思い、その教団を離れようとするときに、これまでの"洗脳"が足を引っ張ることになるのです。「ここを離れようとすることは、間違っているのではないか」「離れてしまうと、地獄に堕ちるのではないか」「自分がこう思うのも実はサタンにそそのかされているせいではないか」こうした思いが教団から離れる決意を鈍らせます。

しかし、霊的事実からみれば、地獄もなければサタンも存在しません。どんな宗教組織から離れようと、それだけで取り返しのつかないようなことになるなどありえないことです。霊的事実、霊的真理をしっかりと知ることで、これまでの宗教の教義の間違いがわかるようになり、より高い視点から正しい判断をすることができるようになります。
霊的真理を正しく知ることこそ、間違った宗教の洗脳から抜け出す唯一の方法なのです。

参加者の感想

私はどこかの宗教組織に所属したことはありませんが、霊的無知・魂の霊的牢獄化についてよく理解できました。背伸びしないで日常生活で当たり前のことに心を込めて、原点に返って摂理に適った生活を努力して行きます。(50代男性)

今日学んだ内容は、まさに私自身が歩んできた道そのものでしたので、本当によく理解できました。この経験を生かして、多くの人々に真理を伝えてゆきたいと思います。(60代男性)

今日の学びの内容一つ一つは、異常なまでの重みをもって響いてきました。魂の"霊的牢獄化"から解放されるまでの道のりたるは、とても一言では語りつくせませんし、今なお無意識の中にも引きずられているものがあるのも事実です。本物の霊的知識による"理論武装"は、実践とともに今の課題と思っています。(60代女性)

宗教による洗脳は、自分にも経験があり、霊的成長を妨げていたと思います。それはつくづく不幸であると考えます。少しの人でも霊的牢獄から脱出されることを願うばかりです。また脱出する時期が来た人には必ず霊界からの支援があることを信じていただきたいと思います。(50代男性)

「本物の霊的知識のみが、教団の間違った教義を打破する力となる」このことは、自分がこれまで間違っていたと感じ、理性が得心していなかった迷信、習慣などの日常的な教えからも抜け出し、心から自由になることにつながるものであると思いました。自分がなんとなく違和感を持つものに対し、霊的真理に照らし合わせて潔く決別をし、正しい道へ勇気をもって進んでいきたいと思っています。(50代男性)

私はある宗教を熱心に信仰する家に生まれ、幼少期からお経、お題目を唱え、教義を信じて成長しました。あることがきっかけで、20代前半でその宗教を脱会することになりましたが、霊的な部分にまで及んでいた教義がなくなることは、人生の目的を失うことに直結していました。その後は世間で広く受け入れられている物質主義に代わり、生きる目的も霊的真理にそったものではありませんでした。その後20年を経てシルバーバーチと出会いますが、これが本物だと思い、現在は「シルバーバーチと出会うための準備だったんだ」と感謝の気持ちでいっぱいです。まだ牢獄にいる人は多いですが、その方たちも必ず導きがあると信じます。(40代女性)

地上の宗教が魂を束縛し、間違った教えで洗脳し、これからぬけるのは大変なことだと分かりました。もっと深く真理を理解するために、霊的知識を学ばないといけないなと思いました。(50代男性)

今日は宗教について学ばせていただきました。霊的無知と魂の霊的牢獄化について、今までの人生で困難なことがあった時、地上の宗教に一度はすがろうとするのですが、どれも違和感を感じ、自然と離れてきたことの理由が分かったような気がしました。私は宗教にのめりこんだことはなく、牢獄化を体験したことはありませんが、仕事をする中で一つの小さい組織に閉じ込められ、鳥かごの小鳥のようになっていたことを鮮明に思い出しました。今となってはとても貴重な体験(間違った教えの中にいたという)をしたと思っています。霊訓に出会わせていただき、受け入れられるようになり、良かったと思います。(30代女性)


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