参加者の感想
読書会に参加された方の感想を載せました。その日に学んだ内容についての感想や、日常生活の中で感じたことなどを霊的真理に照らし合わせながら語ってくださった言葉です。真理を学ぶ皆さんの参考にしてください。
2012.4.15
今回の学習では、戦争についての問題を霊的無知から2つのガンである利己主義と物質至上主義が生まれ、地上に悲劇を引き起こしていること、その解決法はスピリチュアリズムの霊的真理の普及以外にないこと、利己主義を利他主義へ、物質至上主義を霊中心主義へ変えていくことによって霊的同胞世界が到来することを確認しました。そして、シルバーバーチの語るシンプルな真理を曲げることなく自分たちの中に持っていることの重要性も学びました。周りの人間になんと言われようと、決して屈することなく真理に沿った考え方、実行が大切であることも学びました。参加者の皆さん一人一人、そうした内容をしっかりと心に刻み込んでいらっしゃいました。
4月の感想――戦争についての問題
シルバーバーチに出会う前は、自分も困ると神に祈っていました。シルバーバーチを勉強していくようになって、自分でやるべきことはきちんとやって、後は守護霊にお任せするということが自分にとってはすごくプラスになっています。(戦争について考えたとき)自国の利益のためにと考えると、他国へ侵略していくということになります。こうした軍部の上層部の人たちにも、一人一人に皆守護霊がついていたはずです。しかし、戦争を引き起こそうとすると、戦争好きの霊等も群がってきて守護霊の思いが伝わっていかないのではないでしょうか。そうしたときの守護霊の嘆きや悲しみが伝わってくるような気がします。今でも自国の利益を追求している政治家などの守護霊の嘆き悲しみが聞こえてくるような気がします。霊的真理の適用ということを考えるとまだまだだなと思います。
毎回、読書会に参加することで考えを新たにしてその後の一ヶ月を過ごすことができます。次月の読書会までの間、一人で勉強していると、いろいろな疑問が出てきます。守護霊に答えを求めて、与えてもらえることもありますが、どうしてもどう考えていいかわからないことがあります。そうしたときに、ここで答えを得られることがあり、ありがたく思います。
人間の側からみると、戦争があったりして絶望としか思えない状況が続いている中で、シルバーバーチが「絶望してはなりません」と確信を持って言えるのはなぜかと考えてみました。それは、「霊的な力は、いかなる物的な力にも勝る」という真理を当然の事実として確信しているからだと思います。それは“地球は丸い”と言うのと同じくらいの当たり前の事実なのだと思います。これまで私は、「霊は肉体に優る」ということを頭で理解していたのですが、最近それをちょっとですが実感をもって感じられる出来事がありました。私の場合も、霊的なものが大きくなっていくと、物質的なものを求める思いがちょっとずつ薄れていったのです。そんな経験からシルバーバーチの言葉を少しだけですが、実感することができたように思います。だから人類や地球の幸福のために私たちがすべきことは、絶望することではなく、真理を広め、自らを通して霊性が少しでも多く出せるよう努力し続けることだと思いました。
魂は自由であるということがいかに大事であるかを学びました。いろいろな規範や文化・文明に縛られていて魂が自由でない、この魂を自由に解き放つための努力が必要である。知識・真理・叡智も限界がないということを知った上で、もっと自分が霊的に進化して自分の魂の進化が得られると思いました。
戦争の反対が平和なのですが、平和を訴えるための大きな運動――たとえば国会の前で何かを燃やすような――力に対して力を示す運動というようなものとか、声を荒げて訴える運動というものが本当にいやでした。今日の学習個所を読むと、ああこういうことだったんだなと思いました。自分の心の中が静かになっていないと、平和を願っているのに戦争にひっぱられてしまうようなことがある、人を愛する心を持っていないと戦争をやっている人を憎んでしまう、というような気持ちも戦争につながっていくように思います。今日まさか戦争というテーマの話になると思っていなかったのですが、今まで自分が思っていたことと合点がいくようなそんなところがあってとてもラッキーでした。
今日は戦争についての話だったのですが、その中でも互助の精神ということが何回も出てきて、それが印象的でした。また、魂の自由について良くわからなくて何回も読みました。以前学習した自由意志もそうでしたが、この魂の自由についても何かあるような気がします。
戦争が起きたのは、利己主義のエネルギーが増大して、この時代の人はそれに巻き込まれてしまって落とさなくていい命を奪われてしまった、それがとても理不尽に思えます。人類はこの醜いできごとを直視して反省して、二度と起こらないようにしなければならないと思います。摂理に則った生き方をしていればこのようなことは起こらないし、分かち合い、助け合いといった思いを持ち、霊的真理を適用していけば平和がもたらされると思います。
昔からすごく疑問に思っていたのですが、同じようにこの地上に生まれてきてもすごく才能がある人もいれば、すごくお金持ちに生まれてくる人、反対に生まれてきてもすぐに死んでしまう人などいて、すごく不公平だなと思っていました。キリスト教に入って少し納得できるところがありました。しかし、まだおかしいなというところがあって、その疑問が解決しほとんど納得できるようになったのがこの霊的真理でした。シルバーバーチのいう考え方ならば、すべて納得できる、それはすごいと思います。この利己主義というのも「死んだらおわり」「生きているうちにもっといい思いをしなきゃ損だ」という考え方から出ているように思います。だから死んで終わりではなくて、霊としてずっと続いて生きていって、霊界でもこの地上で培ったものを引き継いでいくのだという考え方ができるようになることが大切だと思います。こういう霊的真理を学ぶことによって平和になっていく、人のことを考えられるようになっていくのではないでしょうか。そして、貧しい人たちにも手を差し伸べていけるようになるのだと少しわかるようになりました。キリスト教では解決できないことです。
応援してくださっている霊、守護霊や背後霊のことを考えると、自由意志を正しく行使して、摂理に則った生活をしたいと思いました。家族や知人に伝える機会があればお話ししたいと思います。背後にいっぱい霊がついてきてくれるのだということを忘れないでいたいと思いました。