参加者の感想

名古屋シルバーバーチ読書会

参加者の感想

読書会に参加された方の感想を載せました。その日に学んだ内容についての感想や、日常生活の中で感じたことなどを霊的真理に照らし合わせながら語ってくださった言葉です。真理を学ぶ皆さんの参考にしてください。

2010.10.21

今回は、「霊的成長と霊界の界層」ということを中心にシルバーバーチを読み進めました。地上世界で生活する私たちにとっては、さまざまな霊性レベルの人が一緒に暮らしているために多くの苦労・困難が伴います。そこで大きく霊的成長がなされるということを確認すると同時に、霊界の界層世界の素晴らしさも確認しました。

10月の感想――霊的成長と霊界の界層

「人間は肉体を携えた霊である」という言葉を始めて読んだ時に「すごいなあ」と思いました。霊的真理は、読むときの自分の気持ちや状態によって引っかかるところが変わってきます。こんなに深い意味があったのかと思うことが、後になって分かるということをよく体験します。真理の受け入れということに関して、わからないことは横に置いておくということもよくわかります。放っておくというのではなく、少し置いておくと、時期を見計らって守護霊が助け導いてくれるようになると思います。そうすると周りの状況が変わってきます。日常生活の中の困難なことも、誠意をもって対処をしていれば、結果的にはいいところに治まっていくように思います。自分ひとりの力だけでなく、いつも守護霊の働きかけがあることを意識すること、インスピレーションを受け入れることを意識することで状況は大きく変わります。そうしたことを大切にしていきたいと思います。

地上はさまざまな段階の人間が同一平面上で暮らしているということは、知識として頭ではわかっていました。が、日常生活の中でいやな人を見るたびに「なんていやな人なんだろう」と腹を立てていました。おそらく自分は「完璧な世界」を求めていたんだと思います。何一つ間違いのない汚いもののない世界を求めていたのかもしれません。しかし、真理を少しずつ深く理解できるようになってきて、それは違うことに気づくようになりました。ちりひとつ落ちていないような世界をこの地上で求めることは間違いであると思うようになりました。もちろんそうした世界を目指していくことは大切なのですが、ちりひとつ落ちていない世界を作り上げることが大事なのではなくて、さまざまなレベルの人間が一緒に生活していくことに大きな意味があるということが分かってきました。他人を裁くことなく、自分が向上していけばいいのだということを、頭だけで理解するのではなく身をもって少しわかるようになりました。少しずつ寛容心が身に付いてきたのかなと思います。

幽界というところはとても楽しい所だと聞いているし、本でも読んでいるので、そこから先に行きたくないなどと冗談を言っているのですが、類魂・アフィニティということも気に入っていて、そこにも入っていきたいなあと思ったりもします。世の中は悪い人ばかりではなく、接触することでお互いがお互いを助けることも出てきます。高い所から教えてもらうばかりでなく、同等レベルの人の間でも学ぶチャンスはいくらでもあると思います。

SBが何回も言っている「理性に反していることは受け入れない」ということですが、自分は霊訓以外に霊的なものを感じることはないので、3大霊訓であれば安心だなと思って読んでいます。大切なのは霊的成長をするということ、今までどう生きてきたかということで霊性が決定するので、自分が霊性を高めていく努力をするということが重要になってくると思っています。

私も本当に人と話すのが苦手で、言葉の必要のない霊界っていいなあと思います。でも、自分のすべてがあからさまになり、心の中までわかってしまうので、霊界へ行っても恥ずかしくないような心持ちの人間になるようにしていかなくてはと思います。

人間の心なんてコロコロ変わるということをよく感じます。天使のような心であるかと思えば、野獣のような心であるということもあります。しかし、真理を知り、己を人のために役立てることが神様が喜んでくださることだと分かりましたから、そう実践するのみです。霊界では自分と本当によく似た人たちの所へ行けるということで、ああ嬉しいと思える時がおくれるのだと思います。今は友人のためを思って真理を伝えても反応なく、気持ちも落ち込むことも多いのですが、自分のできる精いっぱいのことをやっていけばいいと思っています。夜一人でSBを読むと本当に心が洗われ、高められるように感じます。

人のことを考えて、少しでも手助けをして、自分のためになるということを考えるよりも自分のできるほんの少しのことでもやれれば、自分もそれだけ楽しくなると思っています。それを信じて霊性を高めるために少しでも努力を重ねていきたいと思います。

霊界でのコミュニケーションについて思ったことです。自分はこの地上世界では、人とコミュニケーションを取ったり自分を表現することが本当に苦手で、思ったことの半分も伝えられません。霊界では思いがそのまま伝わるということなので、「ああ、霊界に行けたらなあ」と思います。「お迎え」の話も出たのですが、自分も自然に合わせるということは摂理にあわせるということだと思うので、薬を飲まないとか肉食をしないようにして自然に沿ったことをして自然に死ねればと思います。死ぬのも楽しみになるそんな死に方をしたいと思います。

「あなたが生涯にたった一人の魂に光明を見出させてあげたなら…」という個所は聖書にも似たようなところがあります。(真理であるからだと思うのですが)SBを学ぶほどに何とかしなきゃいけないという思いと、普段の生活の中で何もできない自分があるというジレンマを感じることがあります。しかし、自分の目の前に起こってくる一つ一つのことを、自分のできる範囲で対処をしていくという中で、その積み重ねが自然に大きなものとなっていくのではないか…少しずつ起こってくる小さなことでも誠実に対処し積み重ねていけば、それが大きなものになっていく、そうしたことが大事なのかなと思うようになりました。

霊界のことは死んでからわかると思っていますが、地上で霊的成長するということが大事だということでいろいろ考えます。霊的成長するために自分のすべてを犠牲にするということは今の自分にはできませんが、シルバーバーチが言うように、ちょっとしたことでもいい人の役に立てることをしなさいという言葉を聞いて心が安らぎました。それなら自分にも何とかできそうだと思いました。

私はこの『最高の福音』の全部が好きです。読んでいるとその言葉だけで元気が出て励みになることが多いです。私たちは言葉だけではなく、肉体を持っているうちに霊的成長していかなければなりません。それには日常生活を大切にして、真理を生活化していくということがポイントだと思います。真理の受け入れに関して、納得すれば受け入れる、反発すれば受け入れないということがよくわかります。今までは「何が何でも」という押しつけが自分にもあったように思いますが、今はその人が受け入れられるときに受け入れてくれればそれでいいと思えます。自分は真心をこめて伝えようとするだけでよいと思っています。

シルバーバーチの言っていることでも、受け入れられないことは受け入れなくていいと言っています。最近ノーベル賞をとった中山教授の研究で、動物実験をしていたということについて考えました。シルバーバーチは動物実験は良くないと言っていますが、現状ではIPS細胞を含め、医薬品等の開発にもやはり動物実験なくしては成り立たないのではないかと思ってしまいます。

霊的コントロールをして利他的で高い心境を保っていくことが大切だと確認しました。改めてそうしたことを心がけていきたいと思いました。

今回始めて参加して、最初はとても緊張していましたが、和やかな雰囲気の中で楽しく学ばせて頂きました。今日学んだ類魂、霊界の界層なども、自分なりには理解していたのですが、かなり細かく教えて頂き良くわかるようになりました。ありがとうございました。


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