学習のポイント
「シルバーバーチの霊訓」は、これまで地上に伝えられた霊界通信の中で、最も優れたものです。「シルバーバーチの霊訓」によってもたらされた霊的真理は、質・量ともに他の霊界通信を圧倒しています。私たちの読書会では、「シルバーバーチの霊訓」をただ読むだけでなく、ポイントを絞ってシルバーバーチの示してくれた霊的真理の理解を深めていきたいと思っています。私たちが日常生活の中で、特に意識し努力しなければならないことを中心に、大霊や高級霊の重い、スピリチュアリズムの大原則 などを、毎回何ヶ所か取り上げています。ここではその内容を簡単に紹介します。
2013.2.17
2章悟りは苦しみの中から生まれるのです〈1〉↗
●苦しみの意義
(P46後ろから4行目~P4-7行目)
- 苦しみ…摂理の一環(因果律)
- 過去においての摂理違反→苦しみ
●摂理の神
(P47後ろから3行目~P48-7行目)
- すべては法則(摂理)によって支配されている
- 摂理の背後には神の慈悲深い配慮がある
- 人間の感情にも働く(愛、憎しみ、怒り、純情)
*「摂理の神」はシルバーバーチの神観の最大の特徴です。神は摂理を通して間接的にすべてを支配しています。過去の宗教が説いてきたような、「神の特別な配慮」というものはないのです。どれだけ教義に忠実に生きていようが、どれだけ神を崇拝し愛していようが、摂理から外れていればそれなりの償いをしなくてはなりません。また逆に、神を全く信じていなくても、摂理にかなった行動をしていればそれに対する報いが与えられ、霊的成長が促されるのです。神は摂理という絶対公正な物差しで私たちのすべてを測ります。やさしく許しを与えてくれるのが神なのではありません。摂理から外れたことには厳しさをもってその解答を与えられます。しかし、そうした摂理の背後には神の慈悲深い配慮があるのです。
●苦しみと霊的成長
(P48後ろから5行目~P51後ろから2行目)
- 苦難こそ最も大切な教訓を教えてくれる
- →苦難のときこそ霊的悟りと霊的成長のチャンス
- 苦難のない人生は頽廃への道へ進む
- →霊的成長のチャンスなし
- 痛みも苦しみもない人生、辛苦も悲哀もない人生はない
- 内面的な苦しみこそ本当の苦しみ
- 進化(霊的成長)とは少しずつ完全になっていくこと
- →苦を伴う過程
- 有益な苦しみと無用の苦しみ
- ・有益な苦しみ…霊的成長のための苦しみ(霊主肉従・利他愛実践のための苦しみ)
- ・無用の苦しみ(無くもがなの苦しみ)
- …霊的無知から発生・自分で作り出している
- 偏見・迷信が作り出した苦しみ