学習のポイント
「シルバーバーチの霊訓」は、これまで地上に伝えられた霊界通信の中で、最も優れたものです。「シルバーバーチの霊訓」によってもたらされた霊的真理は、質・量ともに他の霊界通信を圧倒しています。私たちの読書会では、「シルバーバーチの霊訓」をただ読むだけでなく、ポイントを絞ってシルバーバーチの示してくれた霊的真理の理解を深めていきたいと思っています。私たちが日常生活の中で、特に意識し努力しなければならないことを中心に、大霊や高級霊の重い、スピリチュアリズムの大原則 などを、毎回何ヶ所か取り上げています。ここではその内容を簡単に紹介します。
2012.11.18
1章このわたしが誰であるかは、どうでもよいことです〈2〉↗
●人間の霊的能力(P31-3行目~P32-2行目)
- 過去の人類…霊界と交流できた、霊的能力の認識があった、霊的能力が自然に使用されていた
- 現代人…使用されずに退化、大半の人は霊的波動を捉えられない
- 五感で捉えられるものだけを実在と思う
- 物質偏重の生活によって霊性が鈍る
●死とは(P32-3行目~10行目)
- 物的身体が活動を止める(霊的には活動している)
- 霊は肉体という牢獄から解放される
- 霊的身体を通して自我を表現するようになる
- 大きな活動の舞台、生命活動の世界への門出→霊的能力を発揮
●死後の世界(P33-1行目~P34-9行目)
- 宇宙は一つ
- 同じ場所に無数の界層…次元が異なる、波長の次元が異なる
- 地上人は物的波動に制約されている
- 霊能者…次元の異なる波動をキャッチできる
●死の直後の様子(P34-10行目~P35-2行目)
- 初めは戸惑う
→地上世界のことに心が引き戻される
→懐かしい場所をうろつく
→誰にも気づかれない
→霊的感覚が芽生える
→霊的実在への自覚
●本来の宗教の中心的な教えとは
(P36-2行目~後ろから1行目)
- 偉大な宗教家の教え…霊界からのインスピレーション
- 人間は霊的存在
- 死後の生活に備えて地上に来ている
- 多くの人から受けた愛・自らこしらえた性格・自ら開拓した霊的資質を携えて霊界入りする
- 現在の宗教はこうした基本的な教えが忘れ去られている
- 宗教として何の価値もない人間の勝手な説に置き換えられている(教義・神学・教条主義)
*本来の宗教とは、霊界からのインスピレーションを受けて「人間は霊的存在である」「死後にも生命はある」「地上は死後の世界での暮らしのための準備・訓練場所」「他界した人たちとも交流できる」といった内容を伝えることでした。つまり死によってすべてが終わると思って死を恐れている人間に、本当の死の意味を知らせ、地上人生の意味を教えることでした。ところが、肉体をもつ地上人ゆえの煩悩から、その崇高な使命はどこかへ行ってしまい、ゆがめられた教義だけが残って人々の心を縛ることになってしまいました。そうした状況に終止符を打つべく登場したのが“スピリチュアリズム”なのです。
●どういう心がけで生きるべきか
(P37-2行目~P40-3行目)
- 自分で判断して、これが正しいと思う生き方をする
- 心の奥でこうするのが本当だと確信した道を選んで、突き進む(良心の声)
- 自分の才能を他人のために役立てる
- 人のためになることをする=唯一の宗教
*私たち人間には例外なく、正しいものを選択できるような仕組み(良心の声)が備わっています。正しいと思ったことをするのに勇気が必要になることがありますが、そのときこそ良心の声を聴いてそれに従うことです。それが正しい実践となるのですから。