学習のポイント
「シルバーバーチの霊訓」は、これまで地上に伝えられた霊界通信の中で、最も優れたものです。「シルバーバーチの霊訓」によってもたらされた霊的真理は、質・量ともに他の霊界通信を圧倒しています。私たちの読書会では、「シルバーバーチの霊訓」をただ読むだけでなく、ポイントを絞ってシルバーバーチの示してくれた霊的真理の理解を深めていきたいと思っています。私たちが日常生活の中で、特に意識し努力しなければならないことを中心に、大霊や高級霊の重い、スピリチュアリズムの大原則 などを、毎回何ヶ所か取り上げています。ここではその内容を簡単に紹介します。
2014.3.16
3章地球浄化の大事業〈1〉↗
●「スピリチュアリズムの定義」
―霊界主導の地球人類救済の大計画>
- 「スピリチュアリズム運動」とは高級霊界あげての組織活動、目的は地球人類に霊的真理をもたらして救うこと
●スピリチュアリズムの人類救済計画の方法
―スピリチュアリズムはどのようにして地上人類を救うのか
- 霊的真理を地上にもたらして、悲劇の原因である霊的無知・物質中心主義・利己主義を追放し、地球上から悲劇・不幸をなくす
- スピリチュアリズムの霊的真理による人類救済の全体図
●スピリチュアリズム運動の推進者(主役)とは
- 地上人類救済の主役は霊界の高級霊たち、イエスを中心とする高級霊団
●スピリチュアリズム運動の反対者
- ①従来の巨大な宗教組織
(P40/7~8、10~後ろから2) - ②霊的無知な人々・唯物論者・無神論者
(P43/後ろから3~後ろから2、P44/3~4) - 霊の存在を否定する人間が、スピリチュアリズムの霊的真理を拒絶・軽蔑
●スピリチュアリズム運動の進展状況について
- スピリチュアリズムの進展度=霊的真理の普及度
- 反対があっても必ず霊的真理は地上に広がっていく(P44/5~6)
- ※スピリチュアリズム運動の勝利宣言(P66/9~12)
- 真理の普及が早くなるか遅くなるかは、地上人が自由意志をどのように使うか次第地上人自身の責任 (P56/3~4)
- 霊的真理の普及に伴い、人種・民族・国家・宗教間の差別・対立が終わり、平和が訪れる (P47/9~11)
- 霊的真理に目覚める人(スピリチュアリスト)の数が増えるにつれて、霊的光が行き渡るようになる一人ひとり、ゆっくりと広がっていく
- 本物のスピリチュアリストの数の増加がスピリチュアリズムの進展・霊的真理普及の目安 (P42/2~P43/1)
- 現代のマスメディアを用いた真理の普及方法は間違い
- 霊的真理の普及は、騒がしい宣伝によって行われるのではなく、魂と心に訴え、霊との一体関係を緊密にすることによって成就
(P61/3~P62/1、P62/4~5)
●真理を受け取った人間(スピリチュアリスト)の責任について
- スピリチュアリストとは
- ……スピリチュアリズムの救済計画の恩恵に真っ先にあずかって霊的真理と出会い、そのスピリチュアリズムの霊的真理を真実と信じて受け入れ、真理を人生の指針・拠りどころとして歩もうとしている人のこと
- (※霊界人はみな霊的真理を受け入れ摂理に忠実に生活している。その意味で霊界人は全員がスピリチュアリストといえる)
- スピリチュアリストには真っ先に霊的真理と出会ったことで、他人にはない責任が発生
- スピリチュアリストの責任とは
- ……「真理を実践して自らを救うこと」「他人を救うこと」
- ①真理の実践
- ――自ら真理(摂理)に沿った生き方、真理の実践を心がける
- その結果として自分で自分を救う
- ②霊界の助けを安易に期待しない(P57/7~10、P57/後ろから3~P58/4)
- 霊界人は真理を示すが、それを“実践”して自らを救うのは、どこまでも地上人自身
- 霊は真理を示すが直接的な手出しはしない
- ③真理に従うための勇気を持つ(P47/2~5)
- 既成宗教のドグマや教条を捨て去って、精神を解放する
- 霊的価値のないものに忠誠を尽くさず、真実(真理)のためのみに働く
- 真理に従うための勇気をもつ
- ④真理を伝える(P35/後ろから4~後ろから1)
- ⑤“霊界の道具”として、自分自身をスピリチュアリズムに捧げ、霊界と協力関係を作る(P35/9~12)
- スピリチュアリズムの大目的と大霊団の存在の意味を正しく理解し、“地上の足場”“大霊団の地上の兵士”としての役割を果たす
- ⑥真理実践の見本を示す(P57/後ろから5~後ろから4)
*スピリチュアリストを自称する人の中には、スピリチュアリズムは思想であるとか心霊研究であるという人がいます。しかし、シルバーバーチは、何を行うかが大切、すなわち実践することが大事だと言っています。霊的真理を受け取った者は、その内容を理解し、真理に沿った日常生活をおくる努力をしなければなりません。真理を理解したとしても、実践しなければ意味がないのです。実践の伴わない真理は私たちに霊的成長をもたらしてはくれません。それでは地上人の救いには結びつかないということです。
*多くの地上人に先立って霊的真理を受け取った人間(スピリチュアリスト)には、2つの責任があります。「真理を実践して自らを救うこと」と「他人を救うこと」です。さて、では“救い”とは一体どういうことなのでしょうか。どうしたら救われるのでしょうか。それは「霊的真理を手にして、真理に沿った生活をおくる中で霊的成長をする」ということです。つまり自分が真理に沿って霊的成長すること、これが「自分を救う」ということ。そして人に真理を伝えてその人が霊的成長の道を歩んでいけるようにしてあげること、これが「他人を救う」ということになるのではないでしょうか。「自分はどうでもいいから他人が救われればいい」というと、自分の成長を犠牲にして他人を救おうとしているように思えます。が、本当に純粋な自己犠牲の上に他人の成長や幸せを願っているならば、いやでも本人は霊的成長するに決まっているのです。摂理とはそのようにできているのです。自分のことより他人のことを優先して、人の幸せのために労苦を惜しまない、そうした結果、自分が成長していくのです。つまり「自分が救われる」のです。
*「自分はどうでもいい」「とにかく早く人に真理を知らせなければ」と焦ってホームページを作ったり、がむしゃらに人に本を配ってもそれだけで霊的成長するわけではありません。「自分が真理を伝えるホームページを作らなきゃ」「自分がヒーリングをやらなきゃ」と活動することばかりに先走ると、霊的な視点を見失うことがあるので要注意です。どれだけ立派なホームページを作って人に真理を配って歩いていても、日常の生活がエゴ丸出しであるならば決して霊的成長はしません。日々の生活が霊的真理にどれだけ沿ったものになっているか、どれだけ真理に沿うよう努力をしているか、それがもっとも重要です。シルバーバーチはこう言っています。「要するにあなた方自ら毎日の生活の中で、霊力を自覚した者はこれだけ立派な生き方ができるのだということを率先して見せることです」と。伝道することも大切ですが、真理の手本を示すこと、これも「他人を救う」大切な内容です。