学習のポイント
「シルバーバーチの霊訓」は、これまで地上に伝えられた霊界通信の中で、最も優れたものです。「シルバーバーチの霊訓」によってもたらされた霊的真理は、質・量ともに他の霊界通信を圧倒しています。私たちの読書会では、「シルバーバーチの霊訓」をただ読むだけでなく、ポイントを絞ってシルバーバーチの示してくれた霊的真理の理解を深めていきたいと思っています。私たちが日常生活の中で、特に意識し努力しなければならないことを中心に、大霊や高級霊の重い、スピリチュアリズムの大原則 などを、毎回何ヶ所か取り上げています。ここではその内容を簡単に紹介します。
2014.5.18
4章明日の世界〈2〉↗
●スピリチュアリズムの最終目的とは
- 一人ひとりの地球人類が霊的成長し、死後の生活の準備ができるようにすること(個人の霊的救い)
- 地上に新しい世界(地上天国・神中心の大家族・霊的同胞世界)を築くこと
●遠い将来に到来する“新しい世界”とは――
- スピリチュアリズムによる霊的真理の普及によって実現する世界(霊的同胞世界・地上天国)
- P69/7~後ろから3
- 大霊の意思(摂理)が実現した世界
- サービス(利他愛)の支配する世界
- 不平等と不公平・差別のない世界
- 一人ひとりが霊的成長して未熟なまま霊界入りしない世界
- P67/2~5
- スピリチュアリズムに携わる霊たちは、未来の天国を霊視している
- P67/8~10
- 痛み・苦しみ・死別の悲しみ・不幸がなくなり、笑顔と笑い声の満ち溢れた世界
- 新しい世界=霊中心(霊主肉従)の世界=地上天国―将来の地球
- 古い世界=物質中心(肉主霊従)の世界=地上地獄―これまでの地球
●スピリチュアリズム運動の勝利宣言
- 1938年(本書出版の年)時点ですでにスピリチュアリズムの勝利宣言
- (遠い将来であるが、霊的同胞世界が必ず実現できることを宣言)
- P66/9~後ろから4
- スピリチュアリズムの救いの人類救済の計画はすでに地上に根付いている
- 反対者によって駆逐されることはない
- P67/5~7
- 地上天国の到来は確実であり、あとは時間の問題
- 早い遅いはあっても、確実に地上天国は到来する
- P68/7~9
- 地球は、大霊の摂理にすでに回帰しつつある
- P70/4~5
- スピリチュアリズム運動の進展をストップさせることはもはや不可能
●新しい世界に向けての闘いと進展(スピリチュアリズム運動の闘い
- 物質中心主義→霊中心主義
利己主義→利他主義 - 地上地獄・暗黒の世界
→地上天国・光輝く世界 - エゴ支配の世界→利他性支配の世界
- P66/6~8、P66/後ろから3~P67/1 新しい世界に向けての生みの苦しみ
- 地上天国(真理が普及し悲劇がなくなった世界)が出現する前には苦難の時代がある
- 新しい世界の誕生には大きな生みの苦しみが伴う
- P67/後ろから4~P68/1
- これまでの人間のエゴ的な社会システムを取り除き、永遠の摂理(真理・利他性・サービス)の上に新しい社会システムを築いていく
- P68/10~後ろから3
- 大霊の恩寵(ex.食べ物)を地球上の皆で平等に分け合う
- エゴ的所有を利他的・公平的分配にする
- P68/後ろから2
- これまでの既得権を取り除く 利己性を取り除く
- P68/後ろから2~P69/3 利他愛の実践
- 利他性(サービス)の摂理の広がりと実行に伴って、すべての地上人類が利他的に生きるようになる
- それに疑問を持つものがいるが、決して不可能ではない
- P69/6~7
- これまでの暗闇に大霊の光が差し込み、エゴ・不平等・不公平が取り除かれつつある
- P70/6~後ろから5
- 悲しみ→喜び
無知→叡智
失望→希望
迷い→確信 - P71/2~4
- 計画は着実に進行中
(それを霊的に見せられないのが残念) - P71/6~7 無償の奉仕(利他愛の実践)を通してのみ地球人類は救われる
*現在の地上世界を見ると、とても新しい世界の到来など考えられないという人は大勢います。不公平・不平等がなく、死別の悲しみもなく、誰もが笑顔で幸福な世界が訪れるというと、「そんなことは理想論だ、ありえない」という言葉が返ってきます。しかし、シルバーバーチはそれは不可能ではない、可能である、自分はそうした未来の世界を見ていると言っています。私たち地上人は肉体を持っているがゆえに、広い霊的視野が持てなくなっています。目の前で起こっている悲劇・不幸に目を奪われてしまい、霊的真理が少しずつでも着実に広がってきていることがわかりません。真理を手にしたスピリチュアリストですら、確信を持てなくなることがあります。でも、表面的に見てどれほど悲惨に見えても、その水面下では着々と霊的真理の普及は進んでおり、スピリチュアリズムの大計画は確実に成功を収めつつあるのです。スピリチュアリズムの進展度はスピリチュアリストの数でわかります。この日本で20年前にどれだけの人がシルバーバーチを知っていたでしょうか。シルバーバーチの読書会の数もどれだけあったでしょうか。ほとんどないに等しかったと思います。2014年の現在、シルバーバーチの読書会が開催されているところは、北は札幌、南は沖縄まで、私が把握しているだけで14か所ほどあります。またこの読書会だけを考えても、毎回意識の高い方が定期的に参加してくださるようになっています。つまりそれだけスピリチュアリストの数が増えたということなのです。シルバーバーチに対して批判的な記事を載せているブログやウェブサイトもありますが、それ以上にシルバーバーチを本物だと確信している人が増えているのです。スピリチュアリズムの闘いはまだまだ続きますが、確実に勝利を収めていく闘いです。そしてそれが少しずつ現実のものになっているということを知っていただきたいと思います。
●スピリチュアリスト(先に真理を知った者)の使命
- スピリチュアリストの使命
- ――"霊界の道具"として霊団と一致団結し、霊的真理を普及させて人類を救う
- P69/後ろから1~P70/3
- スピリチュアリストは自覚するとしないに関係なく、新しい世界実現のために霊界から活用されている
- 大霊団が主役で、地上のスピリチュアリストは援助者・協力者の立場、道具の立場であることを忘れない
- P72/2~5
- 霊界と連携して、地上人類が必要としているもの(霊的真理)を届ける
- P72/後ろから3~P73/1
- スピリチュアリストは一致団結して、霊界の道具となる
- 大霊団が常に味方であることを確信する
- P73/2~7
- 霊界とともに、人々に真理と神の摂理を伝える
- 古い間違った信仰を捨てさせ、真理に基づく正しい信仰へ導く
- P73/8~後ろから4
- 大霊団は地上の同志(スピリチュアリスト)との協調関係を待ち望んでいる
- スピリチュアリストはその霊的勢力の存在を認識し、霊的真理を武器にして地上世界の人々を救っていく