学習のポイント
「シルバーバーチの霊訓」は、これまで地上に伝えられた霊界通信の中で、最も優れたものです。「シルバーバーチの霊訓」によってもたらされた霊的真理は、質・量ともに他の霊界通信を圧倒しています。私たちの読書会では、「シルバーバーチの霊訓」をただ読むだけでなく、ポイントを絞ってシルバーバーチの示してくれた霊的真理の理解を深めていきたいと思っています。私たちが日常生活の中で、特に意識し努力しなければならないことを中心に、大霊や高級霊の重い、スピリチュアリズムの大原則 などを、毎回何ヶ所か取り上げています。ここではその内容を簡単に紹介します。
2014.4.20
4章明日の世界〈1〉↗
●スピリチュアリズム運動とは
- 霊界主導の地球人類救済計画(定義)
- 霊界から地上に霊界通信を通して真理・教訓・メッセージを届ける
- 霊的真理が普及し、霊的無知と物質中心主義・利己主義が駆逐されるに伴い、人類は救われるようになる
●スピリチュアリズムの最終目的とは
- 一人ひとりの地球人類が霊的成長し、死後の生活の準備ができるようにすること(個人の霊的救い)
- 地上に新しい世界(地上天国・神中心の大家族・霊的同胞世界)を築くこと
- 新しい世界=霊中心(霊主肉従)の世界=地上天国―将来の地球
- 古い世界=物質中心(肉主霊従)の世界=地上地獄―これまでの地球
*スピリチュアリズム運動とは「霊界主導の地球人類救済計画」です。シルバーバーチを何年も学んでいる私たちにとっては、すでに当たり前のことになっています。しかし、一般的にスピリチュアリズムというと、1848年の米国ハイズビルでおこったフォックス家事件に始まる心霊現象の研究、思想であると思っている人がほとんどなのです。誰が何のためにこうした物質的な心霊現象を引き起こしたのか、明確に知る人はそう多くはないのです。
では、こうした心霊現象は“誰が”“何のために”引き起こしたのか?答えは「イエスをはじめとする高級霊を中心とした霊界の霊たち」が「地球人の(霊的な)救済のために」引き起こしたものなのです。地球は救われなければならないほど悲惨な状況にあるということを、当の地上人のほとんどがわかっていません。物質的な喜びと、自分の満足を満たすことで躍起になっている人間には、この世は金さえあれば何でもうまくいく天国のように思えるのかもしれません。しかし、現実には多くの人たちがその日食べる物にも事欠き、着る物も休む家もない生活を強いられているのです。そんな世界は「地獄」「暗黒世界」というべき世界なのです。
地球がこうした悲惨な世界になってしまった原因は、いったい何なのでしょう?それはひとことで言えば「霊的無知」ということです。
私たち人間は霊的存在である
死後の世界・霊界がある
人間は死んだら霊として永遠に生きる
というような霊的なことがわからないということなのです。死後の世界があり、地上の世界で生活してつくり上げてきた内容が大きく影響することを知らないから、この地上生活がすべてであると思うのです。地上で生きている間に好きなことをするに限ると思ってしまうのです。霊的な無知からくる「物質中心主義」「利己主義」に地上全体がおおわれてしまったということです。
長い人類の歴史の中には、霊的なことがわかっていた人たちもいました。そうした人々は宗教や思想を通じて、精神的な喜びや霊的な人生について伝えようとしてきました。(もちろんそうした背後では、霊界の応援があったでしょう。)しかし、それが地球全体に及ぶということはありませんでした。こうした状況を長い間見てきた霊界人が、なんとか地球人類を救いたいと願い、計画的に地上へ働きかけることを決意したのです。それが「スピリチュアリズム運動」だったのです。
スピリチュアリズムとは、これまでの人類がつくってきた物質中心の利己的世界という“古い世界”を壊し、霊中心の利他愛支配の“新しい世界”をつくるという、霊界あげての一大プロジェクトなのです。