学習のポイント
「シルバーバーチの霊訓」は、これまで地上に伝えられた霊界通信の中で、最も優れたものです。「シルバーバーチの霊訓」によってもたらされた霊的真理は、質・量ともに他の霊界通信を圧倒しています。私たちの読書会では、「シルバーバーチの霊訓」をただ読むだけでなく、ポイントを絞ってシルバーバーチの示してくれた霊的真理の理解を深めていきたいと思っています。私たちが日常生活の中で、特に意識し努力しなければならないことを中心に、大霊や高級霊の重い、スピリチュアリズムの大原則 などを、毎回何ヶ所か取り上げています。ここではその内容を簡単に紹介します。
2011.5.15
1章 死ぬことは悲劇ではありません〈1〉↗
●死ぬことは悲劇ではない
(P18後ろから6行目~P19-6行目)
- 「死」
- 一般人・・・悲劇・医学の敗北
- スピリチュアリスト・・・最大の喜び・苦しみからの解放
- 悲劇・・・地上世界で生き続けること(利己主義・強欲・貪欲)
- 死とは・・・物的身体に閉じ込められていた霊が自由になる
スピリチュアリズムに出会って、それ以前と大きく変わることの一つに「死の恐怖からの解放」があります。読書会に参加した皆さんも一様に「死ぬということが怖くなくなりました」と言っていました。身近な人が亡くなった時には、「近くに知っている人が来てくれているはずだから、その人についていきなさい」と言ってあげるという人もいます。また、1年前にご主人を亡くしたという方は、「主人が霊界に行ったことをほんとうによかったねと言ってあげられるようになりました。一周忌には、お誕生日おめでとうと言ってあげました」と話してくださいました。「人間にとって最大の恐怖である“死”が恐怖でなくなる」「死の先には霊界という素晴らしい世界がある」ということを知ることができた私たちはほんとうに幸いだと思います。
●睡眠中の体験
(P19-7行目~P22後ろから6行目)
- 霊界の環境に慣れるための準備、死後の適応が楽にできる
- 死んで霊界入りすると睡眠中の体験を思い出す
- 霊界の下層・・・地上とよく似ていて波長が物的、死の自覚には役に立たない
- 睡眠中の霊的体験の大半は思い出せない
●睡眠中の霊的体験の目的
(P22後ろから5行目~P23-4行目)
- ①死後への準備 ・・・大半はこれ
- ②為すべき仕事をする(幽界における霊媒)
●霊的知識
(P23-5行目~後ろから4行目)
- 死後への適応が楽にできる
- 自分の死をすぐに自覚できる
●良い心がけ
(P23後ろから3行目~P24後ろから2行目)
- ムダに終わることは絶対にない
- 真心から出た思念・行為・人のためという願い
- ・・・いつかどこかで役に立つ
- 霊界からの援助の手が差し伸べられる
●スピリチュアリズム普及の目的
(P24後ろから1行目~P26-1行目)
- 世界に正気をとりもどさせる
- 正しい霊的視野をとりもどさせる(物質中心→霊中心)
- すべての人間に自由をもたらす
- 死の恐怖を取り除く
- 人間は本来霊的存在であることを知らせる
●スピリチュアリスト
…新時代の先駆者・開拓者(パイオニア)
(P26-2行目~P27-3行目)
- 先駆者ゆえの苦難・犠牲
- 献身性・奉仕性・無私の犠牲的精神
- 背後には高級霊、全人類・全民族が一団となった高級霊団、大霊が控えている
スピリチュアリズムの運動を推進しているのは、霊界にいる億万の高級霊たちです。物質至上主義と利己主義に覆われてしまった地球上に正しい霊的知識と霊的視野をもたらし、人類を霊的に救おうと働いています。そうした動きにこの地上でいち早く反応してきたのがスピリチュアリストです。スピリチュアリストは、人間が霊的真理を知ることでどれだけ大きな恵みがあるのかを、一人でも多くの人たちに知らせていかなければなりません。真理を手にしてどれだけ心が楽になり、視野が広がり、イキイキと霊的人生が送れるようになるのかを身をもって示していくのが、先に真理を手にした者の役目です。高級霊にならって、無私の犠牲的精神・奉仕性を発揮していくことが私たちには求められています。しかし、それは一人で行うものではありません。背後にはだれよりも頼りになる高級霊の大軍団が控えてくれているのです。必要とあらば、いつでも援助の手を差し伸べてくれる強い味方がいることを決して忘れてはなりません。