学習のポイント
「シルバーバーチの霊訓」は、これまで地上に伝えられた霊界通信の中で、最も優れたものです。「シルバーバーチの霊訓」によってもたらされた霊的真理は、質・量ともに他の霊界通信を圧倒しています。私たちの読書会では、「シルバーバーチの霊訓」をただ読むだけでなく、ポイントを絞ってシルバーバーチの示してくれた霊的真理の理解を深めていきたいと思っています。私たちが日常生活の中で、特に意識し努力しなければならないことを中心に、大霊や高級霊の重い、スピリチュアリズムの大原則 などを、毎回何ヶ所か取り上げています。ここではその内容を簡単に紹介します。
2011.10.16
4章 真理はすべて素晴しいのです
●交霊会(ハンネン・スワッハー・ホームサークル)の裏側
(P84-1行目~P86-7行目)
- 小さなアパートの一室(モーリス・バーバネルのアパート
→霊界から見れば壮大な神殿 - 何千もの使命を持った霊が集結(教えるもの、教わるもの)
- あらゆる民族、あらゆる国家、現代の人・過去の人、東洋ならびに西洋の予言者、霊覚者、聖人・賢人、地位の高かった人・低かった人、ギリシャ・ローマ・シリア・カルデア・ペルシャ・バビロニアの思想家たち、近世のイタリア・ドイツ・フランスの思想家等
- 高級霊の意見の集大成
- 参加者一人一人に霊団がついている
*40~50年前には、こうした交霊会が行われ、シルバーバーチの言葉を聞いていました。21世紀を迎えた今、当時のようなシルバーバーチの言葉を聞くような交霊会は開かれませんが、日本各地で開かれているシルバーバーチの読書会はそれ以上の内容で行われています。当時ではシルバーバーチの言葉の真意がわからなかったことも、少しずつその真意が明らかにされ、シルバーバーチの言葉を体系的に理解することもできるようになってきました。例会あげてのスピリチュアリズム普及計画が着々と進行している証です。今、この日本で真剣にシルバーバーチを学ぶ人たちの背後にはここで言う霊団がついていてくれます。そしてそうした人たちの集まる読書会には、この交霊会のような多くの高級霊が集まっているのではないでしょうか。
●真理の受け入れには時期がある
(P86後ろから4行目~P87後ろから 5行目)
- 真理はすべて素晴らしい
- 間違った知識はつまらない
- 多くの人…慣れ親しんでいるというだけで、つまらない間違った知識に固執
- 求道者の道(真理探究の道)は容易ではない
- 真理は簡単に手に入らない
- →魂に受け入れ準備が整ったときに真理のほうからやってくる
●真理普及のプロセス
(P87後ろから4行目~P89-5行目)
- 真理普及の道は試行錯誤の連続、“点滴、石をも穿つ”
- 洗脳・煽動では無理、一気に大勢を伝道するのも無理
- 真理普及の敵…利己主義・私利私欲・偏見・迷信・間違い・嫉妬・貪欲・強欲
- 地上における真理普及の道具が必要
…受容力に富む心・精神・魂の持ち主
→スピリチュアリスト - イギリスにおけるスピリチュアリズム普及100年の歩み…霊的実り
- 交霊会が堂々とできるようになった
- →世界中にシルバーバーチの霊敵教訓が広まる
- →霊的真理を高いレベルで実践できるようになる
●参加者への励まし
(P90後から4行目~P92-2行目)
- 心配は影、実在ではない。すぐになくなってしまうもの
- 霊的知識は最高の宝
…大霊の細心の心づかいと神々しい情愛をもって授けてくださった賜物 - 大霊の力がいつも私たちを鼓舞し支援してくれる
- 霊的同胞のために働く
→大霊の愛のマントに包まれている
●「生きる」意味
(P92-3行目~P93-後から2行目)
- 死んだ後もずっと生き続ける
- 死…肉体の拘束から解き放たれる
- →“生きる”生命の実感を味わう
- →“自由”を満喫
- 体に閉じ込められる意味…効果的な霊的成長のため
- さまざまな人生体験(悲しみ・辛い思い・嘆き・失望・苦しみ・痛み)…魂にとって貴重
- 逆境の中で性格が鍛えられ、悲哀を通して魂が強化される
- 賢明な人…すべての体験を魂の成長にとって有益となるように受け止める→霊的視野を持つ
*死の問題は、私たち人類にとって最大の課題です。死の恐怖から逃れられずに、宗教にすがり、不老長寿・不老不死の薬を求めてきました。現代においても、身近な人の死に直面したときに、多くの人は嘆き悲しみます。しかし実は嘆く必要も悲しむ必要もないのです。死は自然法則によって通過する一過程に過ぎず、死後も私たちは「生きていく」ということを霊的真理は明らかにしてくれています。霊的真理を手にするまでは、さまざな体験をプラスにはなかなかとらえられません。しかし、そうした辛い経験が霊的覚醒のきっかけになるのもまた事実です。あらゆる経験が、私たちの霊的成長にとってプラスになるということを改めて考え直してみましょう。
●知識には責任が伴う
(P94-5行目~後から5行目)
- 霊的知識を得る…物質界での最高の光栄 → 霊的知識を人のために役立てる義務と責任が生じる
●宗教とは
(P94後から4行目~P95-3行目)
- “人のため”
- 教義・儀式・ドグマは関係ない
- 祭礼・儀式は大切ではない
- 大切なのは霊性を発揮する行為
- 宗教とは「大霊の子に奉仕することによって大霊に奉仕すること」
●物質化現象
(P95-4行目~P96後から5行目)
- 物質化現象では、霊媒・列席者・室内のあらゆるものが材料となる
- 霊は物的身体を持っていないため、周りにある物質を利用するしかない
- 物質からその成分を取りすぎるとばらばらに分解してしまう
- 色だけを抜き取ることもある
- 世の中には無用なものは何一つない
●交霊会で霊が話すことは霊にとって迷惑か
(P96後から4行目~P97後から7行目)
- シルバーバーチにとっては、交霊会で話すことは嬉しいこと
●シルバーバーチにとっては、交霊会で話すことは嬉しいこと
- 心の中に邪なものがなければ、善霊しか近づかない
●すべてを正しい視点(霊的視点)で捉える
(P98後から4行目~P99後から2行目)
- 霊界人は霊の目で動機と目的を見抜く
- 変転きわまりないうわべの現象の背後にある永遠の実在を見抜くことが大切
- 階級・肩書き・職業・肌の色に意味はない
- 真に誇れるものは霊に関わるもの
- 霊的実在を原理としたものの考え方が大事
- 地上生活は永遠の生命活動のほんのひとかけらにすぎない