学習のポイント
「シルバーバーチの霊訓」は、これまで地上に伝えられた霊界通信の中で、最も優れたものです。「シルバーバーチの霊訓」によってもたらされた霊的真理は、質・量ともに他の霊界通信を圧倒しています。私たちの読書会では、「シルバーバーチの霊訓」をただ読むだけでなく、ポイントを絞ってシルバーバーチの示してくれた霊的真理の理解を深めていきたいと思っています。私たちが日常生活の中で、特に意識し努力しなければならないことを中心に、大霊や高級霊の重い、スピリチュアリズムの大原則 などを、毎回何ヶ所か取り上げています。ここではその内容を簡単に紹介します。
2011.9.18
3章 わたしたちは決して見捨てません〈2〉 ↗
●未熟なスピリチュアリスト(牧師の妻)に対する励まし
(P72後ろから5行目~P75後ろから4行目)
- 愛する者の死に際して、毅然たる態度で耐えぬいた
…霊的知識が支えとなった - (亡くなった牧師は)死後の世界に慣れるのに時間がかかった
…キリスト教の教義が足枷となった - 死後もなお側にいて霊界から働きかけている
*シルバーバーチは、死は悲しむべきものではなく、むしろ喜びであると言っています。霊的真理を知った者であるならば、死を恐れたり悲しんだりしてはなりません。この牧師の妻は、スピリチュアリストとしてはまだ日も浅く未熟であったのでしょう。牧師の死に際して、悲しんではならない、死してなお愛の絆さえあれば永遠の別れはないと基本中の基本の真理を語っています。私たちも、身近な人の死を悲しまず、喜んであげられるように真理をしっかり自分のものにしたいものです。
●人間の死期について(P75後ろから3行目~P76後ろから3行目)
- 霊に用意が整った時に肉体から去る
- 時が熟さないうちに肉体から離される
- →霊に死後の生活への準備が整っていない
- 霊界で調整する期間が必要となる
- 時期が来ている場合は、どう介抱しても時期は延ばせない
●霊界の時間(P76後ろから2行目~P77-4行目)
- 地上人のいう“いつ”というのは霊界人には判断しにくい
- 霊界人には「こうなる」という結果のほうが先にわかってしまう
- その結果が出るのに地上の時間に換算するということができないことがある
*スピリチュアリズム普及会『スピリチュアリズムとは』スピリチュアリズムの思想[Ⅰ] 6.霊界の様子・霊界での歩み(5)霊界の時間と空間を参照 ↗
●霊的知識の普及をすることが大切(P77-7行目~P78-4行目)
- 霊的知識が救いとなる人がいる
- 人の荷を軽くする、道を教える、暗闇を明るくする
- 地上には無用の悲しみ・不幸・悲劇が多すぎる
- 霊界からの働きかけによって地上人類に進むべき道を示してやる
- 霊の力を地上へもたらすことのできる道具を通して発現
●地上天国・エデンの園は目の前にある(P78-5行目~9行目)
- 邪魔をしているのは、人間の強欲・愚かさ・利己主義・残忍性
- 理屈の上では一日のうちに実現可能→現実には問題が山
- 道を切り開き、大霊の道具として進んで志願する者が必要