学習のポイント
「シルバーバーチの霊訓」は、これまで地上に伝えられた霊界通信の中で、最も優れたものです。「シルバーバーチの霊訓」によってもたらされた霊的真理は、質・量ともに他の霊界通信を圧倒しています。私たちの読書会では、「シルバーバーチの霊訓」をただ読むだけでなく、ポイントを絞ってシルバーバーチの示してくれた霊的真理の理解を深めていきたいと思っています。私たちが日常生活の中で、特に意識し努力しなければならないことを中心に、大霊や高級霊の重い、スピリチュアリズムの大原則 などを、毎回何ヶ所か取り上げています。ここではその内容を簡単に紹介します。
2011.6.19
1章死ぬことは悲劇ではありません〈2〉↗
●霊界の審議会でのスピリチュアリズム普及計画
(P27-4行目~P29 後ろから1行目)
- 病める地上世界を破滅から救う
- 真の自我(霊的存在)を見出し、自らを救う道を教える
- ――真理と自由と素朴さと叡智の道
- 高級霊の楽観主義…大霊は絶対的存在、スピリチュアリズムの仕事が挫折することはありえない
- 大霊のつくった摂理は裏をかくことも無視することもできない
- 地上でなした仕事の成果の判定は大霊がするもの
- 高級霊が地上に戻ってくるのは、地上人への愛があるから、偉大な仕事と認識するから
●次元の低い心霊現象にしか反応しない地上人
(P30-1行目~P32後ろから1行目)
- 人間は本来霊的存在 →物的感覚に閉じ込められている
- 地上の実情…愛他主義・理想主義<利己主義・物質中心主義
- 霊的世界を知らせる方法…「死」
- インスピレーション、魂の琴線に触れさせる
- テーブル浮揚、物質化現象などの心霊現象
*ある若い新聞記者がシルバーバーチに、霊はなぜメガホンのような通信手段でしか交信できないのかとたずねたところです。霊的なものに反応しない地上人の霊性の低さに問題があるのに、その事実には気がつかずこうした質問が出たことに対して、シルバーバーチが応えています。「非難の声は私たちに向けられるべきなのでしょうか」「私たちが悪いのではありません」
高級霊は霊的な方法で霊的真理を伝えようと必死なのに、その事実すらわからず、自分たちサイドの見方しかできない地上人はなんとも情けなく、霊界の人たちに申し訳なく思います。しかし、こうした状況は当時も現在もあまり変わりありません。だからこそ霊的真理を手にした私たちは、高級霊の期待に応えるように霊的感性をもっともっと研ぎ澄ませていきたいものです。
●霊界のよき道具となる
(P33-1行目~P35 後ろから4行目)
- 貧富の差、身分の上下、地位・肩書き・階級・職業など関係なく、すべての人に「自分を人のために役立てる」チャンスは必ず訪れる
- 「自分を役立てたい」という願望で心を満たす
- →自動的に高級霊を引き寄せる
- 霊力が地上へ働きかける手段となる
- ラクな人生ではないが、魂の奥底から満足感を覚える
- 見せかけだけで何の益もないもの(霊的価値のないもの)にとらわれないようになる
- エネルギーの無駄遣い、みすみす失われるチャンスをもったいなく思うようになる
- ――効率よく最高の貢献をしたいという奉仕の精神の高まり
- 自分は今どうすべきか …
- 真理を伝える(読書会・ホームページなど)
- 休養する・運動する
- 気分転換(レクリエーション・旅行・音楽など)
- すべてがスピリチュアリズムのた
- 人類が手にした知識は大自然の法則全体のホンのひとかけら
- 知識は人間を謙虚にするもの、無知が人間を尊大にする
- 役に立つ人材とは、知識を求め新しい真理を喜んで受け入れる素直な魂の持ち主
*霊的真理を手にした私たちがスピリチュアリズムを普及するためにできることは何か。真理普及を願うならば、「霊界の良き道具になる」ことが一番効率のいい働き方です。私たちがどれだけ自分なりに伝道しても、所詮は「一人力」です。しかし、霊界の道具として使ってもらおうと決意し、霊界の導きに全幅の信頼を置いて歩むなら、「百人力、千人力」にもなるのです。私たちの「人のために役に立ちたい」という純粋な思いを霊界の人たちは決して見逃しません。人のために自分を役立てたいという思いは数多くの霊界人を自動的に引き寄せ、莫大な霊力が地上に注ぎ込まれる、そのパイプになることができるのです。
●高級霊の使命感
(P35-後ろから3行目~P38-6行目)
- 自分自身のことは何一つ求めない
- 霊的真理普及の道の前に立ちふさがる勢力(利己主義・無知・既得権力)を徹底的に紛糾する
- これまでの試み(キリスト教・政治家・科学者・思想家)はすべて失敗に終わった
- 霊的真理と霊的実在についての知識こそが地上世界を救う