学習のポイント
「シルバーバーチの霊訓」は、これまで地上に伝えられた霊界通信の中で、最も優れたものです。「シルバーバーチの霊訓」によってもたらされた霊的真理は、質・量ともに他の霊界通信を圧倒しています。私たちの読書会では、「シルバーバーチの霊訓」をただ読むだけでなく、ポイントを絞ってシルバーバーチの示してくれた霊的真理の理解を深めていきたいと思っています。私たちが日常生活の中で、特に意識し努力しなければならないことを中心に、大霊や高級霊の重い、スピリチュアリズムの大原則 などを、毎回何ヶ所か取り上げています。ここではその内容を簡単に紹介します。
2012.1.15
6章摂理は完全であり、自動的に作用します↗
●菜食主義の是非について…理想は菜食・大地からの産物のみに限る
- 人体の質を低下させるものは極力控える方が霊媒の進化にとって良い
- →アルコールや肉類、タバコなど
- 動物を人間の食料や衣服にするために殺すのは間違ったこと
- 未熟な世界(地上)では仕方ない
→殺し方をできるだけ苦痛を与えないように工夫する - 残酷な殺し方はよくない
*ここでは菜食主義の是非から肉食の問題へと言及しています。肉食が悪いという原因には2つあります。
①人体の質を低下させる
②動物を人間の食料のために殺すのは間違っている
ということです。私たち人間は、他の動物と違って個別の“霊”的存在です。動物は人間から愛を与えられることによって種全体が進化していきます。つまり人間は、動物の進化に対して責任があるということです。その人間が、動物を殺して食べるということは明らかに間違っています。環境的に植物が育たず、やむを得ず動物を殺して食べるしかないならともかく、自分たちの楽しみのために動物を殺して食べるのは明らかに間違っています。人間の霊性レベルが低いからやむを得ないとシルバーバーチは言いますが、飽食とエゴのために動物を犠牲にするのは、やはり大きな問題だと思います。
●催眠術について
- 催眠術者も魂の潜在力を使用している
- 物的世界で生活している間は脳の意識中枢によって程度が左右される
- (催眠術によって左右されることはない)
●知識について
- 自分のものとして取っておくためではなく、他人に分けてあげるために与えられる
- 霊的知識を分け与えれば、それだけ霊性が豊かになる
●伝統的信仰が人間の精神に及ぼす影響について
- 教義による束縛
→伝染病や不健康より厄介
=魂の病気、霊に目隠しをしてしまう
●“苦の効用”について
- これからたどり行く道に備えて、魂を鍛える役割を果たしている
- 困難・障害・不利な条件――魂の試練
●心霊治療の本質
- 治療を通じて魂を真の自我に目覚めさせる
- 病気は治るべき機が熟して治るもの
- 病気治癒の3つのパターン…
- ①自然治癒
②治療家がその人のもとを訪れる
③その人から治療家のもとへ赴く
●自由意志と霊的法則の関係
- 自由意志を行使できる範囲
…これまでに到達した進化の程度によって決まる - 過去の成長度があなたを、未来の成長を選択する階梯に位置づける(出発点が決まる)
- 未来の成長は決まっていない、どれだけ成長するかは自由意志による
- 自由意志の行使は自動的
●キリスト教の悪影響について
- “クリスチャンだから立派”ではない、“立派な人がクリスチャンだった”だけ
- 教義というものは例外なく魂にとって足枷となる
- 教義に動かされるのではない、魂がそうしてあげたいと望むから
- 宗教とは教義を超えたもの、教義は宗教ではない
●信仰について
- ただそう信じるというだけの信仰ではだめ
- 霊的事実を土台として生まれた信仰はいかなる嵐が吹いてもビクともしない
目で確かめずして信じることのできる人は幸いです。しかし、確かめた上で信じ、なおかつ、宇宙が愛と叡智の摂理によって支配されているとの認識のもとに、まだ啓示されていないものまで信じることのできる人は、その何倍も幸せです。