学習のポイント
「シルバーバーチの霊訓」は、これまで地上に伝えられた霊界通信の中で、最も優れたものです。「シルバーバーチの霊訓」によってもたらされた霊的真理は、質・量ともに他の霊界通信を圧倒しています。私たちの読書会では、「シルバーバーチの霊訓」をただ読むだけでなく、ポイントを絞ってシルバーバーチの示してくれた霊的真理の理解を深めていきたいと思っています。私たちが日常生活の中で、特に意識し努力しなければならないことを中心に、大霊や高級霊の重い、スピリチュアリズムの大原則 などを、毎回何ヶ所か取り上げています。ここではその内容を簡単に紹介します。
2012.5.20
9章霊は全生命の精髄(エッセンス)です↗
●本当の意味での洗礼
(P188-1行目~後ろから4行目)
- 霊力による洗礼→霊的に蘇る
- 霊的なものが生活の中核となる
→実在感・確信を覚える
→精神→魂(安らぎ) - →心(愛)=大霊が最高に顕現した時の状態
●大霊はすべてのものに宿っている
(P188後ろから3行目~P190後ろから6行目)
- 大霊から離れて存在できるものは何一つない
…大霊=法則(すべてのものを支配) - 地震・嵐・稲妻などの自然現象
…宇宙の一部、進化の途上にある - 大霊は摂理、摂理は完全
- 物質世界に顕現している部分は、顕現の程度においてまだ進化の余地がある
- 地球は今も進化している、すべての現象が大霊の摂理の一環として生じている
●人間の自由意志
(P190後ろから6行目~P191後ろから1行目)
- 人間の堕落・他人に害を及ぼしたりする行為
→人間自身の責任、自由意志によるもの - 霊は物質に優る、霊が王様で物質は召使い、霊がすべてを支配、霊は全生命の精髄(エッセンス)
- 人間は大霊の分霊
→自由意志をもって現在の進化の程度に応じた正しい選択
→前途に生じる困難のすべてを克服する力がある
●大自然の摂理から叡智を学ぶには
(P195後ろから1行目~P196後ろから1行目)
- 古く間違ったものは潔く捨て去る(誤った知識と信仰、理性が承服しないもの、大霊の愛と叡智とは思えないもの、精神の自然な思考を妨げるもの)
→魂が開発、霊性が進化、より高い叡智を受け入れる準備が整う - 交霊会(読書会)…魂が開発され、大霊の叡智が入手しやすい
- シルバーバーチから届けられるのは高級界の無限の叡智の一かけら、進化すればより高い知識と叡智が届けられる
●地上世界を救うには
(P197-1行目~P198-後ろから4行目)
- 地上の人間の一人ひとりが自らの努力で救う
- 摂理・霊的真理を学ばなければならない(永遠の実在である霊の存在、人間は霊的存在)
- 物的身体
…大霊が意図されたとおりに生活に必要なものを必要なときに必要なだけ手にいれて、常に健康でいる - 精神的
…あらゆる宗教的ドグマと教義による束縛からの解放、霊的価値のないものに忠誠を尽くすような愚かなことをしない、真実のものだけに精を出す、教義やドグマのことで論争・を口論しない、戦争にまで発展するような幼稚なことは止める - 大霊を共通の父とする地上の全民族の霊的同胞性
- 障害となっているのは…地上的概念、間違った知識の上に築かれた宗教、特権の独占、高慢と権力にあぐらをかくつまらぬ暴君
●交霊会の実情
(P198-後ろから1行目~P203-後ろから1行目)
- 霊界側の出席者…参加者と顔見知りだった人、交霊会を見学に来ている人、シルバーバーチの霊団がどういう具合にして地上と交信しているのか要領を勉強に来ている高級霊
- 霊界側が得られるもの…霊力をどのように活用すれば有効に人間の精神に感応できるかを学ぶことができる
- 地上人側が得られるもの…霊的摂理を理解することによって一段と霊力を受け易くなる
- 支配霊が使用できる霊力…支配霊の霊格によって扱える霊力の分量が決まる、霊力を受け活用する霊媒の能力によって地上へ注がれる分量が決まる(霊力そのものは無限に存在)
- 交霊会では、ふだん抑え込まれている力が活発に動き出す
- 心霊実験会では、出席者からもエネルギーをとることがある
*読書会では毎回確認をするのですが、「読書会は交霊会である」ということです。バーバネルが生きていて、シルバーバーチの言葉を実際に聞いていた交霊会は今では行われません。そしてシルバーバーチが別の霊媒を通して語ることはないと言っています。しかし、私たちには、そのシルバーバーチの語った多くの言葉が文字として残されています。いつでもどこでも、その気になれば真理を学ぶことができる環境が今はあるのです。
霊的真理・霊的知識というもっとも重要なものはそろっています。あとはそれを真摯に学ぶ場さえあれば、シルバーバーチ達高級霊の願う真理の普及の最前線、霊的エネルギーの流入経路が出来上がっていくのです。シルバーバーチの読書会は、そうした霊界とのパイプとなる交霊会そのものなのです。
参加者は学ぶたびに霊界を身近に感じ、自らを霊的存在として自覚し、地上人生の苦労・困難を霊的成長の糧と位置づけできるようになります。本当の意味での明るさ、霊的明るさが備わってくるのです。今はまだ読書会を開くことにためらいをもっている方も、いずれは自分自身と、さらに多くの方たちのために新たな読書会を開いていってくれることを願います。