学習のポイント
「シルバーバーチの霊訓」は、これまで地上に伝えられた霊界通信の中で、最も優れたものです。「シルバーバーチの霊訓」によってもたらされた霊的真理は、質・量ともに他の霊界通信を圧倒しています。私たちの読書会では、「シルバーバーチの霊訓」をただ読むだけでなく、ポイントを絞ってシルバーバーチの示してくれた霊的真理の理解を深めていきたいと思っています。私たちが日常生活の中で、特に意識し努力しなければならないことを中心に、大霊や高級霊の重い、スピリチュアリズムの大原則 などを、毎回何ヶ所か取り上げています。ここではその内容を簡単に紹介します。
2012.2.19
7章ああ、真白き大霊よ↗
*今回は短い章でしたが、シルバーバーチの祈りを通してスピリチュアリズムの神観を確認することができました。
●大霊とは(P155-4行目~5行目)
- 完全なる摂理の背後の無限なる知性
- 全知にして全能なる存在
- 無始無終に存在
- 全宇宙に満ち、すべてが大霊の反映
●人間のなかの神性
(P155-6行目~9行目)
- おのれを人のために役立てんと努める者
- 既得の権力、憎悪、残虐、迷信、そして無知と闘う
●死は愛するもの同士を引き裂けない
(P156後ろから4行目~P156後ろから5行目)
- 愛はすべての障害を打ち砕く
- 死とは内部の神性がより豊かに発現される世界へ赴くこと
- 死も生命の法則の一環である
- 悲しむのは間違い
- 愛する人は今もなお身近にいる
- 死は愛を滅ぼすことはできない
●過去の宗教の神観
(P158後ろから1行目~P159-3行目)
- 残忍、血に飢え、復讐をたくらみ、嫉妬ぶかい神
- 自分への忠誠を誓う者のみを愛する神
- 神罰に恐れおののいて神に近づく
●スピリチュアリズムの神観
(P159-4行目~5行目)
- 完全なる愛と叡智の権化
- 完全なる摂理の働きを通して顕現
※人類史上に現れたどの宗教も例外なく私たち人間の“救い”を説いています。しかし、宗教を通して地上人にもたらされる「神観」は、その時代、その民族、それぞれの霊性に応じたものでした。未だ霊的真理の行き渡っていない時代、霊的に未熟な時代には、神は「恐れ」の対象でした。意にそぐわないことをすれば、罰を与える恐ろしい神の姿を人々は想像していたのです。しかし、シルバーバーチなどの高級霊の霊界通信によってもたらされた霊的真理によって、本当の神の姿が明らかにされるようになってきたのです。
●摂理の中に見る神の配慮
(P159-5行目~7行目)
- 人間が摂理の中に、生命の充実感と豊かさと限りない恩寵を見出すように配慮がなされている
●シルバーバーチの望み
(P159-後ろから7行目~4行目)
- 摂理を地上へもたらす
- 摂理を手にしたことによって、(善意の)地上人がいっそうの努力と奉仕に励むようになる
- 地上世界からあらゆる不平等と不正、神の王国の地上への実現を阻むものすべてを無くすこと
●新しい世界の構築
(P160-4行目~P161-3行目)
- 万事うまく行っている
- 利己主義と物質偏重と貪欲と強欲と残酷の上に築かれた古い世界が滅亡しつつある
- スピリチュアリスト= 大いなる真理の管理人= 前哨地を守る番兵= 大霊の兵士
- 悲劇と混乱と破綻とをもたらした無知という暗黒の勢力を撃破するための仕事を支援
- 《神とは》
- 大霊としての神… 唯一の無形の存在者
- 創造主としての神… 霊界・宇宙の創造者
- 愛の神… 人間にとって霊的な親であり、愛の存在者
- 法則の神… 法則を通じて霊界・宇宙・万物を支配する存在者