学習のポイント
「シルバーバーチの霊訓」は、これまで地上に伝えられた霊界通信の中で、最も優れたものです。「シルバーバーチの霊訓」によってもたらされた霊的真理は、質・量ともに他の霊界通信を圧倒しています。私たちの読書会では、「シルバーバーチの霊訓」をただ読むだけでなく、ポイントを絞ってシルバーバーチの示してくれた霊的真理の理解を深めていきたいと思っています。私たちが日常生活の中で、特に意識し努力しなければならないことを中心に、大霊や高級霊の重い、スピリチュアリズムの大原則 などを、毎回何ヶ所か取り上げています。ここではその内容を簡単に紹介します。
2012.10.21
1章このわたしが誰であるかは、どうでもよいことです〈1〉↗
●霊界の界層について
(P23-4行目~7行目)
- 霊界は幾層にも連なる界層世界(グラデーション的変化)
- 段階的な上下の差があり、互いに融合し合っている
- 霊的成長度によって格付けされる世界
- 同じ成長レベルのものが一緒に生活している…類魂
*霊界は霊的成長度によって住む世界が違ってきます。同じ霊的成長度の人たちと霊的親和性によって引き付けられ、自然とその中に融合していきます。地上世界では味わえないような「こんなに自分に似た人たちがいるのか」という親近感が持てるというのです。そうした集まりが「類魂」です。類魂のメンバーは同じ霊的成長度ですから、本当によく似ています。そうした中では、「あなたが私、私があなた」「私が全体、全体が私」という感覚になると言います。(想像できますか?)そんな類魂から、今私たちは類魂の代表として地上に再生しています。類魂から地上に再生してくる霊は一人です。つまり私たちは自分のいた類魂の「代表」ということになります。私たちは、一人一人が類魂の代表としてこの地上生活を送っているわけです。類魂の代表として地上に再生してくるには、2つの目的があります。
1.類魂全体の成長
2.個人のカルマの解消
類魂と再生は一体不離の関係で、実にうまくできた仕組みです。私たちが知りうる内容はごくわずかですが、神様の造られた世界は本当にすごいと思わざるを得ません。
●真理の受け入れについて
(P24-9行目~P25-後ろから2行目)
- 自分の理性に照らして、納得がいけば受け入れる。理性が反発すれば拒否する
- 真理の検証
…通信の中身によって吟味
→霊的純粋性の太鼓判 - 真理とは、真実であるという事実そのものによって価値が確立される(誰が語ったかは関係ない)
*霊的真理は、時がたち多くの体験を積めば積むほど違った側面が見えてきます。霊的成長することによってさらに深い内容がわかるようになってくるのです。ですから、自分が成長すればそれまで受け入れられなかった内容も受け入れられるようになる時期がやってきます。今は納得できない真理であっても、さまざまな人生経験を積むことで、さらに深い内容の霊的真理を受け入れられるようになるのです。「そんなこと信じられない」「とても受け入れられない」と思うなら、無理に受け入れる必要はありません。時期が来れば、真理のほうからやってきます。「あなた、もう受け入れられるでしょう?」という感じです。そうした背景には、守護霊の導きがあることは言うまでもありません。
*真理は誰が語るかは関係ありません。その内容が正しいものであるかが問題です。ソクラテスが語ったから素晴らしくて、隣にいるみすぼらしいおじいさんが語ったからたいしたことないということではないのです。みすぼらしいおじいさんの口から出ても、ソクラテスの口から出ても、真理は真理。同じ輝きをもってわたしたちに伝わってくるのです。レッテルに左右されてはならないということです。
●霊界での言語とコミュニケーション
(P25後ろから1行目~P28-3行目)
- 霊界での言語…思念による言語(心と心の直接交信=テレパシー)
→言語の違いによる混乱はない、誤解はない、思っていることがそのまま伝わる - 伝えようとするもの(=思念)
…非物質的なもの
→物質的な言語ではすべて表現できない - 言語は不便な伝達手段…無理・誤解が生じる、思っていることを正しく伝えられない、限界がある
●人間は霊的存在
(P28-6行目~P28後ろから3行目)
- 人間は肉体を携えた霊(霊を携えた肉体ではない)
- 生命は本質的には非物質的なもの、人間は本来は物質ではない
●霊的成長を決定するもの
(P28後ろから2行目~P29後ろから3行目)
- それまでどう生きてきたかによって霊性(霊の質の程度・霊的成長度)が決まる
- 誰にも当てはまる摂理(因果の法則)によって決定
- 例外はなし、全ての人間を支配
- 現在のあなたはこれまでの行為・生活全体の総合結果
- 人間にとっての本当の財産とは…地上での日常生活で発揮した霊的資質
●霊界での界層の決定と他の霊との関わり
(P29後ろから2行目~P30後ろから1行目)
- 霊性にあった世界(界層)へいく
- 霊的成長度と霊的能力の同程度の人たちと交わる…類魂
- 地上の年代・年齢は関係なし、霊的成長度によって決定
- 霊的親和力の法則